メール一覧枠の使い方(Ver7.33対応版)
メール一覧枠は、他の枠と違って使い方が少し複雑なのでここで説明します。
- 「一覧」と「スレッド」のページ
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メール一覧枠には、「一覧」と「スレッド」の2つのページがあります。「一覧」は、メールの一覧を普通に一覧形式で表示します。「スレッド」は、いわゆるスレッド表示とよばれる物で、メールの関係をツリー構造で表示します。
普通は「一覧」表示を使い、メーリングリストのメールを読む時は「スレッド」表示を使うという方法が一般的です。
「一覧」と「スレッド」のページは、Ctrl+TabまたはCtrl+Shift+Tabキーで切り替えることができます。
- 範囲
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一覧に表示するメールの範囲を指定します。
「全体」とすると、現在選択しているフォルダ中のすべてのメールを表示します。
「最近の分」とすると、最近受信(または送信)したメールだけを表示します。最近の分で対象とする範囲(日数あるいは時間)は、
「全般的な設定・メール一覧・表示範囲」で指定します。(上記設定ページは、「上級者向け設定」をONにすると出てきます。)
「未読分」とすると、未読のメールのみを表示します。受信フォルダまたは受信フォルダ配下のフォルダの場合、またはアカウント直下に作成したフォルダにのみ選択できます。
「マーク」とすると、マークされたメールのみを表示します。
「優先度=高」とすると、「優先度=高」のメールのみを表示します。
「添付付き」とすると、添付ファイル付きのメールのみを表示します。
スレッド表示の場合、対象となる範囲のメールだけでなく、そのメールを含むスレッド全体が範囲内のメールとして表示されます。
範囲をキーボードで切り換えるには、Alt+Lキーを押してカーソル上下移動キーで選択し、最後にEnterキーを押してください。
- 絞り込み検索欄
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「範囲」の右隣にある「(絞り込み検索)」と表示されてる欄に何か文字列を入力してEnterキーを押すと、入力された文字列にヒットするメールのみに絞り込んで一覧表示します。
絞り込み検索欄に入力した文字列は、「簡略表示ヘッダ+メール本文」を対象に、「大文字/小文字の区別無し」にて検索されます。
絞り込み検索欄の右側にある「▼」を押すと、過去に絞り込み検索した文字列の履歴が表示されます。履歴の中でマウス右ボタンを押すとさらにメニューが表示されて、そこから「ヒストリに常駐」などの指定もできます。
絞り込み検索の履歴の一番下に、「(検索ダイアログ...)」があります。それをクリックすると、絞り込み検索の検索条件を、普通の検索ダイアログと同じ形で指定できます。
絞り込み検索については、「全般的な設定・メール一覧・表示範囲」の所にも設定があります。例えば「絞り込み検索をすべてのフォルダ共通にする」のオプションなどがあります。
- 右上の3つのボタン
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メール一覧枠の右上に3つのボタンがあります。左から、「簡単メールアドレス検索」、「このメールのスレッド」、「カレンダーで絞り込み」のボタンとなります。
「簡単メールアドレス検索」のボタンを押すと、今現在選択しているメールのメールアドレスを、現在アカウント配下のすべてのフォルダから検索し、その結果をメニュー表示します。
「このメールのスレッド」のボタンを押すと、今現在選択しているメールにスレッド的につながってるメールを現在アカウント配下から検索して、それをつなげてスレッド風にメニュー表示します。
「簡単メールアドレス検索」または「このメールのスレッド」にて表示されるメニューの中の項目をCtrlキーを押しながらクリックすると、クリックしたメールを別のエディタ・ウィンドウで開きます。
「カレンダーで絞り込み」ボタンを押すと、メール一覧の枠の中にカレンダーが表示されます。カレンダーの中をクリックすると、その日のメールのみを表示します。
参照:
簡単メールアドレス検索のメニュー表示
このメールのスレッドをメニュー表示
カレンダーで絞り込み
- 一覧のソート(並べ替え)
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「一覧」のページでのメールの並び方は、一覧の上部にある「Subject」や「From」などと書かれた項目名のボタン部分を押すことで切り替えることができます。
例えば、「Subject」部分をクリックすると、件名順でソートします。その状態でもう一度「Subject」部分をクリックすると、今度は上下逆順にソートします。
アイコンの上の何も書いてないボタンの部分をクリックすると、アイコンの種類順でソートします。
現在選択しているソート方法は、「▲」または「▼」の記号で表されています。さらに後述する「2段目のソート」には「.」(ピリオド)が付いて表示されます。
その他に、特別なソート方法が以下の4つあります。
- Subject:から[...]部分を取って並べる
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メーリングリストなどの発言を件名順に並べたい時に使います。
- Subject:から[...] Re部分を取って並べる
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メーリングリストなどの発言を、件名順で並べ替えつつも、コメント発言については一カ所にまとめて表示されるように並べ替えます。
- From/To中の@以降順に並べる
