全般的な設定・ウィンドウ・アイコン(Ver7.33対応版)
- フォルダ枠のアイコンサイズ/メール一覧枠のアイコンサイズ
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フォルダ枠/メール一覧枠のアイコンを少し大きくしたり小さくしたり、微妙に調節します。アイコンモジュールで指定したサイズからさらにサイズを変更することが出来ます。
- 添付ファイル枠での大きいアイコンのサイズ
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添付ファイル枠で大きいアイコンを表示している時の、そのアイコンサイズを指定します。普通は32x32ピクセルですが、最小の16x16から最大の192x192までサイズ変更出来ます。
「(自動)」を選択しておくと、画面のDPI値によって適当なサイズになります。例えば画面DPI値100%の場合は32x32、200%の場合は64x64になります。
下にある「添付ファイルアイコン上で縮小画像表示」をONにする場合は、なるべく大きめのサイズを指定するのがお勧めです。
- 添付ファイルアイコン上で縮小画像表示
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アイコンの代わりに縮小画像表示をするかどうか指定します。縮小画像は「サムネイル」とも言います。
ここのオプションをONにしても、添付ファイル・アイコンが「小さいアイコン」の設定の場合は縮小画像表示されません。
縮小画像が出せない場合はアイコンが表示されます。また、縮小画像の計算をするまでの間は一時的にアイコンが表示されます。
もしも縮小画像を表示する用のシェル拡張に脆弱性の問題があると、画像を表示した瞬間にウイルス感染したりする恐れがあります。そういう可能性はきわめて低いことだとは思いますが、念のため、心配な人はここのオプションはOFFで使ってください。または「(画像ファイル以外でも)」をOFFにして使えば安心度が高まります。
- (画像ファイル以外でも)
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「アイコン上で縮小画像表示」のオプションがONの場合に、その対象ファイルとして、画像形式ファイルのみとするか、それともすべての添付ファイルを対象とするか指定します。
オプションOFFの場合は画像形式ファイルのみとなりまONの場合はすべてのファイルが対象となります。
画像形式ファイル以外の場合に縮小画像表示されるかどうかは、それぞれのファイルタイプに対応したシェル拡張が存在するかどうかで決まります。例えばPower Point用のファイルの場合だと、Microsoft Officeをインストールすることによって、対応するシェル拡張が存在する形になって、縮小画像表示がなされるようです。
ここのオプションをONにすると、例えば何らかの脆弱性を持ったシェル拡張があった時に、それによる影響を受けやすくなります。心配な場合はOFFにした方が(画像形式ファイルのみで縮小画像表示させた方が)いいです。
- 添付ファイル/HTMLメールの安全なプレビュー
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ここのオプションをONにすると、添付ファイル・アイコンを選択した時に、もし可能なら、そのファイルの内容をメール内容枠上にプレビューします。
このプレビューは、選択したファイルの種類に対して、「プレビューハンドラー」があればそれを使い、それが無い場合は「サムネイルプロバイダー」を使い、それも無い場合は、もしもWindows Search用のテキストフィルターを使って文字列が取得可能なら、それで抽出した文字列を表示します。Windows Search用のフィルターも無い場合は、もしもそのファイルがテキスト形式ならテキストファイルとして表示します。または、ZIP形式の場合は、そのZIPファイルの中にあるファイルの一覧を表示します。
このプレビューは、Internet Explorerでの「保護モード」に相当する別プロセス上で実行されます。保護モードのプロセスはハードディスクへの書き込みアクセスが出来ないため、万が一、添付ファイルに仕組まれた不正なプログラムが実行されたとしても、そのプログラムによるハードディスクへの書き込みがブロックされ、ウイルス感染を防ぐことが出来ます。
プレビューハンドラーは、動作に制限がある場合が多々あります。例えばHTMLメールの中の画像が表示されなかったり、HTMLの中に埋め込まれているスクリプトが実行されなかったりします。また、電子メール添付ファイル(.emlファイル)のハンドラーが、メールの文字コードをうまく解釈できず、化けて表示されたりすることもあります。その辺はプレビューハンドラー次第でいろいろ制限が起こりえます。
プレビューハンドラーが存在していても、そのプレビューハンドラーで「安全なプレビュー」が実現できない制限(保護モード相当で動作しない制限)がある場合があります。その場合はプレビュー機能は働きません。例えばMicrosoft OfficeをインストールするとWord/Excel用のプレビューハンドラーもインストールされますが、それらは安全なプレビューが実現出来ない制限があり、秀丸メール上では利用できません。Office用のファイルでは、代わりにWindows Search用のフィルターを使って文字列形式でプレビューされます。
このプレビュー機能はWindows Vista以上でのみ使えます。
ここのオプションをONにする以外に、添付ファイル上のマウス右ボタンメニューから「安全なプレビュー」を実行しても、一時的にプレビューが可能です。
「HTMLメール」を含めたHTML形式ファイルのプレビューを実現するには、別途HTMLメールViewerのインストールが必要になります。(Version 6.94から)
- 添付ファイル枠でのフォントサイズ指定
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添付ファイル枠でのフォントサイズを個別に指定したい場合は、ここのオプションをONにして、フォントサイズをポイント数で指定してください。
フォントサイズは0.1ポイント単位で好きな値が指定できます。ただし、あまりにも大きな値や小さな値はカットされます。
- フォントの種類 - メール一覧枠と同じ
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ここのオプションをONにすると、添付ファイル枠中のフォントの種類をメール一覧枠で指定してるフォントと同じにします。
「添付ファイル枠でのフォントサイズ指定」がONの場合に限ってここの指定が出来ます。
- フォントの種類 - メール内容枠と同じ
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ここのオプションをONにすると、添付ファイル枠中のフォントの種類をメール内容枠用に指定してるフォントと同じにします。送信系メールと受信系メールで別々の設定にしてる場合は、受信系メール用フォントが使われます。
「添付ファイル枠でのフォントサイズ指定」がONの場合に限ってここの指定が出来ます。
- 添付ファイルアイコンのクリック方法
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「ポイントして選択し、シングルクリックで開く」にすると、添付ファイルのアイコンを一回クリックしただけで開けるようになります。
「シングルクリックで選択し、ダブルクリックで開く」だと、ダブルクリックしないと開かないです。
- 添付ファイル上のマウス右ボタンメニューをシンプルにする
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このオプションをONにすると、添付ファイル・アイコンの上でマウス右ボタンを押して出てくるメニューを簡素な物にします。OFFの場合、秀丸メールが標準で表示する「添付ファイルの保存」や「添付ファイルの名前の変更」などに加え、エクスプローラ上でのマウス右ボタンメニュー(コンテキストメニュー)のコマンドがすべて表示されます。