アカウント毎の設定・上級者向け・ログ(Ver7.22対応版)
 ここでの「ログ」とは、受信したメールや送信したメールの生データ(メールサーバーとやりとりした時のエンコードされた情報)です。
 うまく受信できなかったメールや文字化けしたメールがあった場合には、ログを他のメーラーにインポートさせるなどの操作によって正しい内容に復元することもできます。そのほかにも、いろいろと便利なことがあります。
受信メールのログを作る
 受信したメールのログを作成します。秀丸メールの受信解析がうまくいかない場合も予想されるので、できるだけONにしておいてください。うまく表示できないメールがあった時に、ログが残っていれば、なんとかして元のメールを復元することができます。


送信メールのログを作る
 送信メールのログを作成します。秀丸メール側のメール送信関係の処理が疑われる場合には、このログが役に立ちます。送信に関して、トラブルは滅多に起きないはずなので、普通はOFFでも問題ありません。
 「送信済み」フォルダとは別に送信の記録を残しておきたい場合にはONにすると便利です。


古くなったログファイルは自動的に削除する
 古くなったログファイルを自動的に削除したい場合にONにします。ログファイルを取る目的がトラブル対処のためなら、ONにしておいて問題ありません。
 ログファイルを別の目的で使いたい場合(例えば他のメーラーにインポートさせて使いたい場合等)は、ここはOFFにしておきます。ログが大量に溜まった場合には、自分で削除操作してください。


ログを保持しておくおおよその期間
 古くなったログファイルを残しておく期間を指定します。ここの期間には1ヶ月分から100ヶ月分まで指定できます。
 ログが自動削除される時は、ファイル単位で(複数のメールがまとめて)削除されます。また、削除するタイミングも、例えば一ヶ月と指定されていても、ぴったり一ヶ月で削除される訳じゃなくて、かなり適当な幅があります。 そういった動作の関係で、正確な期間は予想できないことをあらかじめご了承ください。「おおよそ××ヶ月程度で無くなる」という程度に考えてください。
補足:ログファイルの参照方法
 特定のメールのログを参照したい場合には、「検索・関連するメール・このメールのログ」を実行してください。

 ログファイル中のメールの一覧を表示させるには、「設定・全般的な設定」の「フォルダ」ページの「表示するフォルダ」で、「受信ログ」および「送信ログ」をONにしてください。

 ログファイルは、普通、アカウント毎のフォルダの配下の「受信ログ」および「送信ログ」というフォルダに作成されます。エクスプローラを使えば中身が参照できます。
 中身は普通のテキストファイルになっていて、「Ctrl-L !」が区切りの行になっています。

補足:受信ログからのメールの復元方法
 受信ログの中のメールを復元する(もう一度受信しなおすような処理をする)には、受信ログ中のメールを選択した状態で、「編集・受信解析のやり直し」を使います。

補足:受信ログを送る場合
 受信ログは、特別な文字コードになっているケースが多いので、そのままメール本文中に貼り付けても内容が変化してしまい、ログとしての意味を無くしてしまいます。
 ログを誰かに送りたい場合は、ログをメールエディタで開いてから「ファイル・名前を付けて保存」でファイルに保存し、そのファイルを添付ファイルとして送ってください。



送受信エラーの記録ファイルを開く
 秀丸メールのVersion 7.10から、送受信関係でエラーが出ると、そのエラーが30日間に限って記録ファイルに保存されます。ここのボタンを押すと、そのファイルを開きます。
 記録ファイルは、アカウント用のフォルダ配下の「TransErrorLog.txt」という名前のファイルになります。
 記録ファイルは直近30日分のエラーの記録を保持するのが基本となりますが、ファイルサイズが大きくなりすぎた場合はもっと短い期間でカットされることもあります。


 アカウント毎の設定コマンド