全般的な設定・メール表示・詳細(表示関係)・もっと詳細(Ver7.22対応版)
「ヘッダ部分をスクロールしない」時のヘッダ割合指定
 「全般的な設定・メール表示」の「フォント等...」の中の「ヘッダ部分をスクロールしない」がONの場合、ヘッダ部分をスクロールしないようにするために、ヘッダ部分と本文部分を区切って本文部分のみをスクロールするような動作をします。
 ヘッダ部分の行数が非常に長い場合、ヘッダ部分が画面いっぱいになってしまって本文が読みづらくなることがあります。そういう時のために、ここのオプションでヘッダ部分の割合を適当に指定しておくと、仮にヘッダ部分の行数が非常に大きい場合でも、 ここで指定した割合以上にはヘッダ部分の領域を広げないように制限することが出来ます。
 初期状態では50%になっています。


ヘッダを簡略表示する時、中身の長いヘッダは折りたたむ
 簡略表示のヘッダを表示する時に、ヘッダの中身が大変長かったり、同じヘッダが複数行連なっているような時に、それを1つの行に折りたたみ表示するかどうか指定します。
 ここでの「折りたたみ」は、秀丸エディタでの折りたたみ機能を使って実現しています。
 「(Subject:ヘッダは折りたたまない)」をONにすると、Subject:ヘッダだけは例外的に折りたたまなくなります。


行数の多い引用行を折りたたむ
 引用記号付きの行が何行も連続している場合に、その何行もある引用行を折りたたむ指定をします。
 例えば全文引用されて返信されるようなケースで、その全文引用された内容を折りたたんだりするのに便利です。


返信元メールの本文そのままと思わしき箇所も折りたたむ
 受信したメールを表示する時に、もしもそのメールの中に、そのメールの返信元メールの本文と思わしき内容がそのまま入っていた時に、それを折りたたんで表示するかどうか指定します。
 折りたたみが有効になるためには、返信元メールが同じフォルダにあるか、または返信元メールが「送信済み」のフォルダに存在してる必要があります。他のフォルダにある場合はうまく折りたたまれません。また、返信元メールの本文がそれなりに長くないとダメです。(最低でも5行以上程度必要です)


本体ウィンドウ上でのみ
 折りたたみを、秀丸メール本体ウィンドウ上でのみ行うか、それともエディタ・ウィンドウ上も含めて常に行うか指定します。


折りたたみ用の余白の自動表示
 自動折りたたみが発生した時に、秀丸エディタ相当ウィンドウの中での「折りたたみ用の余白」を自動表示するかどうか指定します。ここをOFFにしておくと、折りたたみが発生していても、折りたたみされてることが画面上でわかりにくくなります。その代わり、余白のスペースが節約出来ます。


秀丸エディタ風のウィンドウメニュー表示
 秀丸エディタのメニューバーにある「ウィンドウ」メニュー相当の物を秀丸メールでも表示します。


情報アイテムを開いた直後のツールバーを受信系用にする
 情報アイテムをエディタで開いた時、普通は送信系メールのツールバーが出てきます。
 ここのオプションをONにすると、情報アイテムをエディタで開いた直後は受信系メール用のツールバーが出てきて、何か編集を加えると、その瞬間から送信系メール用のツールバーに切り替わるようになります。


タイトルバーに表示する日時 = 送受信日時またはサーバー到着日時
 ここのオプションをONにすると、メール内容枠のタイトルバーおよびメールをエディタで開いた時のタイトルバーに、Date:ヘッダではなくて、メールの送受信日時か、またはサーバー到着日時を元にした日時を表示します。
 ここのオプションをONにして表示される日時が「送受信日時」になるか「サーバー到着日時」になるかは、「全般的な設定・メール一覧」の「メール一覧への表示項目、並び順」の中にある「サーバー到着日時(Received:ヘッダ)」がONかどうかで決まります。ここがONの場合はメール内容枠タイトルバーの日時表示もサーバー到着日時となり、そうでない場合は送受信日時となります。


タイトルバーにメールの発信国も表示する
 メール内容枠のタイトルバー、および、メールをエディタで開いた時のタイトルバーに、もしもそのメールが外国から発信されたメールだった時に、そのメールの発信元の国識別を表示します。例えば中国なら"CN"、アメリカなら"US"といった表記がなされるようになります。詐欺まがいのメールかどうか見分けるための判断材料になります。

 例外:発信元がGoogleまたはOutlook.com(=マイクロソフトのメールサービス)の場合は"US"とは表示されず、国内の場合と同じ扱いとなります。(Version 6.55より)

 「全般的な設定・上級者向け・デコード」の「メールの発信国をX-TuruKame-SenderCountry:ヘッダに記録する」をONにし、さらに、「全般的な設定・メール表示・ヘッダ」の所に"X-TuruKame-SenderCountry:"を追加する方法もあります。こちらに表示される情報はメールの転送経路すべての国識別を表示するので、より正確になります。(Received:ヘッダの偽装を見抜くことも出来ます)

 注意:発信元の国識別はドメインを管理している組織(apnic等)が公開している割り当て情報を元にして判断していますが、完全に正しい保証はありません。特に新しく割り当てられたIPアドレスから発信されてるようなケースでは「??」のように表示されたり、古い情報を元に表示されることがありえます。また、Received:ヘッダを偽装してるメールでは間違った表示になってしまうこともあります。その辺ご了承ください。


組織名も表示
 メールの発信元がJP/US(日本またはアメリカ合衆国)の場合に、発信元の組織名も表示します。組織名は、秀丸ネットモニターが持ってる「IPアドレス対組織名」のデータベースから表示します。なので、このオプションをONにするには、別途秀丸ネットモニターがインストールされてる必要があります。
 秀丸ネットモニターは使いたくないけどもここのオプションだけはONにしたい場合は、秀丸ネットモニターをインストールしてからそのプログラム用フォルダの中にある「NETNAME.BIN」ファイルを抽出して、それを秀丸メールのプログラム用フォルダにコピーして、その後秀丸ネットモニターをアンインストールしてください。

 発信元の組織名はwhoisサーバーからの情報を独自に編集して作成した物なので、多少不正確なことがあります。


メールアドレス上でツールチップ表示
 メール内容枠の中でのメールアドレスの上にマウスカーソルを乗せた時に、ツールチップ表示をするかどうかを指定します。
 ツールチップの中には、マウスカーソルの下にあるメールアドレスがアドレス帳に登録されていれば、その登録情報を表示します。登録されてない場合は、「登録されてない」ってことを表示しつつ、もしもそのメールアドレスが迷惑メールフィルターでの「信頼できる差出人」に登録されていれば、信頼できる差出人に登録されてることだけ表示します。
 表示されたツールチップをクリックすると、アドレス帳上での登録情報の確認、またはアドレス帳への登録ダイアログボックスを呼び出すことが出来ます。

 メールアドレス以外の所ではツールチップ表示はしませんが、「簡単ネット検索アドイン」をインストールしてる場合は、例えばURLの上にマウスカーソルを乗せたり、範囲選択してマウスカーソルを乗せたりすると、カーソル位置の単語またはホスト名をネット検索してツールチップ表示させることが出来るようになります。