検索文字列の警告表示について(Ver7.22対応版)
 「検索して一覧作成」などの検索系ダイアログボックスで、特定条件の検索文字列を入力すると、警告が表示されます。警告の種類について説明します。
特殊な空白文字についての警告
 ユニコードの文字で、見た目は普通の空白だけども文字コードが別であったり、見た目上は幅がゼロでまったく目に見えない空白などがあります。そういう文字があると警告が表示されます。
警告を出す特殊な空白の一覧
U+00A0 NO-BREAK SPACE
U+180E MONGOLIAN VOWEL SEPARATOR
U+2000 EN QUAD
U+2001 EM QUAD
U+2002 EN SPACE
U+2003 EM SPACE
U+2004 THREE-PER-EM SPACE
U+2005 FOUR-PER-EM SPACE
U+2006 SIX-PER-EM SPACE
U+2007 FIGURE SPACE
U+2008 PUNCTUATION SPACE
U+2009 THIN SPACE
U+200A HAIR SPACE
U+200B ZERO WIDTH SPACE
U+202F NARROW NO-BREAK SPACE
U+205F MEDIUM MATHEMATICAL SPACE
U+FEFF ZERO WIDTH NO-BREAK SPACE

警告を出さない一般的な空白
U+0020 半角空白
U+3000 全角空白



制御文字についての警告
 文字コードが16進数で0x01〜0x1Fの制御文字の中で、タブ文字以外があると警告が表示されます。制御文字は、検索ダイアログボックス上では「・」のような文字か、または普通の空白のように表示されることが多いです。(フォントによって表示のされ方が変わります)


機種依存文字についての警告
 機種依存文字があると、見た目上の文字が同じでも文字コードが別であることがありえます。そのような文字を含む場合に警告を表示します。


検索文字列末尾の[^...]についての警告
 正規表現で検索する時に、検索文字列の最後が[^a-z]のような指定をすると、その部分が改行文字にもヒットする可能性があり、期待した結果と違った物にヒットすることがあります。改行文字にヒットして欲しくない場合は[^a-z\n]のように、\nも含めて指定する必要があります。


Perlと意味の違う正規表現についての警告
 \wや\bなど、一部、HmJre.dllでの意味と一般的なPerlでの正規表現とで意味の違う物があります。それを使うと念のため警告表示が出ます。


詳しくは
 元々この警告は、秀丸エディタで表示してた物を秀丸メールでもやるようにした物になります。秀丸エディタの検索ダイアログで同じ文字列を入力すると同じ警告が出るはずなので、詳しくはそちらのヘルプの方も参照ください。