HTMLメールViewerの保護モードがうまく動かない場合(Ver7.22対応版)
 HTMLメールViewerを保護モードで動作させる場合、HTMLメールViewerは、ハードディスク内のファイルなどへのアクセス権限(特に書き込みアクセス権)が制限された特別なプロセスで実行されます。アクセス権限が制限されてるために、特定のユーザー様の所でうまく動かないことがあります。例えばMSI製マザーボードに付属の「Nahimic」というサウンド関係のソフトウェアがインストールされてるとうまく動かない事例があります。

 他にも特定のユーザー様の所でうまく動作しない事例の報告があります。

回避策
 Windows8.1以下の場合なら、とりあえずの回避策として保護モードをOFFにする作戦があります。
 Windows10の場合は保護モードをOFFにしても回避できない可能性が高いですが、代わりに「保護モード」はONのままで、「安全優先」をONにすることで回避できる事例があります。一度その設定で試すことをお勧めします。

 Windows10またはWindows11の場合、HTMLメールViewerの設定の「ブラウザエンジン」のページにて、ブラウザエンジンをInternet Explorerに切り替えると回避できるかもしれません。


エラーについてのログ収集のお願い
 HTMLメールViewerの中で保護違反が起きてる場合があります。保護違反が起きてるかどうかは、Windowsのイベントビューアーの「Windows ログ - Application」の中に、秀丸メール(TuruKame.exe)について「Application Error」のエラーが出てるかどうかで分かります。もしエラーが出てる場合は、その内容(障害が発生しているモジュール名や障害オフセットの値など)を作者に連絡いただくと、原因が分かる可能性があります。

 HTMLメールViewerがハングアップ、つまり、応答無しになってしまうことがあります。その場合は、「設定 - 全般的な設定...」の「上級者向け - デバッグ」ページの中にある「Hangup Checkerを常駐させる」をONにしておくと、「C:\Users\{ユーザー名}\AppData\LocalLow」のフォルダ配下に「HTMLMailViewerDump.txt」のファイル名でログが出力されます。そのログの内容を送っていただくと原因が分かる可能性があります。

 HTMLメールViewerのハングアップについてのログは、自動で出力される他に、Hangup Checkerのアイコン上でマウス右ボタンを押して、出てくるメニューの「HTMLメールViewerのハングアップ状況を出力する」コマンドを実行しても出力されます。上記コマンドはHTMLメールViewerの別プロセスが存在してると表示されます。