アカウントの新規作成ダイアログボックス(Ver7.33対応版)
「アカウントの新規作成」ダイアログボックスでは、いわゆる普通のメールアカウントの作成か、またはメーラーdeネットニュース用のアカウントの作成が出来ます。
- 普通のメールアカウントの作成手順
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- 作成するアカウントの種類として「メールアカウント」を選択し、「次へ」を押します。
- ご自身の名前を入力します。ここで指定した名前は、ご自身がメールを送る時の、From:ヘッダ中の名前として使われます。一般にはご自身の名前を日本語で入力すればいいですが、日本語以外でメールを送ることもあるならば、英語で、例えば「Hideo Saito」等と入力した方がいいかもしれません。
名前を省略すると、From:ヘッダにはメールアドレスだけを入れる形になります。
- ご自身の電子メールアドレスを指定します。一般に、ご自身のメールアドレスは作成するアカウント毎に決まっています。
ご自身のメールアドレスが間違っていても、メールを送信することは出来てしまうことが多いです。ただし、間違ったメールアドレスのままだと、返事が届かなくなります。
- 受信メールサーバーおよび送信メールサーバー名を入力します。一般に、これらのサーバー名は、プロバイダー会社から指示された通り入力します。
- アカウント名とパスワードを入力します。ここも一般にはプロバイダ会社側から「メールアカウント」とか「メールパスワード」みたいな感じで指示されているはずです。
- 認証方式を指定します。POP before SMTPやSMTP-AUTH(SMTP認証)など、プロバイダーが設定するように指示していたら、それらをONにしてください。
- 以上で一応完了ですが、実際にはさらに細かい設定をやらないとダメな場合もあります。その場合は、実際に作成されたメールアカウントを選択してから「設定・アカウント毎の設定...」を実行して、細かい設定をしてください。場合によっては「上級者向け設定」をONにしてから各種設定をしてください。
- メーラーdeネットニュース用アカウントの作成手順
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メーラーdeネットニュース用アカウントを作成するには、まずはメーラーdeネットニュースが普通にインストールされていて、そちら側での設定(NetNewsを購読する用の設定など)がなされている必要があります。
- 注意:
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メーラーdeネットニュース用のアカウントを作成したり秀丸メール側からメーラーdeネットニュースをコントロールさせるには、メーラーdeネットニュース自体がインストーラーを使って普通にインストールされている必要があります。
インストーラーを使わずに動作させているだけの場合は、改めてインストール作業をしてください。
- 作成するアカウントの種類として「メーラーdeネットニュースで作成した設定用のアカウント」を選択し、「次へ」を押します。もしそれが選択できない場合は、メーラーdeネットニュースをもう一度インストールしなおしてからやり直してください。
- メーラーdeネットニュース側の設定一覧が出てきます。適当に選択して「次へ」を押してください。秀丸メール側に既に登録済みである場合は、設定名の横に「(秀丸メール側に登録済み)」と表示されます。
- もし、選択した設定が投稿可能な物と思わしき場合には、投稿出来るように設定するかどうかの問い合わせが出てきます。投稿可能にする場合は、そこのチェックボックスをONにして、ご自身のお名前/メールアドレスを入力してください。
投稿すると、ここに入力した名前/メールアドレスが他人(NetNewsの参加者等)に知られてしまうので、例えば迷惑メールやウイルスが送られてくるような可能性もあります。なので、投稿する場合は、例えばメインで使っているメールアドレスとは別にフリーメール類のメールアカウントを取得して、そのメールアドレスを設定してやるのがいいかしれません。
- メーラーdeネットニュース側に設定した管理者パスワードを入力してください。
- 一応、1〜4まででアカウントが作成されますが、もしそれでうまく受信できない場合は、メーラーdeネットニュース側のヘルプを参照しながら、秀丸メール側での「アカウント毎の設定」を確認するなどしてください。
- メーラーdeネットニュースとの連携機能について
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秀丸メール側には、メーラーdeネットニュースを自動制御する機能があり、普通はONになっています。なので、メーラーdeネットニュース用のアカウントを作成して、そのアカウントでの受信動作などをすると、
メーラーdeネットニュースの起動/送受信などが自動的に実行されます。詳しくは、「全般的な設定・送受信・詳細」を参照ください。
- Microsoft Graph API用のアカウントの作成について
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サーバーの種類として「Microsoft Graph API」を選択すると、マイクロソフト社のExchagne Online(Office 365またはMicrosoft 365のメールサービス)について、POPやIMAPとは別の、マイクロソフト社の提供する「Microsoft Graph API」を経由してメールを送受信することが出来ます。この方式選択すると、Exchange Onlineのメールアカウントに対してOAuth認証(マイクロソフトの用語的には「先進認証」)にてログインし、https:のポートを経由してメールを受信したり送信したり出来ます。Exchange OnlineでPOP/IMAPおよびレガシー認証を禁止してる場合にご利用できます。
この「Microsoft Graph API」の名称は、以前の秀丸メールでは「Exchange Online先進認証」という名称でした。しかし、今現在はPOP/IMAP/SMTPでのアクセスについてもOAuth認証の方式が対応されてるために、用語を変更しています。
このMicrosoft Graph APIは、同じマイクロソフト社のメールサービスでも無料のメールサービスである「Outlook.com」へはアクセスできません。同じく「Hotmail」、「Live.com」も基本的には同じOutlook.comのサービスなので、そちらについてもGraph APIによるアクセスは出来ません。また、ユーザーさんの設置させてるExchange Server上のメールアカウントへのアクセスについてもアクセスできません。
参照:
アカウント毎設定の自動設定