メール用ファイルがアンチウイルスによって隔離された時の対策(Ver7.40対応版)
Windows10/11に標準で備わっている「Windows セキュリティ」のアンチウイルス機能が、ごく希にメール本文の中にあるURLに対して反応し、メール本文を含むファイルを隔離してしまうことがあります。メール用のファイルが隔離されると、そのメールに隣接している他のメールも道連れになって隔離され、大事なメールが無くなってしまってる可能性があります。
なので、メール用ファイルが隔離された場合は、そのファイルだけ復元してください。復元しても、それはあくまでメール本文とヘッダだけのテキストデータなので、ウイルス感染することはありません。しいて、そのメールの中のURLを開くと、もしもWebブラウザに脆弱性があればウイルス感染する可能性はあります。今現在はそういうワンクリック感染するような重大な脆弱性があることはまずありえないので、そこまで心配する必要は無いです。なので「大事なメールが消えてしまった」のような事態を防ぐために、とりあえず隔離されたファイルを復元することをお勧めします。
- 1.隔離されたファイルの復元方法(Windows セキュリティ)
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Windows10/11の場合で特にセキュリティソフト(ノートンさん、ウイルスバスターさんなど)をインストールしてない場合、Windows標準の「Windows セキュリティ」がウイルスチェックをしています。隔離されたファイルはその「Windows セキュリティ」の「ウイルスと脅威の防止」の中の「保護の履歴」にて一覧表示されます。そこの一覧から隔離された日時やファイル名を確認し、秀丸メールのメール用のファイルと思わしき物を、「操作▽」をクリックして「復元」や「デバイスで許可」を選択して復元してください。
- 2.他のセキュリティソフトをお使いの場合
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ノートンさんやウイルスバスターさんなどの何か他のセキュリティソフトをインストールしてる場合、隔離されたファイルはそのセキュリティソフトの設定画面から確認します。隔離されたファイルの中から秀丸メールのメール本文用のファイルと思わしき物を探してご自身で復元してください。
やり方は、ネット検索やAIチャットを使うなどして調べてください。
- 3.メール用ファイルかどうかの見極め方
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メール用ファイルは、ファイルの拡張子が「.txt」になっています。ファイルの場所は、秀丸メールのデータ用フォルダ配下のアカウント用のフォルダ配下の、さらに「受信」か「User」などのフォルダの配下になっています。そういうファイルを復元すればいいです。「受信添付」や「受信HTML」などのフォルダ配下の物は、添付ファイルなどのファイルなので、これらは復元しなくても大丈夫です。添付ファイルがウイルスとして隔離された場合は復元しない方が安全だし、それについては秀丸メールが復元するようメッセージ表示することはありません。
- 4.復元した後の操作
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Windowsセキュリティなどからファイルを復元した後は、秀丸メールを再起動してください。再起動すると、隔離されてたファイルにあったメールが復活して出てきます。怪しいメール(怪しいURLの入ったメール)があれば、Shift+Deleteキーを押して完全に削除してしまうのがお勧めです。ウイルス感染が心配な場合は、怪しいメールを完全削除した後にもう一度Windows セキュリティにてクイックスキャンするのがお勧めです。