Per Monitor DPI対応について(Ver6.80対応版)
 秀丸メールのVersion 6.72から、Windows10のCreators Update(2017年4月の大型アップデート)での「Per Monitor DPI」に対応しています。Per Monitor DPIというのは、パソコンに複数モニタ(ディスプレイ)を接続してる場合で、モニタ毎に画面の文字サイズを個別に指定する機能になります。

 例えばメインのディスプレイの文字サイズを100%(DPI値=96)、サブのモニタの文字サイズを200%(DPI値=192)と指定してる場合で、メインのモニタ上にある秀丸メールのウィンドウをサブのモニタに移動すると、ドット数的に4倍の大きさに自動でウィンドウサイズを拡大しつつ、アイコンや文字の見た目上のサイズは同じになる(ドット的にはより繊細になる)ようなことが実現されています。

 秀丸メールでのPer Monitor DPI対応が気に入らない場合は、秀丸エディタの動作環境で従来通りの動作を指示することも出来ます。秀丸エディタの動作環境の「環境 - 高度な環境」の中の「ウィンドウの拡大縮小(スケーリング)」の所で指示できます。詳しくはそこのヘルプページを参照ください。
Per Monitor DPI対応での制限事項
秀丸メールはPer Monitor DPIに対応していますが、以下の制限があります。
アイコンサイズ
 秀丸メールウィンドウの中のツールバーや、フォルダ枠/メール一覧枠中のアイコンサイズなどば、アイコンモジュールを使わない設定で、かつ、アイコンサイズの設定が「自動」になってる場合に限り、モニタに応じて自動でサイズが変わります。
 アイコンモジュールを指定してる場合やアイコンサイズを「自動」以外にしてる場合は、モニタに応じた拡縮はされません。

モニタ間移動出来ないダイアログボックス
 検索ダイアログボックスなど、一部のダイアログボックスについてDPI値の異なるモニタ間の移動が出来ません。移動しようとしても、無理矢理同一モニタ内に戻されます。検索して一覧作成、アカウント毎の設定、全般的な設定などがダメです。(サイズ変更可能なダイアログボックス全般)
 モニタ間移動できた場合でも、中身のレイアウトが多少崩れるケースがあるかもしれません。
 検索結果の一覧ウィンドウはモニタ間移動可能です。

メッセージボックス類
 いわゆる「メッセージボックス」の類(はい/いいえのボタンの付いた問い合わせウィンドウ類)は、サブモニタ上でフォントが荒くなったりぼやけたりした状態で出てしまいます。Windowsの方が対応してくれないと直らないと思います。(Creators Updateよりも新しいWindows10だと直ってるかもしれません)

HTMLメールViewer、HTMLメール編集アドインでの制限
 HTMLメールViewerおよびHTMLメール編集アドインの中の、Internet Explorer相当ウィンドウ部品の中のスクロールバーの太さが、サブモニタ上でおかしくなります。Internet Explorer相当のウィンドウ部品がPer Monitor DPIに対応してないための制限になります。
 HTMLメール編集アドインでの「画像の挿入...」で出てくるダイアログボックスのサイズもサブモニタ上でおかしくなります。これもウィンドウ部品側の制限のようで、秀丸メール側での回避は出来ませんでした。

添付ファイル上での「名前を付けて保存」ダイアログボックス
 添付ファイル上でのマウス右ボタンメニューから呼び出す「名前を付けて保存」のダイアログボックスが、サブモニタ上の場合に文字がぼやけたりドット荒くなったりします。秀丸エディタでの開くダイアログのタイプが「Windows Vistaタイプ」になってる場合は正常動作しますが、それ以外の場合は今のところ制限があります。

印刷
 印刷コマンドで出てくるウィンドウ(秀丸パブリッシャーを含む)は、サブモニタ上で、文字が荒くなったりぼやけたりします。他にも秀丸メールから呼び出してる外部のソフトウェア製品でPer Monitor DPI対応されてない物があると、文字が荒くなって出てきたり、ウィンドウサイズや文字サイズがメインのモニタ上でのDPI値相当で出てきてしまうケースがあると思います。

画面の文字サイズ(DPI値)変更後のログアウト(サインアウト)について
 Windows10で画面の文字サイズを変更すると、設定画面上に「一部のアプリは、サインアウトするまで、拡大縮小の設定に応答しません。」と表示れます。その状態でも秀丸メールはうまく動作するように努力はしてますが、一部おかしい所があるかもしれません。一度サインアウトしてからもう一度サインインしなおすのがお勧めです。


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