現在行の自動折り返し禁止(メールエディタ・ウィンドウ)(Ver7.30対応版)
 このコマンドは、現在編集中の行の折り返しを禁止したり、禁止された自動折り返しを元に戻したりします。

 範囲選択した状態で実行すると、選択した範囲全体について折り返し禁止のON/OFFを行います。選択した範囲内に折り返し禁止行と折り返し禁止でない行が混在していた場合は、すべての行を折り返し禁止にします。

 折り返し禁止になった行は、改行文字の記号が通常の「↓」から右下方向の矢印に変わります。秀丸メール内のメールエディタ間に限り、この改行記号をクリップボード経由で切り貼りすることも可能です。

 メール全体の自動折り返しをON/OFFしたい時は、表示メニューの「72桁で折り返し / 折り返して表示」コマンドを使ってください。

 例えばメール中に長いURLを書く場合、そのURLを自動折り返しで送信してしまうと、受信した側でURLが複数行に分割されてしまうことがあります。そうなると、うまくリンク先を開くことができません。そういう場合にURLを含む行だけを折り返し禁止にして送信すると、 とても親切です。

 転送メールコマンドなどで転送元のメールが編集中のメールに挿入されるときは、自動的に折り返し禁止の処置がされます。

自動折り返し禁止の行を折り返して表示させる設定について
 余計な所に改行コードが入ってしまうのを防ぐ用に、この「現在行の自動折り返し禁止」を使いつつも、メールを作成する画面上では自動折り返しありで表示させたいってこともあります。そういうニーズに応えるために、「全般的な設定・メール内容表示・詳細(表示関係)」の所に「送信系メールでの自動折り返しOFF時に、表示上に限ってウィンドウ幅で折り返す」のオプションがあります。
 このオプションをONにすると、自動折り返し禁止になってるかどうか画面上で見分けが付きにくいので、その点ご注意ください。(改行マークの矢印の向きで判別出来ます。)


制限事項
 ヘッダ部分で折り返し禁止を指定すると、画面上では折り返し禁止となりますが、未送信フォルダや草稿フォルダに保存された時点で、折り返し禁止が解除されてしまいます。そもそもヘッダ部分について、折り返し禁止の指定は関係ありません。