全般的な設定・基本(Ver7.22対応版)
ホームディレクトリ
 秀丸メールのデータ用ファイル(メールデータやアドレス帳、テンプレート等のファイル)を作成する場所をここで指定します。
 秀丸メールを普通にインストールした場合は、「C:\TuruKameData」になります。
 ホームディレクトリの配下には、アドレス帳用のファイル(AdrBook.txt)やテンプレート用のファイルなどが作成される他、登録されたメールアカウントと同じ名前のフォルダが作成され、そのフォルダ配下に「受信」などのフォルダが作成され、さらにその配下にメールデータ用のファイルが作成される形になります。

 ここで指定するフォルダ名には最後に必ず「\」マークが付きます。例えば「C:\TuruKameData」を指定しても、OKしてからもう一度設定を見ると、「C:\TuruKameData\」になっています。「\」を取ってOKしても、また勝手に\付きになります。そういう物ということで使ってください。


■メールデータの引っ越しについて
 例えばCドライブが満杯になってきたのでCドライブ上にあるメールデータをDドライブに引っ越しさせる場合、以下のような手順で作業するのがお勧めです。

  1. 秀丸メールを起動して、「設定・全般的な設定...」を実行し、「基本」ページの中にある「ホームディレクトリ」を確認して、エクスプローラで実際にそのフォルダがあるかどうか確認する。
  2. 常駐秀丸メールも含めて秀丸メールを完全に終了させる。(秀丸メール本体ウィンドウ、メールを表示する用のウィンドウをすべて閉じて、さらに、もしもタスクトレイに常駐させる場合はそのアイコンも終了させる)
  3. 出来たらメールデータをUSB接続の外付けハードディスクなどに、バックアップ目的でコピーしておく。
  4. 移動したい先がDドライブなら、Dドライブにメールデータをコピーする。
  5. コピーがうまくいったらCドライブに残っているメールデータ用フォルダを削除する。
  6. 秀丸メールを起動すると、
    設定で指定されたホームディレクトリ(...)への移動に失敗しました。正しく指定しなおしてください。
    のようなエラーが出て、OKすると、ホームディレクトリを入力する設定画面になるので、そこで「...」ボタンを押すなどして、新しいDドライブのメールデータ用フォルダを指定する。
注意点として、秀丸メールのメールデータをエクスプローラを使うなどして移動または削除する時には、必ずすべての秀丸メールを終了させるということになります。秀丸メールが動作したままメールデータを移動しようとすると、途中で排他制御のエラーが発生して中途半端な状態になってしまうことがあります。もしも中途半端な状態で止まってしまった場合は、その状態からとにかく先に秀丸メールを終了させて、それから移動をやり直せば大丈夫です。


■Program files配下指定について、およびアクセス権限について
 Windows Vista以上の場合、ホームディレクトリをProgram filesフォルダ配下にすると、いわゆる「VirtualStore(バーチャルストア)」の仕組みが働いて、大変面倒なことが起こります。なので、Program filesフォルダ配下にホームディレクトリを置くことは、一般的には避ける必要があります。
 詳しくは、ホームディレクトリのProgram filesフォルダ配下指定についてを参照ください。


アイコンモジュールを使ってデザインを変える
 秀丸メールのアイコンを置き換えるためのアイコンモジュールを指定します。アイコンモジュールを入れ替えると、ほとんどの場合、ツールバーもいっしょに入れ替わります。

 秀丸メールのユーザー様の作成されたアイコンモジュールが、秀まるおのホームページの「ライブラリ」の中に登録されています。アイコンやツールバーを変更したい場合には、そちらを参照ください。

 アイコンモジュールは、VisualC++等を使って開発することができます。開発キットはホームページにて公開されています。


アイコンサイズ
 ここでアイコンサイズ(倍率)を指定するか、または「自動」の指定が出来ます。「自動」を指定すると、画面のDPI値に応じて自動調節します。
 アイコンモジュールを使う設定の場合で、もしもアイコンモジュールが複数サイズのアイコンを持っている場合、ここでどのサイズのアイコンを使うかの選択と、さらにそれを150%、200%、300%、400%に拡大するかの指定ができます。アイコンモジュールが複数サイズのアイコンを持っていない場合は100%〜400%の倍率の選択のみとなります。

