全般的な設定・上級者向け・動作の記録(Ver7.33対応版)
メールサーバーとのやりとりをsmtp_pop3*.txtファイルに記録する
 メールサーバーとのメール内容やコマンドのやりとりをファイルに記録するかどうかを指定します。これをONにしていると、秀丸メールのホームディレクトリにsmtp_pop3.txtという名前のファイルが作成されます。
 送受信の処理が並行して動作した場合には、smtp_pop3.txtの他に、smtp_pop3_2.txt、smtp_pop3_3.txtなどが作成されることがあります。
 このファイルは送受信をするたびにどんどん大きくなります。適当なタイミングで、手動で削除してください。

 作成したログファイルは、メールの送受信で何らかのトラブルが起きた時に、状況を把握するために使うことができます。


振り分け結果をfilterlog.txtファイルに記録する
 振り分け時の動作をfilterlog.txtファイルに記録します。メールの振り分け動作が信用できない時に、このログを取っておくと後で解析することが出来ます。ファイルの中身は一般的な表計算ソフトで開いて見ることが出来ます。
 filterlog.txtファイルの中には、「受」や「コ」のような1文字が入ります。その意味は、
受信したメールの振り分け
送信したメールの振り分け
振り分けコマンドによる
受信時または送信時の自動振り分けによる
 のような意味になっています。
 振り分けを実行した結果、振り分け条件に何もヒットしなかった場合、「振り分け動作なし」が記録されます。何かヒットした場合は、「ヒット(数字):名前」のような感じでヒットした条件の番号(1番上からの順番)と名前が記録されます。


秀丸メールの動作をdump.txtに記録する
 これをONにすると、秀丸メールの各種動作をdump.txtに保存します。秀丸メールでバグが起きる場合には、このオプションをONにして使っていただくと作者への報告として役立ちます。

UIDL/LISTコマンドの内容
 POPサーバーとのやりとりで、UIDLコマンドの結果およびLISTコマンドの結果文字列をdump.txtに出力するかどうか指定します。これらの文字列は普段は見る必要がありません。受信すべきメールが受信されなかったり、 同じメールを何回も受信したりするようなトラブルに遭遇した場合に、この内容がトラブル解決のために役立つことがあります。


すべての送受信内容
 メールサーバーとやりとりするすべての送受信内容(メール内容も含む)をdump.txtに記録します。このオプションをONにするとdump.txtのサイズが著しく増大しますが、詳細なデバッグの時には必要なこともあります。


AppData\Roaming\Hidemaruo\HidemaruMailフォルダ配下に出力
 dump.txtの出力先は、標準だと秀丸メールのデータ用フォルダになりますが、ここのオプションをONにすると、「C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Hidemaruo\HidemaruMail」のフォルダ配下に出力されるようになります。さらには閲覧モードの場合でもログ出力されます。メールデータがネットワークドライブ上にある場合で、そのドライブへのdump.txtがうまく出力されないユーザー様向けです。


記録ファイルのサイズが大きくなった時は警告メッセージを出す
 dump.txt、filterlog.txt、smtp_pop3.txt(および、smtp_pop3_2.txt等)のサイズが大きくなった時に警告メッセージを出すかどうか指定します。ここをONにしておくと、秀丸メール起動時に各種記録ファイルのサイズを確認し、 非常に大きい場合は警告メッセージを表示し、ユーザーからの指示によってdump.txtファイルを削除することが出来ます。
 ここのオプションは普通ONになってますが、OFFにすると、秀丸メールの起動がわずかだけ速くなります。
 ここのオプションがONになっていると、秀丸メール起動時に警告メッセージが出たままストップしてしまい、定期受信をする設定にしてても定期受信がなされないような気がします。ところが、実はこの警告メッセージにはタイマーがセットしてあって、 4分ほど放置すると自動的に「はい」ボタンを押した扱いになります。