全般的な設定・メール一覧・詳細・もっと詳細1(Ver7.22対応版)
メール一覧上での日付の表示方法
 メール一覧上でのDate:ヘッダ/送受信日時等の表示スタイルを指定します。
 「昨日/今日を使う」をONにすると、今日または昨日のメールについての日付を「今日」や「昨日」のように表示します。
 「先週/今週を使う」をONにすると、今週または先週のメールについての日付を「今週(土)」のように、先週/今週プラス曜日で表示します。(ただし、幅が狭い場合は曜日が省略されて「今週」のような表記だけとなります)
 「今年は省略」をONにすると、今年のメールの場合で表示できる幅が狭い場合に、年の部分の表示を省略します。
 「表示形式個別指定」をONにして右側の欄で形式を指定すると、メール一覧の列幅に関係なく、常にこの形式で表示するようになります。表示形式の指定方法は、tkinfo.dllのCurrentDate関数と同じなので、詳しくはそちら(秀丸メール・マクロヘルプ)を参照ください。


メール一覧上で強調表示する
 メール一覧上に表示する文字列について、特定の検索文字列にヒットしたら、そのヒットした文字列を強調表示するようにします。
 強調表示の文字列は、正規表現で指定する形なり、改行で区切って複数指定することが出来ます。指定する文字列については、大文字/小文字が区別されて検索されます。
 文字列の長さは、最高で8000文字程度まで指定できます。

 強調表示の対象となった文字列は、太字で表示されます。元々の文字が太字だった場合はさらに太い文字で描画されます。

色/太字具合の指定方法:
 強調表示でヒットした文字列について色を指定したい場合には、正規表現パターンの先頭に(?#c=XXXXXX;b=XXXXXX)のような特殊な文字列を入れてください。
 c=XXXXXXの部分は、文字の色をRGBカラーの16進数で指定します。16進数にて、最初の2桁が赤の度合い、次の2桁が緑の度合い、次の2桁が青の度合いとなります。最低は00、最大はFFとなります。
 例えばc=FF0000とすると赤になります。c=FFFFFFとすると白になります。c=000000とすると黒になります。
 b=は背景色を指定します。
 c=とb=は単独でも指定できます。例えば(?#c=XXXXXX)とだけ指定すると、文字の色だけが指定した色になります。両方指定したい場合は、c=XXXXXXとb=XXXXXXの間をセミコロンで区切ってください。
 太字具合を指定するには、(?#s=b)または(?#s=n)を指定します。s=bとすると強調表示される対象文字列を太字(元々太字の場合はさらなる太字)で表示し、s=nとすると強調表示の部分についての太字具合は強調しない部分と同じになります。 普通は色指定もいっしょにするので、例えば
(?#c=FF0000;s=n)
 のように指定します。

 (?#....)の中で「nocolorifselect」の指定をすると、メールが選択されてる場合(選択の色が付いてる場合)には色は付けず、太字の処理だけ実行します。例えば
(?#c=FF0000;s=n;nocolorifselect)
(?#c=FF0000;nocolorifselect)
 のように指定します。


注意/制限事項
 色の指定や正規表現パターンを間違えてもエラーメッセージ等は出ません。
 複数の正規表現パターンを指定した場合は、上の方(最初の方)で指定された正規表現パターンから順に評価されて、ヒットした所がすべて太字描画されます。なので、結果として、下の方(後の方)で指定した正規表現パターンの方が優先順位が高くなる形となりつつ、 全体が合成された描画がなされます。あと、ヒットする部分が非常に多い場合は、適当な所でカットされてしまいます。
 文字コードが多国語混在ユニコードのメールについては、Windows95/98/Meの場合はまったく強調されません。また、WindowsNT/2000/XP以上の場合でも、描画している文字列の中に日本語として存在しない文字コードが含まれている箇所については、その文字列中に含まれる日本語/英語も含めて強調表示がなされません。
 ここで指定した強調表示の指定は、返信時の宛先確認ダイアログボックス中の宛先欄、送信時の宛先確認ダイアログボックスでの宛先欄、アドレス帳での宛先欄でも効きます。




Subjectから[...]を省略表示する時、連続した[...]をすべて省略する
 メーリングリストから配信されたメールをそのまま別のメーリングリストに投稿したりすると、Subject:ヘッダが[...][...]XXXXのような形になることがあります。ここのオプションをONにして、さらにフォルダ毎の設定で「Subject:ヘッダの[...]部分を省略表示する」をONにすると、 連続した[...]部分をすべて省略して表示するようになります。


Subjectから[...]を省略するやり方を正規表現で指定する
 フォルダ毎の設定での「Subject:ヘッダの[...]部分を省略表示する」がONの時の、[...]部分の省略関係の処理を正規表現で指定するよう指示します。ここをONにして、その下の所で正規表現パターンを指定してください。
 正規表現パターンは、改行で区切って複数指定することが出来ます。ただし、トータルの長さが500バイト程度を越えることは出来ません。

正規表現パターンの指定方法:
 正規表現パターンでは、省略したい文字列全体にうまくヒットさせるような式を指定してください。例えば"turukame:XXXXXX"のようなタイトルの先頭の"turukame:"部分を省略させたい場合は、"^turukame:"と指定してください。
 秀丸メールでは、ヒットした部分を含めてその前の部分もすべて省略します。例えば検索パターンとして"xxx"を指定すると、"aaaxxxbbb"というタイトルに対しては真ん中の"xxx"部分にヒットし、結果として省略されたタイトルは"bbb"のみになります。
 正規表現パターンで指定できるのはあくまでSubject:ヘッダの先頭部分だけです。途中の部分や末尾を省略することは出来ません。
 正規表現パターンを、改行区切りで複数指定した場合、秀丸メール側は一番最初(上)に指定された正規表現から順にマッチングさせ、マッチした時点で、それ以降の正規表現パターンを無視します。複数の正規表現パターン指定する場合は、 その順序も考えて指定してください。


(正規表現で指定した方法のみを有効とする)
 ここのチェックボックスをONにすると、Subject:から[...]部分を省略するやり方として、正規表現で指定した方法のみを有効として、秀丸メール標準の省略処理をやらないようにします。