72桁で折り返し / 折り返して表示(Ver7.33対応版)
 「表示」メニューの中の上の方には、「72桁で折り返し」か、または「折り返して表示」かのどちらかのコマンドが表示されます。送信系のメールを選択してる場合、または送信系のメールを作成してるウィンドウ上では「72桁で折り返し」の名称のコマンドが表示され、受信系のメールを選択してる場合は「折り返して表示」コマンドが表示されます。

 両方ともメールの折り返し表示の仕方についてのコマンドですが、送信系メールと受信系メールでは意味が違ってくるので、別々に説明します。


72桁で折り返し
 このコマンドは、現在編集しているメールを72桁で折り返して表示するか、それとも折り返しなしにするかのモードを切り替えます。
 72桁で折り返すかどうかの設定はメールごとに存在していて、一度モードを切り替えるとそのメールを次回見た時にも前回の状態で表示されます。
 このコマンドは送信系のメールの場合にのみ有効です。

 「72桁で折り返し」がONのメールは、画面上で72桁で折り返して表示され、その折り返してる位置に改行コードが挿入されて送信されます。
 OFFのメールは自動での改行挿入は行われずに、そのままの状態で送られます。ただし、画面上はウィンドウ幅で折り返されて表示されます。

 以前は72桁程度で折り返して(改行して)送信するのがメールのマナーになってましたが、最近は72桁で折り返すと逆に見にくいと敬遠されるケースが多いです。なので、「72桁で折り返し」はOFFにして送信するのがお勧めです。特に相手が携帯電話やスマートフォンの場合はそうするのがいいです。

 メール全体ではなく、特定の行に限って折り返しを禁止したい場合には、メールエディタ・ウィンドウ中の「編集・現在行の自動折り返し禁止」コマンドを使ってください。 設定している桁数より長いURLをメールで送信したい場合などに、その行だけ折り返さないように設定するといいです。受け取った相手がメールに書かれたURLをそのままクリックできるようになります。

 「新規メール」などを実行した時のここの初期状態は、「全般的な設定・メール内容表示」の所で指定できます。


折り返して表示
 このコマンドは、現在表示しているメールを折り返して表示するか、それとも折り返しなしで表示するかのモードを切り替えます。受信系のメールの場合はこのコマンドが表示されます。
 「折り返して表示」の初期値は必ずONの状態になります。もしも折り返し表示したくない場合は、このコマンドを1回実行して折り返し無しに切り替えが可能です。
 「折り返して表示」のON/OFFは、メールのプロパティからも指示できます。または、振り分けアクションからも指示が可能です。

 「折り返して表示」の標準の動作は、ウィンドウ幅での折り返しになります。「全般的な設定・メール内容表示」の所で「受信系メールと送信系メールとで別々に設定する」をONして、さらに「全般的な設定・メール内容表示・送信系メール/ログ」の所で折り返し桁数を固定に指定することも可能です。