復号ダイアログボックス(Ver7.33対応版)
差出人
 復号しようとしているメールの差出人(「From:」ヘッダの内容)です。一般的に、ここに指定された人の公開鍵が自分のPGPソフト側に登録されてないと復号できないようです。


パスフレーズ
 PGPで復号を実行させるために必要な「パスフレーズ」(passphrase)をここに入力してください。この入力は復号の度に毎回入力しないといけません。
 S/MIME形式の場合は、ここの入力欄はありません。


復号結果の扱い
 復号結果を一時的にエディタで表示するだけか、または現在メール用のフォルダに保存するか指定します。


復号に成功したら暗号化メールはゴミ箱に移動する
 復号に成功した後に、暗号化メールをゴミ箱に移動するかどうか指定します。復号結果の扱いが「現在フォルダに保存する」の場合で、現在のメールがゴミ箱に入ったメールでなければここのオプションが選択可能になります。

 ここのオプションをONにした場合は、復号に成功した後に、復号された後のメールを表示する手はずになってます。しかし、条件によっては他のメールを選択してしまうかもしれません。例えばメール一覧の表示範囲が「添付ファイル付き」になっていたりすると、 復号した後のメールが一覧に出てこないケースがありまして、そういう場合は近隣にある他のメールを表示してしまいます。その辺ご注意ください。


自動復号しない
 このボタンを押すと、自動復号をキャンセルすると同時に、同じメールを再度選択しても自動での復号/検証をしなくなります。ただし、秀丸メールを再起動すると、再び自動で復号/検証するようになります。


●注意
 復号結果の扱いで「一時的にエディタで表示する」とした場合、復号結果は一時的にファイルに保存され、エディタを終了するまでそのままファイルとして存在し続けます。復号結果をハードディスク上から消去させるには、 エディタを必ず正常に終了させてください。

 万が一エディタを正常終了させないままパソコンをリセットした場合や秀丸メールが異常終了した場合、もう一度同じメールを復号させてからエディタを終了させればそれで消えるはずです。

 きちんとメールが消えたかどうかは、ハードディスク上にあるアカウント毎のフォルダ配下の「_eml_temp」というフォルダがあるかどうか、あるとしたらさらにその中身が空っぽかどうかで判断できます。もしそこにファイルが残っていても、 手動では削除しないでください。手動で削除すると添付ファイルだけ残ってしまう恐れがあります。


●マクロからの結果取得
 PGPからの結果報告メッセージを後で確認したい場合は、tkinfo.dllのPgpGetInfo関数を使ってください。PGP.EXEの終了コードはPgpGetExitCode関数で得ることができるので、それも参考にしてください。


 PGP対応について
 S/MIME対応について