全般的な設定・定期受信・詳細(Ver7.33対応版)
定期受信の条件
 「ダイヤルアップ/VPN接続中のみ」をONにしておくと、インターネットにダイヤルアップ接続(またはVPN接続)している最中に限って定期的に受信するようになります。

 「ネットワークが有効な時のみ」をONにしておくと、ダイヤルアップしている最中か、またはLAN経由でインターネットに接続可能な時のみ、定期的に受信するようになります。LANが有効かどうかの判定には、Internet Explorerの「システムがオンラインかどうか」を判定する関数をそのまま使っています。したがって、Internet Explorerのバージョンによっては、必ずしもLANが有効かどうかを正しく判断しないこともあります。

 「LANケーブルの抜き差しをチェック」をONにしておくと、LANケーブルがちゃんと刺さってるかどうかもチェックするようになります。ここのオプションは「ネットワークが有効な時のみ」をONにした時しかONに出来ず、しかも、 Windows2000以上でないとONにできません。さらに、ここのオプションをONにすると、一部のパソコンでたしかにLANケーブルが刺さっているにもかかわらず刺さってないと判定されるケースがあります。その辺ご注意ください。

 「DNSサーバーの有無をチェック」をONにしておくと、DNSサーバーがたしかに存在してるかどうかもチェックして、存在してない場合は定期受信しないようにします。仮想LANカードのドライバーがインストールされている環境でもたしかにLANが有効になってるかどうかチェックさせたい時に有効らしいです。

 「最小化中/常駐秀丸メールだけの時のみ」をONにしておくと、秀丸メール本体ウィンドウが最小化された状態の時、または常駐秀丸メールのみの時にだけ、定期的な受信をするようになります。

 「メール編集用のエディタが居ない時のみ」をONにしておくと、送信する用のメールを編集しているウィンドウが1つでもある時は定期受信しないようになります。例えば定期受信の後にマクロを自動起動している人で、エディタ上でもマクロ実行をするケースが多い場合はここをONにすると便利です。(マクロ実行がバッティングしようとすると、片方が待機状態になってしまってかなり不便)

 Windows Vista以上の場合で「LANケーブルの抜き差しをチェック」または「DNSサーバーの有無をチェック」がONの場合、「INetworkListManager::get_IsConnectedToInternet」のAPIを使ってオンラインかどうかの追加の確認が実行されます。その場合、InternetGetConnectedStateによる判定は省略されます。


定期受信時のエラーをバルーン表示する
 秀丸メール以外のアプリケーションソフトで何か作業している最中に、秀丸メールの定期受信でエラーが出ると、普通はエラー内容を表示するウィンドウが、作業中のウィンドウよりも手前側に出てきます。ここの「バルーン表示」のオプションをONにすると、エラーのウィンドウは出なくなり、代わりにタスクバーのトレイアイコンが出てきてそこにバルーンの形でエラーを表示します。バルーンをクリックすると、エラー内容のウィンドウが出てきます。
 「バルーンすら無し」をONにすると、タスクトレイに「×」マークのアイコンを出すだけになって、バルーンすらも出なくなります。ここのオプションをONにするとエラーが出ていても気づかなくなる可能性が高いので、注意が必要です。


サスペンドから復帰した後の定期受信の待ち時間
 パソコンをサスペンドモード(または休止モード)にしてから復帰すると、実はその瞬間が定期受信のタイミングになってしまうことが多々あります。しかし、復帰した直後はネットワークの準備が出来て無くて、定期受信が失敗してエラーになることがほとんどです。
 なので、サスペンドモードなどから復帰した後は、ここで指定された時間分だけウェイトを入れてから定期受信を開始するようにします。
 ここの時間は、たとえばWindowsXPの場合なら20秒程度以上を指定しておかないとエラーになるようです。Windows7だと10秒程度でもエラーにならず定期受信出来ることが多いと思います。
 無線LANを使ってる場合は、1分程度以上指定しておかないとエラーになることが多いと思います。


何か操作中でも強制的に定期受信を実行する(無人運転向け)
 定期受信は、例えば何かのダイアログボックスやメッセージが表示された状態の時とかメニューを選択してる最中の時、ドラッグ&ドロップ操作中の時は、実行されず、その操作が一段落した時を見計らって、少し遅延して実行されます。
 ここのオプションをONにすると、そういった操作中であっても、一定時間(10秒程度待った)後に無理矢理その操作をキャンセルさせて、定期受信を実行します。
 例えばメニューを選択する操作をしたまま放置しておいたりしても、ここのオプションがONなら無理矢理定期受信が実行されます。無人で放置してる最中でも確実に定期受信を実行したい場合はここのオプションをONにするのがお勧めです。
 ここのオプションをONにすると、何か操作してても無理矢理中断させられて定期受信が開始することがあります。前兆として「!!!もうすぐ定期受信が強制実行されます!!!」の表示が出てアイコンに「×」マークが出てくるので、それが出たら一切の操作をせずに見守るようにしてしてください。