全般的な設定・上級者向け・デバッグ(Ver7.33対応版)
- 前回の秀丸メールが異常終了したかどうか、毎回チェックする
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秀丸メールは起動時に、前回の秀丸メールが異常終了したかどうか毎回チェックし、もし異常終了した形跡があれば、警告メッセージを表示する作りになっています。
しかし、Windowsのシャットダウンがうまくできないマシンだと、秀丸メールが正常終了しているにもかかわらず、「前回の秀丸メールが異常終了した」の警告メッセージが出てくることがあります。そういう場合はここのオプションをOFFにしてください。
- Hangup Checkerを常駐させる
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ここのオプションをONにすると、タスクバーのトレイ部分にピストル型アイコンの「Hanagup Checker」が常駐します。
Hangup Checkerの上でマウス右ボタンメニューを押して、そこから「現在のハングアップ状況をdump.txtに出力する!」を実行すると、秀丸メールがもしもハングアップしていると、具体的にどこでハングアップしてるのかの記録をdump.txtに出力します。
または、ピストル型アイコンをダブルクリックすると、即座にdump.txtへの出力を実行します。
補足:ハングアップとは、プログラムの中で何らかの処理がずっと終わらなくなったような状態のことを言いまして、そうなると、マウスでクリックしてもキー入力してもまったく反応しなくなります。その場合、Ctrl+Alt+Deleteキーを押してタスクマネージャを呼び出し、そこから秀丸メールのプログラムを強制終了させるしか無くなります。
閲覧モードの秀丸メールでは、ここのオプションONでもHangup Checkerは常駐しません。
HTMLメールViewerが保護モードで動作している最中は、Hangup Checkerのマウス右ボタンメニューの中に「HTMLメールViewerのハングアップ状況を出力する」コマンドが出てきて、それを実行することでHTMLメールViewerのハングアップ状況が出力できます。この場合の記録は「C:\Users\{ユーザー名}\AppData\LocalLow」配下に「HTMLMailViewerDump.txt」の名前で出力されます。エクスプローラで「表示」メニュー中の「隠しファイル」のチェックマークをONにすると、このフォルダが参照できます。
- デバッグレベル
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ここは通常「0」を入れておいてください。「0」以外を入れると秀丸メールの動作が一部おかしくなるか、またはデバッグ用の記録(dump.txt)が大量に出力されます。
作者から指示があった場合に、適当な数値を入れてください。
- 保護違反が起きた時はWindowsにエラー処理させる
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秀丸メールのプロセス内で保護違反が起きた場合、通常秀丸メール自身が保護違反についての後始末処理をします。しかし、何らかの理由で後始末処理が正常に動作しない場合、ここのオプションをONにして、Windows側に後始末させると都合がいい場合があります。
作者からの指示が無い限り、普通はOFFにしておいてください。
- リンク切れ添付ファイル/HTMLメールの検索!...
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秀丸メールの添付ファイル用フォルダおよびHTMLメール用のフォルダ配下から、メールのX-Attach:およびX-Html:ヘッダから参照されてないファイルを検索します。普通、そのようなファイルは存在していても意味が無いはずなので、
もし存在していたら削除したほうがいいです。
詳しくは実際にボタンを押してみてください。
リンク切れ添付ファイル/HTMLメールの検索ダイアログボックス
- ATOKとの組み合わせでおかし現象が出る対策
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ATOK16で「辞書ファイルが設定されていません」のようなエラーが発生したり、ATOK2009でかな漢字変換がおかしくなるようなケースがあるようなので、それについてバグ調査用も含めてこのオプションがあります。上記問題が起きるユーザー様は、ここをONにしてみてください。
ここをONにすると、メールエディタ終了時にそのメールエディタ用のスレッドを終了させるようになり、さらに、複数のメールエディタ間でのかな漢字変換モードの統一化の処理も行われなくなります。
ここのオプションをONにしてもダメならば、さらに「全般的な設定・上級者向け・かな漢字変換」の所にあるオプションをすべてOFFにしてください。それで本当に、かな漢字変換関係の処理は何も実行されなくなります。それでも解決しないならもう手はありませんけど。
2012年6月25日新情報:ここのオプションをONにすると、ATOK2012と組み合わせて使った場合に逆におかしくなるとの報告があります。ATOK2012と組み合わせて使う場合や、その他特に作者から指示が無い場合はここのオプションはOFFのままで使ってください。
- パスワード入力ウィンドウが隠れてしまう人用対策(旧名称:パスワード入力ウィンドウが隠れてしまった場合は他のウィンドウを無理矢理最小化させてしまう)
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秀丸メールを起動する時のパスワード入力ウィンドウが何らかの理由で表に出てこなくなってしまった場合、内部的に、無理矢理ウィンドウを表に出すような処理をしているんですが、それでも表に出ないというユーザー様がおれらます。その場合はここのオプションをONにすると、他のウィンドウを押しのけてでも出てくるはずだと思います。
- メール一覧のアイコンを化けないように描画する
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特定ユーザー様の所でメール一覧のアイコンが化けるケースがありました。ここのオプションをONにすると、メール一覧のアイコンが化けずに描画される可能性が高いです。
ここのオプションをONにすると、ImageList_DrawExを使わずにDrawIconExを使うようになります。
- 添付ファイルの保存ダイアログボックスでファイル名長さを制限する
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添付ファイルを複数選択してマウス右ボタンメニューから「添付ファイルの保存...」を実行する場合、ファイル名の合計長さが非常に長くなって、場合によっては秀丸メールが落ちてしまうことがあるらしいです。
ここのオプションをONにすると、そういうケースでファイル名を短く切ってしまうようになり、結果として秀丸メールが落ちなくなると思います。
- ハードディスクの空き容量チェックを省略する
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秀丸メールは、起動時にメールデータ用のハードディスクの空き容量をチェックして、容量が少ない場合は警告メッセージを表示します。
ここのオプションをONにすると、その空き容量チェックを省略します。
何らかの理由で容量不足のメッセージが間違って出てきてしまうような場合には、ここのオプションをONにするといいです。
- ファイルを添付ダイアログボックスで落ちてしまう対策
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ファイルを添付する用のダイアログボックスで落ちてしまうユーザー様は、ここをONにすると、落ちてしまう現象が回避出来る可能性が高いです。
- メール用ファイルの読み込みエラーを無視する
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メール一覧の作成しなおしはうまくいくにも関わらず、実際にメールを表示しようとすると、「ReadFileに失敗」のようなエラーが出てしまい、メール内容がどうしても確認出来ないことがあります。その場合は、とりあえずここのオプションをONにすれば、メール用ファイルの読み込みに失敗しつつも、読めた分だけのメール内容にエラーメッセージを付けたような形でメールを表示します。
- メール一覧をホイールスクロールした後にゴミが出る対策
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メール一覧をマウスホイールを使ってスクロールさせた後に、メール一覧枠内の上下端付近にメール一覧のゴミが表示されてしまうケースがあります。その場合はここのオプションをONにすると、とりあえずゴミが一瞬出てもすぐに消えてくれるようになります。
ここのオプションをONにするとホイールスクロールする度にメール一覧枠内全体を何度も再描画する動作になるので、マシンスペックによってはホイールスクロールが少し遅くなります。