アカウント毎の設定・メールサーバー・POP3/IMA4・IMAP4関連(Ver7.22対応版)
メールをダウンロードする対象フォルダ
 IMAP4サーバーまたはMicrosoft Graph APIのサーバーの中に存在してるフォルダの中で、秀丸メールがメールをダウンロードする対象のフォルダを指定します。
 ここで指定した対象のフォルダ中のメールは秀丸メールの設定によってはサーバー上から削除されることがあるので、その辺も注意が必要です。

IMAP4の場合:
 ここに表示されるフォルダの一覧は、初期状態では「INBOX」だけが出てきます。その状態で一度受信をさせると、受信動作によってサーバー上のフォルダ一覧が取得されて、それが一覧として表示されるようになります。なので最初一回「INBOX」だけ選択した状態で受信してからもう一度アカウント毎の設定を呼び出して設定してください。

Microsoft Graph APIの場合:
 ここに表示されるフォルダの一覧は「フォルダ一覧の取得し直し」ボタンを押すと更新されます。サーバー側のフォルダ一覧が変更された後は、もう一度ボタンを押し直さないと、一覧が更新されません。

IMAP4/Microsoft Graph APIでの「POP3風にダウンロードするだけのモード」の場合:
 「POP3風にダウンロードするだけのモード」の場合、受信したメールに「X-TuruKame-IMAP-Folder:」ヘッダがメールに埋め込まれて、そこにダウンロード元フォルダの名前がUTF-7方式でエンコードされて入ります。このヘッダを使って簡単振り分け設定を実行すると、ダウンロード元と同じ名前のフォルダを秀丸メール上に作成して振り分けることが出来ます。


対象じゃないフォルダは秀丸メール上に表示しない
 ダウンロードする対象じゃないフォルダを秀丸メールのフォルダ枠上に表示したくない場合はここのオプションをONにしてください。普通のIMAPクライアントだと同期対象外のフォルダは基本的に表示されないので、ここがONの方が自然だと思います。秀丸メールの場合は歴史的な理由で、ダウンロード対象じゃないフォルダも表示されてしまうのが基本動作になっています。

 ここのオプションは、IMAP4の「同期モード」の場合のみ指定可能です。


未読属性の付いたメールのみをダウンロードする
 ここのオプションをONにすると、いわゆる「UNSEEN」の属性の付いたメールのみをダウンロード対象とします。ここをONにすると、他のIMAP4クライアントで表示したメールが秀丸メールからはダウンロードされなくなる恐れがあります。
 ここのオプションをOFFにしておくと、すべてのメールをダウンロード対象とするため、もしもサーバー上に大量のメールがあった場合にダウンロード対象メールを調べるのに大変時間がかかる場合があります。


ダウンロードしたメールをサーバー上で未読属性のままにする
 ここのオプションをONにすると、秀丸メールがメールをダウンロードしても、そのメールは「UNSEEN」属性のままサーバー上に保持されます。
 メールサーバーによって、「UID FETCH nnn (RFC822)」のようなコマンドでメールを受信すると、そのメールのUNSEENのフラグが勝手にOFFになる場合があります。その場合にここのオプションをONにすると、勝手に既読になるのが防げます。
 オプションONにすると、「UID FETCH nnn (BODY.PEEK[])」ってコマンドでメールを受信するようになります。(nnn部分はUID文字列)