全般的な設定・上級者向け・送信時のエンコード・特殊(Ver7.33対応版)
- Bcc宛先に添付ファイルを送らない時、メール本文にコメント追加する
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「アカウント毎の設定・上級者向け・その他」の「Bcc:の宛先には添付ファイルを送らない」をONにしている場合、またはメールを作成するウィンドウ上での「設定・送信用の特別設定...」で「Bcc:宛先に添付ファイルを送らない指定」が何か指定されてるケースで、Bcc:宛先(または場合によってはCc:宛先)への添付ファイル送信がカットされた場合、そのメールの本文の最後に「添付ファイルがカットされてます」って意味合いのコメントを追加します。
外国語メールまたはユニコードのメールの場合は文面は英文となります。
添付ファイルがカットされる方の宛先に届くメール本文にのみコメント追加となります。
- HTMLメールをmultipart/alternativeにする
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秀丸メールからHTML形式メールを送信する時の形式(マルチパートMIMEの形式)として、Version 7.26まではmultipart/alternativeとした上でtext/htmlとtext/plainのデュアルパートの形式として送信していました。Version 7.27からは、alternativeはやめて、text/htmlの単独の形式として送信されるように仕様変更しています。
ここのオプションをONにすると、以前のバージョンのようにtext/plainとtext/htmlのmultipart/alternativeのデュアルパート式で送信されます。
今現在はhtmlメールを解釈できないメールソフトは無いと思うので、ここのオプションはOFFのままで大丈夫だと思います。もしも秀丸メールからHTMLメールを送って相手がうまく表示できないトラブルがある場合は、ここをONにしてみると解決するかもしれません。
一つの宛先毎に一つずつのTo/Ccヘッダを生成する
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ここのオプションをONにすると、To:ヘッダ中にもしも複数のメールアドレスをコンマ区切りで指定していた場合に、その1つ1つのメールアドレスを1つずつのTo:ヘッダで送信するようになります。To:ヘッダが非常に長いと落ちてしまう時にONにする、特殊な目的のオプションです。普通はOFFで使ってください。
このオプションはGmailの場合にエラーになるなど問題があるので、Version 7.16β10にて廃止しました。
- To:ヘッダ中の名前の前後の""を、可能なら除去する
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ここのオプションをONにすると、To:ヘッダ中の名前が「""」で囲まれている場合で、実は名前をあえて""で囲む必要が無いようなケースなら、""を除去します。さらに、"'abc'" のように多重クォーテーションで囲まれているようなケースでは、必要に応じてクォーテーションを最低限度にまで減らします。さらに、クォーテーション記号が''の場合には、それを""に変換します。
これも、特殊な目的のオプションなので、普通はOFFで使ってください。
- ヘッダのエンコードをbase64じゃなくてquoted-printableにする
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ここのオプションをONにすると、ヘッダの中でのエンコードをbase64じゃなくてquoted-printable形式とします。
- ヘッダ中の日本語コードをShift-JISで送る
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ここのオプションをONにすると、ヘッダの中でJIS文字コードで表現されるべき所があった時に、そこをあえてShift-JIS文字コードにして送信します。
- ヘッダ中の日本語コードをUTF-8で送る
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ここのオプションをONにすると、ヘッダの中でJIS文字コードで表現されるべき所があった時に、そこをあえてUTF-8文字コードにして送信します。
- ヘッダ中の「(...)」は「\\(...\\)」に変換する
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ここのオプションをONにすると、To:/Cc:ヘッダ中の名前の部分に括弧が含まれている場合に、その括弧の文字の直前にあえて「\」の文字を入れて送信します。
Outlook Expressではそのような処理がなされていると思うので追加したオプションです。
- To:ヘッダ中の名前を""で囲むのを極力しない
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To:ヘッダなどの中での「名前 <メールアドレス>」のような部分の名前の中に、たとえば括弧や@や<>などの文字があると、秀丸メークはその名前部分を""で囲もうとします。ここのオプションをONにすると、その""で囲む処理をなるべくしなくなります。
秀丸メールが宛先の名前を勝手に変更するのがよろしくない場合、あるいは名前変更することで何か不都合が起きる場合はONにするといいですが、そうすると逆に、""で囲まれてないがために、メールクライアントの種類によってはメールアドレスと名前がうまく認識されない可能性があります。その点ご注意ください。
ここのオプションをONにしても、名前の中にコンマやセミコロンを含むなど、""で囲まないとどうしようもないケースについては相変わらず""で囲んでしまいます。
- ヘッダのエンコード時の桁数指定(&E)
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ヘッダの中身をbase64エンコードする際の、改行で区切る桁数指定をします。指定しないでおくと68桁程度になります。ここの値は40〜240の値が指定できます。