テンプレートの文法解説(Ver7.22対応版)
 テンプレートとは、「新規メール」などでエディタを起動した時、最初に表示される内容をカスタマイズするために用意されている物です。例えば新規メール用のテンプレートに「おはようございます」と入れておけば、 新規メールを実行した時に表示されるエディタの本文部分に、最初から「おはようございます」が入った状態になります。

 テンプレート中には、通常の文字列を入れる他に、$記号を使った各種の命令を入れることができます。命令は、一般的に$の直後にカッコがあり、その中に命令の名前、さらにパラメータが必要な場合はパラメータがコンマで並んで入っています。

 例えば、パラメータが1つも無い例として、
$(QuotedRootText)
 というものがあります。パラメータが付く例としては、
$(SetHeader, "From", "abc@xyz.com")
 等の例があります。これら$マークで指定する物を、ここでは「命令」と呼んでいます。

 テンプレート中の命令の中でのパラメータ部分は、原則として文字列をダブルクォーテーションで囲んで指定する必要があります。例えば
$(SetHeader, "From", "abc@xyz.com")
 のような形になります。ただし、文字列にコンマ、空白、+記号、カッコ記号を含んでいない場合には、ダブルクォーテーションを省略できます。

 ダブルクォーテーションで囲む文字列中に、ダブルクォーテーション記号そのものを入れたい場合には、「\"」のように「\」マークと組み合わせて指定してください。「\」マークそのものを入れたい場合も、「\\」と指定してください。

 パラメータは+演算子を使って連結することができます。例えば、
$(SetHeader, From, "abc" + "xyz")
 のようにです。また、$(...)の中に$(...)を入れることもできます。例えば、
$(SetNameOnly, $(CurrentHeader,From))
 です。

 $(...)の後ろに改行を入れると、メール本文に改行として現れます。例えば$(SetHeader,...)をたくさん書きたい場合に1つ1つを改行して入れてしまうと、その改行が全部本文中に反映されます。 改行を入れたくない場合は$(SetHeader,...)$(SetHeader,...)のように連結して書くか、または改行文字の前に「$-」を入れて、例えば
$(SetHeader,"Subject","あああ")$-
$(SetHeader,"To","いいい")$-
本文・・・
 のように記述します。

 「$」そのものをメール本文に入れたい場合には、「$$」と書いてください。