全般的な設定・上級者向け・OAuth認証(Ver7.33対応版)
Gmail用OAuth認証のアプリ指定
 GmailのOAuth認証でログイン対象とするアプリは、普通はサイトー企画がGoogleに申請している「秀丸メール」というアプリに対してになります。ここのオプションをONにすれば、それとは別のアプリのID(クライアントIDおよびクライアントシークレット)を指定してログインさせることが出来ます。

 将来もしもGoogleさんが「秀丸メール」に対してのアクセスを禁止するようなことがあった場合は、ユーザーさんが独自にGoogle Cloud(グーグルクラウド)にアプリ登録して、そのアプリでログインさせてください。

 Google Cloudにアプリ登録すると、そのアプリについての「クライアントID」と「クライアントシークレット」の2つの識別用文字列が発行されます。それを秀丸メール側にセットしてください。

Google CloudにOAuth認証用アプリを登録する方法


Microsoft用OAuth認証のアプリ指定
 GoogleのOAuth認証と同様に、MicrosoftのOAuth認証も、同じくサイトー企画が申請した「秀丸メール」のアプリに対してログインする形になりますが、万が一このアプリのアクセスが禁止された場合には、ユーザーさんでMicrosoft Azure(マイクロソフトアジュール)上でアプリ登録して、それを使ってログインしてください。

 Microsoft Azureの場合は「クライアントID」のみ発行されます。「クライアントシークレット」はありません。

Microsoft AzureにOAuth認証用アプリを登録する方法


安全OfficeファイルViewerも
 ここのオプションをONにすると、「全般的な設定・ウイルス対策・詳細」の中にある「Officeファイルをサンドボックス内で開く用のOAuthログイン」にてログインする用のアプリについても、上のクライアントIDで指定したアプリを使うようにします。


オプション変更後の再認証の必要性について
 ここにあるオプション類(チェックマークのON/OFF状態、およびクライアントIDなど)を変更したら、OAuth認証を使うメールアカウントについて、もう一度「OAuthログイン」ボタンを押してログインしなおしが必要になる可能性が高いです。受信コマンドを実行してエラーになる等を確認したら、「アカウント毎の設定 - メールサーバー」の「OAuthログイン」ボタンを押してログインしなおしてください。


Gmailでの「秀丸メール」アプリ指定でのOAuth認証を禁止
 ここのオプションをONにすると、サイトー企画がGoogleさんに申請した「秀丸メール」のアプリを使ってのOAuth認証を禁止します。禁止することにより、秀丸メールがGoogleさんの要求するアプリのセキュリティ要件を満たさなくなります。具体的には8文字以下のパスワードが使えるようになります。どうしても8文字以下のパスワードを秀丸メールにセットしないといけない場合はここのオプションをONにしてください。ここのオプションをONにしつつ、さらにGmailのOAuth認証も使いたい場合は、上にある「Gmail用OAuth認証のアプリ指定」を併用するか、または8文字以下のパスワードを入力する時に限ってここのオプションをONにし、入力しおわったらOFFに戻す作戦もアリです。

参照:パスワードの文字数制限について