メール内容枠の使い方(Ver7.30対応版)
メール内容枠のタイトルバー
 メール内容枠のタイトルバーは、「全般的な設定・ウィンドウ・枠のタイトルバー」の所でカスタマイズが可能で、標準では「2行分」のタイプになっています。タイトルバーが2行分あって、1行目に「発信元の国識別、差出人の名前、宛先」が表示され、2行目に件名が表示されます。右下に「日時」としてDate:ヘッダの示す日時表示されます。
 「全般的な設定・メール一覧・詳細」の「ツールチップ表示」および「(メール本文も)」の両方をONにしておくと、メール内容枠の右上に、もしも現在表示してるメールに返信メール/返信元メール類がある場合にはアイコンが表示され、そのアイコンをクリックすると返信メール/返信元メールを簡単に開くことも出来るようになります。これもお勧めです。


メール内容枠のタイトルバー発信元の表示
 メール内容枠の左端には現在選択してるメールの発信元の国識別が表示されるので、それを見て怪しいメールかどうか判断することが出来ます。例えば日本に存在してる会社からのメールのはずなのに発信元が外国だった場合には、発信元を偽装したメールである可能性が高くなります。ただし、会社の存在場所が日本でも、その会社が外国にあるメール関係のサービスを利用してる場合は、発信元はそのサービスを提供してる国になることはありえます。例えばマイクロソフトやアマゾン、Googleのメールサービスから発信されてる場合は「US アメリカ合衆国」になることが多いです。
 発信元の国識別からさらに、「全般的な設定・ウィンドウ・枠のタイトルバー」にある「発信元の組織名も表示する(JP/USの場合のみ)」をONにすると、発信元の組織名も表示されて、より高いセキュリティ意識を持つことが出来るようになります。

怪しい例(アマゾンからのメールの発信元が香港になってる詐欺メールの例)


送信者ドメイン認証の結果による色分け
 これもメール内容枠のタイトルバーが2行分タイプの場合に限りですが、メールの中に含まれる「送信者ドメイン認証」の結果によって、「差出人:」の所を色分け表示します。「FAIL」の場合(送信元が偽装されてる場合)には赤字になり、「PASS」の場合(送信元が正しい場合)は青になります。送信者ドメイン認証は受信するメールサーバーと送信側の両方が対応してないといけなくて、どちらか対応してないケースでは通常通りの色で表示されます。
 

怪しい例(アマゾンからのメールの送信者ドメイン認証がFAILになってる詐欺メールの例)


メール内容枠のタイトルバーでのマウス右ボタンメニュー
 メール内容枠のタイトルバーの上でマウス右ボタンを押すと、現在のカーソル位置に関係するメニューがいろいろ表示されます。例えば「差出人」の名前の上でマウス右ボタンを押すと、その人をアドレス帳に登録するかどうか等のメニューが表示されます。


メール内容枠のタイトルバーからのドラッグドロップ
 メール内容枠のタイトルバーの差出人や宛先の名前をマウスでドラッグドロップすると、名前+メールアドレスの文字列を入力することが出来ます。例えばメールを作成するウィンドウにドロップしたり、絞り込み検索の欄にドロップしたりすることが出来ます。
 マウスでドラッグする時に、Ctrlキーを押さえながらドラッグ開始すると、「名前+メールアドレス」じゃなくて「メールアドレスのみ」の文字列をドラッグドロップできます。


メール内容枠のヘッダの切り替え、HTMLタグの表示ON/OFF
 メール内容枠のヘッダの表示スタイルは、「表示しない」、「簡略表示」、「すべて表示」の3種類が選択できます。「表示」メニューの「メールのヘッダ」サブメニューから切り替えたり、または'H'キーを押しての切り替えが可能です。
 HTML形式メールを通常のテキスト形式に変換して表示している時には、「表示」メニューの「HTMLタグを隠す」コマンドでURLの類を省略表示することも出来ます。



メール内容枠でのHTMLメールの表示(インライン表示)
 別途、「HTMLメールViewer for 秀丸メール」をインストールすると、メール内容枠の中にHTML形式メールをHTML形式のままで表示できるようになります。HTML形式か通常のテキスト形式(プレーンテキスト形式)かの切り替えは、「表示」メニューの「HTMLメールのインライン表示/HTMLメール編集」コマンドで切り替えできます。HTMLメールViewerがインストールされてない場合、または現在選択してるメールがHTMLメールでない場合には、このコマンドは選択できません。


メール内容枠での行番号の表示など
 メール内容枠の中の表示については、「全般的な設定・メール内容表示」の「フォント等...」や「記号類の表示とカラー...」ボタンを押した先でカスタマイズが可能です。例えば行番号が邪魔な場合は「記号類の表示とカラー」の先にある「行番号」のチェックマークをOFFにすればいいです。