Faviconのダウンロード(Ver7.40対応版)
このコマンドを実行すると、現在メール内容枠に表示しているメールについてのFavicon(ファビコン)をダウンロードし、ダウンロードに成功したら、メール内容枠のタイトルバー左端に表示します。
Favicon(ファビコン)とは、Webサイトに設置されてるアイコン画像のことで、Webブラウザでサイトを開いた時に、タブやブックマークに表示される物になります。秀丸メールでは、メールの差出人のドメインからそのドメインのWebサイトにアクセスし、そこからFaviconが取得してメール内容枠のタイトルバーに表示することが出来ます。
Faviconが表示できるのは送信者ドメイン認証に「PASS」判定されたメールに限ります。
Faviconが既に表示されているメールに対して「Faviconのダウンロード」コマンドを実行すると、とりあえず既存のFaviconを削除するかどうか問い合わせが出ます。そこで「はい」を選択した後に「ダウンロードしますか?」の問い合わせに「いいえ」を選択すれぱ、アイコンは削除されます。
BIMIについて
メールにアイコン画像を表示する物として、「BIMI」という仕組みがあります。秀丸メールでも本来はFaviconじゃなくてBIMIに対応すべき所ですが、技術的に対応が困難でした。なので代わりにこのFavicon機能を追加しています。
使い方について
Faviconは、メールの差出人の「ドメイン」、つまり「@」より後ろの部分に対してアイコン画像を取得する物で、1人1人の個人についてのアイコン画像ということでは無いです。なので個人から届くメールにFaviconダウンロードしてしまうと、同じプロバイダーの別の人からのメールにも同じアイコンが出てしまいます。なので、あくまで特定の組織から届くメールにだけFaviconダウンロードを指示するのがお勧めです。例えば楽天やアマゾン、銀行や証券会社などからのメールに対してFaviconダウンロードすると、便利だと思います。偽装メールかどうかの見分けもしやすくなります。
エラー時のダイアログボックスについて
Faviconのダウンロードに失敗したり、ダウンロードをキャンセルすると、エラーのダイアログボックスが表示されます。そこの「別のサイトからダウンロード」ボタンを押してホスト名を指定することで、そこからFaviconがダウンロードできることがあります。例えばメール差出人のドメインとその組織のWebサイトのドメインが異なる場合には、手作業でWebサイトのドメインを入力すると、Faviconが取得できます。
例えば具体的な例だとクレジットカードなどの事業をさてる「オリックス」さんからのメールは「@XXXXX.orix.jp」になってるようですが、実際のWebサイトは「www.orix.co.jp」のように、「.jp」の前に「.co」が入っています。なので、ホスト名に「www.orix.co.jp」を指定しなおすことで、Faviconが取得できます。