 ここの設定とは別に、「全般的な設定・ウィンドウ・アイコン」の所でアイコンサイズの拡大/縮小も指定できます。



タスクトレイに常駐
 タスクトレイ部分に秀丸メールを常駐させるかどうかを指定します。常駐させると、秀丸メール本体ウィンドウを終了させた状態でも定期的な受信が実行でき、常駐秀丸メールからの受信の指示や新規メール・ウィンドウの呼び出しなどができます。 さらに、秀丸メール本体ウィンドウを呼び出した時にも、一瞬で表示されます。
 常駐秀丸メールが定期的な受信で新着メールを受信した場合、常駐秀丸メールのアイコンが水色になります。

 常駐秀丸メールはタスクバーのトレイ部分にアイコンの形で存在します。

 常駐アイコンについては、「全般的な設定・上級者向け・常駐アイコン」のページでもっと詳しい設定が可能です。


呼び出しキー
 「タスクトレイに常駐」をONにした場合に、常駐秀丸メールのメニューを呼び出すキーを指定します。呼び出しキーを指定しない場合には、Backspaceキーを押して「なし」にしてください。


秀丸メールを標準のメールソフトとする(mailto:への関連づけ)
 インターネットエクスプローラ等の画面の中での「mailto:」プロトコル部分(クリック可能なメールアドレス部分)に秀丸メールを関連づけるかどうかを指定します。これをONにすると、インターネットエクスプローラ等でメールアドレス部分をクリックした時に秀丸メールのメールエディタが起動します。

 Windows上でのメールソフトについての関連づけ情報が中途半端になってる場合、ここのチェックボックスが中間的なチェック状態になることがあります。そうなっている場合は、一度ONにしてからOKすることで、秀丸メールへの関連づけが正しくなされます。例えば一度秀丸メールに関連づけしてからNetscape付属のメールソフトに関連づけするとこういう状態になるようです。他のメールソフトへ正しく関連づけしなおしたい場合は、コントロールパネルの「インターネットオプション・プログラム」の所から指定することをお勧めします。

Windows10の場合の関連づけ設定について
 Windows10の場合、mailto:への関連づけも含めて、関連づけ関係の設定をアプリケーションソフト側から変更することが出来なくなりました。関連づけを変更したい場合は、Windows10の設定(歯車アイコン)の中の「アプリ → 既定のアプリ」の所を参照ください。普通はそこにある「メール」についての既定アプリを秀丸メールにすることでmailto:への関連づけが設定されます。


標準のアカウント
 上記の「mailto:」への関連づけによって新規メール用のメールエディタを起動する時や、常駐秀丸メールからの「新規メール」コマンドで使う、標準のアカウントを指定します。


秀丸メール起動時にパスワードを要求する
 秀丸メール起動時にパスワードを要求したり、そのパスワードを使ってAESの方式でメールデータを暗号化することが出来ます。詳しくは、
全般的な設定・起動時パスワード
 を参照ください。


秀丸メール終了時にゴミ箱を空にする
 秀丸メール終了時にアカウント毎のゴミ箱を空にするかどうか指定します。これをONにした場合、秀丸メール本体ウィンドウを終了した時点でゴミ箱を空にする処理が実行されます。秀丸メール終了時にマクロを実行するように指定している場合には、 ゴミ箱を空にした後でマクロが実行されます。


履歴の消去!
 秀丸メールでは、メールを作成して保存した段階等で、そのメールの宛先や件名を履歴として保存します。履歴は、例えばメールを作成している画面上で「編集・ヘッダ部分の入力補助」のコマンドを使うなどすると出てきます。
 ここのボタンを押すと、それら秀丸メール上での各種の履歴を選択して消去します。
 そもそも履歴を作成したくない場合は、「全般的な設定・上級者向け・履歴」の所で履歴を作らないように設定してください。


スタートメニュー等への登録...
 秀丸メールをインストールすると、スタートメニューやデスクトップに秀丸メール(のショートカット)が登録されます。何らかの理由でそれらのショートカットがおかしくなった場合は、ここでショートカットの登録しなおしなどしてください。
 常駐秀丸メールを起動する用のショートカットも、ここで登録/削除できます。

注:ストアアプリ版ではこの機能は使えません。ストアアプリ版の秀丸メールは、
shell:AppsFolder\2D424152.25062170B9335_ddj57jqgf9rdg!Hidemaruo.TuruKameAppx
 のようになコマンドラインで起動が可能なので、そのコマンドラインを使ったショートカットをユーザー様で作成する必要があります。詳しくは秀丸メール(ストアアプリ版)の概要を参照ください。