メールのフラグについて(Ver7.30対応版)
 秀丸メールでは、メール1つ1つに各種のフラグ(0か1かの値)を持っています。そのフラグによって、アイコンの絵柄を決めたり、返信メールコマンドでの動作を決めたりします。

 メールのフラグの意味についてはここで説明するほかにも、秀丸メールが内部的に別の意味で使うこともありえます。あくまで参考程度としてお読みください。
送信メールかどうか
 受信系のメールか、送信系のメールかのフラグです。フラグがOFFになっていると受信系のメールです。


未読かどうか
 未読かどうかのフラグです。


返信済みかどうか
 受信メールの場合には、このメールについての返信メールが存在するかどうかという意味で使われ、送信メールの場合は、このメールが返信メールコマンドで作成されたメールかどうかを表します。
 このフラグがONになっていても、返信メールコマンドで作成されたメールが削除されたりしていることもありえます。
 送信系メールでは、ここのフラグがONの時に、内部的に返信元メールの識別子を保持するような作りになってまして、ユーザー様がON/OFFすることは出来ません。


転送済みかどうか
 「返信済みかどうか」の転送メール版です。返信も転送もされたメールは、両方のフラグがONになっています。


改変
 改変されたメールかどうかを表します。


新着メール
 秀丸メール起動後に受信したメールか、そうでないかを表します。このフラグは秀丸メールを起動し直すとクリアされます。


HTMLメール付き
 HTMLメール付きの受信メールかどうかを表します。このフラグは秀丸メールが自動生成する物で、ユーザー側で書き換えできません。


送信済み
 送信系のメールで、送信済みのメールかどうかを表します。送信を完了した段階でこのフラグがONになります。


マーク
 マークされたメールかどうかです。


折り返し
 「折り返して表示」がONかOFFかです。


複数宛先メール
 「To:」「Cc:」「Bcc:」ヘッダの中のメールアドレスの数が2以上、いわゆる複数宛先メールかどうかを表します。このフラグは秀丸メールが自動生成する物で、ユーザー側で書き換えできません。


添付ファイル付き
 添付ファイル付きかどうかです。ヘッダ中にX-Attach:ヘッダを含んでいるかどうかによって、秀丸メールが自動生成します。


Message-IDあり、Referencesあり
 Message-IDがあるかどうか、および、「References:」または「In-Reply-To:」ヘッダによる返信元Message-IDの指定があるかどうかを表します。


エンコード
 メール用のファイル中に、エンコードされた形で保存されているか、それとも受信解析済みの形で保存されているかを表します。
 受信ログおよび送信ログの場合は1になり、それ以外は0になります。


優先度=高
 メールの優先度が「高」になっているかどうかを表します。メールのヘッダから秀丸メールが自動生成します。


開封通知
 開封通知を要求しているかどうかを表します。


通知まだ、通知済み、通知しない、不明
 受信したメールの場合で、開封通知要求が付いている場合に、このメールについて開封通知を送ったかどうかを表します。
 「通知まだ」の場合は、このメールがまだ開封されてないことを表します。
 「通知済み」の場合は、開封して、開封通知も送信された(または「あとで送信」の状態である)ことを表します。
 「通知しない」の場合は、開封したけれども開封通知は送信しなかったことを表します。
 「不明」は、開封通知を送ったのかどうか不明である(秀丸メールとしては何もしていない)ことを表します。例えばインポートしたメールの場合にそうなります。


分割メール
 分割されて送られたメールの1部分であることを表します。V1.22までの時点では、このフラグは受信したメールについてのみ使われています。
 このフラグは秀丸メールが自動的に生成します(分割メールの結合の際の高速化のために使っています)。