全般的な設定・ウイルス対策(Ver6.93対応版)
怪しい添付ファイルの自動削除・自動削除対象のファイル指定
 ウイルスと疑わしいファイルまたはその他いろいろな理由で添付ファイルを自動的に削除したい場合には、ここでそのファイル名をワイルドカードを使って指定してください。ワイルドカードはセミコロンで区切って複数指定することもできます。

 たとえば拡張子が「.exe」のファイルをすべて削除したい場合には、「*.exe」と指定します。
 HTML形式添付ファイルを削除したい場合は、「*.htm*」のように指定してください。

 「リセット」ボタンを押すと、各種のレベルに応じた設定が選べます。

 コンピュータウイルスの進入を完全に防ぎたい場合には、exeも含めてすべての実行可能プログラムを自動削除するよう指定してください。


zip形式ファイルの中も調べる
 zip形式で圧縮された添付ファイルの中のファイルについて、自動削除対象のファイルが入ってるかどうか調べます。対象のファイルが入っている場合は、zipファイルそのものを削除します。
 zipファイルの他に、rar形式ファイルと、一部の7zファイル(ファイルが1つだけ入ってる7z形式ファイルのみ)にも対応しています。(V6.75より)


多重zipファイル削除
 zip形式ファイルの中にさらにzip形式ファイルが1つだけ入ってる場合に、その添付ファイルを削除します。多重zipに圧縮して偽装するタイプのウイルスが多いので、このオプションを追加しました。(標準でONになってます)


マクロ入りと思わしきOfficeファイルを削除する
 マクロ入りと思わしきMicrosoft Word/Excel用ファイルを削除します。ファイルの拡張子が「.docm」または「.xlsm」のファイルの他、「.doc」または「.xls」の場合でも、ファイルの中身を調べてマクロが入っていると思わしき場合は削除します。
 2017年の6月頃から「.doc」または「.xls」の形式でマクロを使ったウイルス入りメールが大量発生し、しかもアンチウイルスソフトであまり駆除出来ない事態となってます。このオプションを使うと、それらウイルス入りメールが除去できます。


スクリプトまたはプログラムを含むHTML添付ファイルを削除する
 HTML形式添付ファイル中にスクリプトまたはプログラムを含む場合に、それを削除するよう指示します。ウイルス入りのhtml添付ファイルを除去したい場合に有効です。

間違って自動削除されてしまったファイルの復活方法
 自動削除の機能によって間違って削除されてしまった添付ファイルを復活したい場合には、「編集・受信解析のやり直し」を行ってください。受信解析のやり直しを実行すると、 削除対象となっている添付ファイルを本当に削除するかどうか問い合わせメッセージが出てくるので、復活させたいファイルの所で「いいえ」を押します。

 ただし、「受信解析のやり直し」で復活させるためには、アカウント毎の設定で受信ログを作成するように設定しておく必要があります。特に変更しなければ2ヶ月分の受信ログを取っておくようになっているので、2ヶ月程度までは復元できることになります。


ZoneIDを付加する方法
 添付ファイルを別のフォルダにコピーして実行しようとした場合、普通だと何も警告が出ずにそのまま実行できてしまいます。「全般的な設定・上級者向け・デコード・添付ファイル」の所にある「受信した添付ファイルにZoneIDを付加する」のオプションをONにすると、コピーした先で開いた時にも警告を表示することが出来るようになります。セキュリティを高めるためにはそちらのオプションもONにした方がいいと思います。




HTMLメールのHTML部分の除去
 コンピュータウイルスのメールの多くはHTMLメールの形になっていて、特定のメールソフトでメールをプレビューしただけで感染するような特殊な作りになっています。そういうメールの場合、添付ファイルだけでなく、HTMLメールのHTML部分自体を削除してしまうのが安全です。

 ということで、HTMLメール部分をなるべく除去するように指定すると便利です。

 「スクリプトまたはプログラムを含む場合」を指定すると、HTMLメール中にSCRIPTタグがある場合、または任意のタグ中の「src=」部分で実行可能ファイルを指定した場合に反応します。このように設定すると、動画やプラグインを含んだHTMLメールも見られなくなります。

 「スクリプトの有無に関係なく、常に」を指定すると、HTMLメールのHTML部分は無条件に除去してしまいます。

 こちらの「HTMLメールの…」オプションは、あくまでHTMLメールとして送られてくるHTMLファイルのみを対象としています。添付ファイルとして送られてくるHTMLファイルについては、「怪しい添付ファイルの自動削除」側で指定してください。 例えばHTML形式添付ファイルをすべて削除したいなら、拡張子として「htm html」の2つを指定してください。
 「HTMLメールViewerの表示対象メールは除く」をONにすると、HTMLメールViewer側でのインライン表示指定したFrom:メールアドレスのメールについてはHTML部分を除去しないようにします。

Version 6.50からの補足
Version 6.50から、HTMLメールの中のプログラムやスクリプト類(objectタグやscriptタグなど)は、すべて、無条件に除去する動作に変更しました。また、HTMLメールViewerのVersion 2.37からは、HTMLメールViewerを保護モードで動かすオプションも追加されてます。HTML部分の除去を使わなくても安全性が高くなっています。


アンチウイルス/ファイヤウォール系ソフトとの相性問題対策
並行送受信をしない
 秀丸メールでは、2つのアカウントの送受信を同時に並行して実行します。しかし、アンチウイルスソフトやパーソナルファイヤウォール系ソフトによっては、2つ並行して送受信するとうまく送受信できないケースがあります。 (具体的にはウイルスバスターの場合にダメらしいです)

 そういう場合はここのオプションをONにしてください。

 ここのオプションがONの場合、メールエディタ上で「今すぐ送信」とした時の送信が、秀丸メール本体ウィンドウ上の送受信と並行して動作する効果もあります。 (V3.20では、それはそれで個別のオプションがありましたが、V3.50からオプションが統合されました。)

注意:
 アカウント毎の設定で、「高度な設定・このアカウントには以下のダイヤルアップ接続が必ず必要」がONになっているいて、そのアカウントを含んで送受信をしようとすると、上記オプションがOFFになっていても並行動作せず、 1つのアカウントづつ送受信するようになります。


■並行処理時のログ作成について!
 「全般的な設定・上級者向け・動作の記録」の「メールサーバーとのやりとりをsmtp_pop3*.txtに記録する」がONになっている場合、並行して動作する1番目の記録は「smtp_pop3.txt」に記録され、2番目の記録は「smtp_pop3_2.txt」に記録されます。同様に、3番目、 4番目の記録が作成されることもあります。

 「全般的な設定・上級者向け・動作の記録」の「秀丸メールの動作をdump.txtに記録する」をONにしていると、並行して動作している送受信の記録が、dump.txtに混ざった形で記録され、結果として中身の解読が非常に困難になります。もしdump.txtに分かりやすい記録が必要な場合は、 上記2つのオプションをOFFにしてください。




添付ファイルのウイルスチェックについて
 秀丸メールは、受信したメールの添付ファイルを1つ1つのファイルとして保存するので、アンチウイルスソフトのリアルタイム検索が有効であれば、ウイルス入りの添付ファイルは自動的に隔離されるはずになります。(アンチウイルスソフトが正しくウイルスと判定すれば)

 ただ、実際には、アンチウイルスソフトがウイルスと判定しないファイルで、実際にはウイルス入りであるファイルも非常に増えています。特に「標的型攻撃」と呼ばれる攻撃を仕掛けられた場合、アンチウイルスソフトはほとんど無力になります。その点注意が必要です。

参照:添付ファイルアイコン上での右ボタンメニュー