そのまま転送(Ver7.22対応版)
 このコマンドは、現在選択しているメールをResent-XXXX系ヘッダを使って転送します。Resent-XXXX系ヘッダを使うと、メールの「From:」や「To:」などの主要なヘッダを元のメールそのままで他の人に転送することができます。

 「そのまま転送」で作成されるメールには、普通のメールで作成される「From:」ヘッダや「To:」ヘッダの前に「Resent-」がつきます。元のメールにある「From:」ヘッダなどはそのまま残ります。

 Resent-XXXX系ヘッダとしては、具体的には以下の物があります。
Resent-From転送した人の差出人。
Resent-To
Resent-Cc
Resent-Bcc
転送先のメールアドレスの指定。
Resent-Date転送するメールでの「Date:」ヘッダに相当するもの。
Resent-Organization 
Resent-Reply-To 
Resent-Message-Id 
X-Resent-Mailer 
備考
 このコマンドは複数のメールを選択した状態でも実行できますが、その場合は「あとで送信」しか指定できません。

 1つのメールを選択した状態のときは、「今すぐ送信」と「メールエディタで開く」の指定ができます。

 「メールエディタで開く」を実行しても、「マクロ・マクロ登録・自動起動・送信用のメールエディタ起動時」に指定したマクロは自動実行されません。

 「そのまま転送」コマンドは、元のメールを完全な形で転送する訳ではありません。例えばHTMLメールのHTML部分は除去され、メールのエンコード方式も元のメールのエンコード方式に関係なく、秀丸メール側でエンコードしなおされて転送されます。

 そのまま転送ダイアログボックス