アドレス帳(Ver6.93対応版)
 このコマンドは、アドレス帳を表示します。
 アドレス帳は、メールアドレスを記録しておくための一種のデータペースです。秀丸メール本体からも、メールエディタ・ウィンドウからも呼び出すことができます。
 アドレス帳が呼び出されると、現在アドレス帳に登録されているグループの一覧とそのグループの中に登録されているメンバーの一覧が表示されます。
 アドレス帳では、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)サーバーからのメンバーの検索もサポートしています(V1.30から)。
アドレス帳の、編集モードと選択モード
 アドレス帳には「編集モード」と「選択モード」の2つのモードがあり、そのモードによって動作が違います。

 編集モードは、アドレス帳に人を追加したり削除したりするモードです。
 選択モードは、アドレス帳からメンバーやグループを選んで宛先に追加するモードです。

 秀丸メール本体や閲覧用のメールエディタから呼び出された場合は編集モードとなり、送信用のメールを作成している最中のメールエディタから呼び出された場合は選択モードとなります。 このモードはアドレス帳の「ファイル」メニューのコマンドを使って簡単に切り換えることができます。


アドレス帳のコマンド(メニュー上のコマンド)

ファイル 編集モード  編集モードに切り換えます。
選択モード  選択モードに切り換えます。
このメンバー宛メール作成  一覧の中の現在選択しているメンバー宛のメールを作成します。一覧の中で複数のメンバーを選択している場合は、選択しているメンバーすべてが宛先となります。
CSVファイルのインポート  CSV形式で保存されたメンバー一覧を秀丸メールのアドレス帳にインポートします。
CSVファイルへエクスポート  アドレス帳の内容をCSV形式でエクスポートします。
アドレス帳をテキストエディタで編集  アドレス帳用のファイル(AdrBook.txt)をテキストエディタで開いて編集します。
閉じる  アドレス帳を閉じます。アドレス帳が更新されている場合には、このコマンドを実行した段階で、更新した内容がアドレス帳ファイル(AdrBook.txt)に保存されます。
編集 XXXXのプロパティ  現在選択しているグループまたはメンバーについての情報を表示し、内容を書き換えることができます。編集モードの時はEnterキー、選択モードの時はAlt+Enterキーでこのコマンドが実行できます。
検索グループの追加  検索結果をあたかも1つのグループのように表示する用の「検索グループ」を追加します。
グループの追加  新しいグループを追加します。
外部アドレス帳の追加  秀丸メール標準のAdrBook.txtとは別のファイルをアドレス帳の一部として扱えるようにします。追加された外部アドレス帳は、アドレス帳グループの1つとして動作します。
LDAPサーバーの追加  検索のためのLDAPサーバーをアドレス帳のグループの1つのように追加します。
メンバーの追加  現在選択しているグループにメンバーを追加します。Insertキーでこのコマンドが実行できます。
XXXXの削除  現在選択しているグループまたはメンバーを削除します。Deleteキーでもこのコマンドが実行できます。複数のメンバーをまとめて選択しているときは、選択している全員を削除します。
LDAPサーバーから取得した証明書の登録  LDAPサーバーの設定で証明書を取得するように設定した場合で、そのサーバーからメンバーを検索した結果から、取得された証明書をWindowsの証明書ストアに登録します。
 詳しくは、LDAPサーバーからの証明書の取得を参照ください。
すべて選択  一覧の中のメンバーをすべて選択します。
検索 検索系コマンド  アドレス帳の中からメンバーの名前やメールアドレスを検索します。検索系コマンドの基本操作方法は秀丸エディタと同じで、正規表現なども使えます。
重複メンバーの確認  アドレス帳上で現在選択しているメンバーが重複して登録されてないか確認します。メールアドレスを1つ選択してる場合のみ使えます。重複してる場合はその状況がコマンド名の横に表示されます。
(秀丸メール本体で)メールアドレス検索  アドレス帳上で現在選択しているメールアドレスを、秀丸メール本体側の「検索・メールアドレス検索」で検索します。
設定 アドレス帳の設定  アドレス帳についての設定を行います。
本体ウィンドウといっしょに表示  ここのコマンドを実行すると、このメニューのチェックマークがON/OFFします。ここのチェックをONにすると、秀丸メールを起動した時にセットでアドレス帳のウィンドウも出てくるようになります。アドレス帳を常に表示しておきたい人はONにすると便利です。


メンバーの移動/コピー方法
 同一グループ内でのメンバーの並び順を変更するには、マウスでメンバーをドラッグ&ドロップするか、または「編集・上に移動」および「編集・下に移動」コマンドを使ってください。
 グループをまたがってメンバーを移動するには、マウスでメンバーをドラッグして移動したい先のグループにドロップしてください。
 メンバーをコピーしたい時は、Ctrlキーを押さえながらドラッグ&ドロップしてください。