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差出人のメールアドレスを組織別に並べたい時に使います。
- 色順に並べる
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色の付いたメールがあればその色の順に並べます。
- このフォルダ上でのメール発生順
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このフォルダ上でのメールの発生した順で並べます。発生順というのは、たとえば受信したメールがこのフォルダに振り分けられたり、ほかのフォルダから移動してきたりした日時の順序ということになります。
ここのフォルダに置いてあるメールを一度他のフォルダに移動してからまた元のフォルダに戻すと、そのメールの発生順は戻した時の日時になってしまいます。
この「発生順」というのは、メール用ファイルのタイムスタンプの中の「作成日時」および、そのファイルの中でのメールの位置(ファイル先頭から何バイト目にあるかの値)を使って計算されます。なので、メール用ファイルのタイムスタンプが何らかの形で操作されていたりすると、期待した順序通りには並びません。検索結果の一覧や検索フォルダで複数フォルダのメールが一覧表示される場合も期待した順序通りになりません。
これらのソート方法を選ぶには、ソート方法のボタンの上で、マウスを右クリックし、表示されるメニューからコマンドを選択してください。
なお、スレッド表示におけるメールの並び順は、標準の設定のままではメールの送受信時刻に限定されていて、他の方法で並べ替えることはできません。
また、逆順(新しいメールを上)にすることもできません。しかし、「全般的な設定・メール一覧・スレッド表示」の「スレッド表示でもソートできるようにする」をONにすれば、スレッドの先頭のメールに限ってソート方法を指定できるようになります。
- 一覧中の項目の幅調節
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「一覧」の中の各項目の列幅は変更できます。マウスを使って境界部分をドラッグしてください。また、境界部分をダブルクリックすると、適当なサイズに自動調節してくれます。
- 一覧中の項目の幅のリセット
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メール一覧の一番上にある列名部分(カラムヘッダ)の境界をダブルクリックすると、列幅を最適なサイズに自動調整してくれます。また、メール一覧の並び順のメニューの中に「列幅のリセット」が出てくる場合は、それを選択することで列幅を共通にリセット可能です。「列幅のリセット」コマンドは、検索フォルダの場合か、またはフォルダ毎の設定で列幅をフォルダ固有にする設定の時に出てきます。
- 一覧中でのメモ内容表示
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アイコン用の列幅を広げると、メールに付けられたメモの内容を一覧上で確認できます。
- 2段階のソート
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秀丸メールのメール一覧では、常に2段階の方法でソートされています。具体的には、現在のソート方法でソートしてみてソートしきれなかった物について、
2番目のソート方法でソートされます。2番目のソート方法は、直前に選択されていたソート方法が使われます。
例えば送受信日時順にソートしてからSubject順にソートした場合、Subjectが同じメールについては送受信日時順でソートされます。
2番目のソート方法は、メール一覧の列名の所に「.」(ピリオド)が付いて表示されます。例えば1番目のソート方法が「Subject」で2番目のソート方法が「From」の場合、「Subject▼ | From.」のような表示になります。
- 番号順のソート
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秀丸メールでは、番号の部分について人間的な感覚で文字列を比較します。例えばSubject順でソートする時に、Subjectが"2"と"10"というメールがあると、秀丸メールはそれらを文字列的なソートではなく、数値を比較するような感じでソートします。
メーリングリストなどでメールに番号が振られている時に威力を発揮します。
- メールの複数選択
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メールを複数選択する方法は、一般のWindowsアプリケーションソフトでの項目の複数選択方法と基本的には同じです。以下のようなやり方があります。
- メールを1つ選択した後にShiftキーを押さえながらカーソル上下キーで移動する。(連続した選択)
- メールを1つ選択した後にCtrlキーを押さえながらカーソル上下キーで移動しつつ、選択したいメールの所でCtrl+Spaceキーを押す。(飛び飛び選択)
- Shiftキーを押さえながらメールをクリックする。(連続した選択)
- Ctrlキーを押さえながらメールをクリックする。(飛び飛び選択)
- プレビューしないメール選択
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メールをクリックすると、普通だとそのメールの内容がメール内容枠上に表示(= いわゆるプレビュー)されます。
秀丸メール独自の機能になりますが、Altキーを押さえながらメールをクリックした場合には、プレビューしません。例えば怪しいメールを削除したい時に、そのメールをプレビューすることなく削除したい場合には、Altキーを押さえながらメールをクリックして、その後Deleteキーを押すなどしてください。