選択モードの時の宛先枠など
 選択モード時に現れる宛先の枠は、選択したメンバーやグループを表示しています。取り消したい場合はその中のメンバーやグループを選択してDeleteキーを押してください。マウスドラッグで並び順を変更することも出来ます。
 選択モードの時は、メンバーやグループをダブルクリックしたり、Enterキーを押したりすることが、「宛先の追加」という意味として動作します。OKボタンを押すにはAlt+Oキーを使ってください。

 「To:」や「Cc:」等を指定して宛先に追加したい場合には、Tキー、Cキー、Bキーを押すだけでもOKです。例えば、Tキーを押すと、「To:に追加」ボタンを押す代わりになります。

 OKボタンを押すと、選択した宛先がメールエディタに反映されます。キャンセルを押すと宛先はメールエディタ側に反映されずにアドレス帳を終了します。


アドレス帳の保存場所
 アドレス帳の内容は、秀丸メール用ホームディレクトリの、AdrBook.txtというファイルに保存されています。このファイルは普通のテキストファイルの形式になっているので、秀丸エディタ等を使って編集することもできます。また、他のメールソフトからアドレス帳を移行したい場合には、他のメールソフトのアドレス帳をCSV形式で出力するなどしてから編集するといいです。
 外部アドレス帳を指定した場合には、AdrBook.txt中にはその外部アドレス帳のファイル名とタイムスタンプおよび、外部アドレス帳ファイルの内容のコピーが入ります。アドレス帳を開くタイミングでタイムスタンプがチェックされ、タイムスタンプが違っていれば最新の外部アドレス帳内容を取り込む動作がなされます。

 アドレス帳用ファイルの文字コードは、もしもアドレス帳の中にShift-JIS範囲外の文字がある場合はUTF-16形式で保存されて、Shift-JIS範囲内の文字だけの場合はShift-JIS形式で保存されます。ユーザーさんがAdrBook.txtファイルを書き換えて保存する場合、Shift-JIS形式か、またはUTF-16(BOMあり)形式で保存してください。それ以外の文字コード(UTF-8等)で保存すると、秀丸メール上で見た時に化けてしまいます。
 文字コード判定についての補足:Version 6.46β2から、もしもAdrBook.txtファイルをShift-JISとして読み込んで不正な文字があり、しかも、UTF-8として読み込んで不正な文字が無い場合、UTF-8と解釈して読み込むようにしました。


アドレス帳の自動バックアップ
 AdrBook.txtおよび外部アドレス帳に指定したファイルは、秀丸メールが書き換える度に、自動バックアップされます。バックアップファイルは、AdrBook.bk0、AdrBook.bk1…のようなファイル名になります。
 外部アドレス帳として指定されたファイルが書き換えられる時も、同じように.bk0、.bk1のようなバックアップファイルが自動生成されます。


複数宛先の登録方法
 複数の宛先をアドレス帳に登録するには、複数メンバーの入ったグループを作って、グループに一人一人追加していくのが一般的な方法です。このようにしてから、宛先としてグループに登録されている全員を指定したい場合には、 グループ自体を選択した状態で「To:に追加」とするか、またはメンバー全員を選択してから「To:に追加」としてください。

 もう1つの方法として、「メールアドレス」の欄に、複数のメールアドレスをコンマ区切りで指定するという方法もあります。例えば、
 名前(N):みんな
 メールアドレス(E):member1@abc.com, member2@abc.com
 のように登録します。ただし、メールアドレスの欄に登録できる文字列の長さは511文字程度までです。


並べ替え
 アドレス帳のメンバーは、適当に選択してAlt+上下矢印キーによって並び順を変えることが出来ます。さらには、選択してドラッグ&ドロップすることでも並べ替えできます。
 メンバー一覧の一番上の「名前」などの部分をクリックすると、それ順でソートすることも出来ます。
 グループについてはABC順で並べ替えることは出来ませんが、マウスのドラッグ&ドロップ総で並び順を入れ替えることが出来ます。


LDAPサーバーからの検索機能について
 秀丸メールのアドレス帳は、LDAPサーバーからの検索機能(LDAPクライアント機能)もサポートしています。この機能を利用するには、あらかじめ、「編集・LDAPサーバーの追加」でLDAPサーバーについての情報を登録しておいてください。
 登録されたLDAPサーバーは、アドレス帳のグループ枠の最後に追加されます。これを選択すると、メンバー一覧の枠の中には「(検索しなおし)」という項目だけが表示されます。

 ここで、「検索しなおし」をダブルクリックすると、「LDAPサーバーからの検索」ダイアログボックスが表示され、検索を実行すると結果一覧がメンバー一覧に表示されます。
 もう一度「検索しなおし」を実行すると、元の検索結果が新しい検索結果によって上書きされます。

 検索結果はアドレス帳を終了してもそのまま保持されます。