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runex文(Ver9.35対応版)
目次− runex文
runex文は、詳細なパラメータを指定してプログラムを実行します。(V8.00以降)
runex "filename.exe"
    , 1     //sync   0:async, 1:sync
    , 0, "" //stdin  0:none, 1:auto, 2:<file, 3:(reserved),
            //       4:current content, 5:selection
    , 1, "" //stdout 0:none, 1:auto, 2:>file 3:>>file, 4:new window,
            //       5:insert, 6:replace, 7:>output pane, 8:>>output pane
    , 0, "" //stderr 0:none, 1:auto or >>stdout, 2-8:same as stdout's param
    , 0, "" //folder 0:none, 1:current, 2:specify 3:(reserved), 4:exe's
    , 1     //show   0:auto, 1:show, 2:hide, 3-13:ShellExecute()'s SW_*
    , 1     //draw   0:draw, 1:no draw when stdout redirected
    , 0     //encode 0:ansi, 2:utf-16, 6:utf-8
    , 0     //extended flags
;
パラメータ1(文字列型)
実行するファイル名を指定します。
ファイル名はrun文と同様に「%f」「%d」「%b」という文字を解釈します。
%そのものを表す場合は「%%」と記述します。
V8.73以降では拡張フラグの指定で%の解釈をしないようにできます。

パラメータ2(数値型、省略可能)
同期して実行するかどうかを指定します。
0:非同期
1:同期
非同期を指定していても、標準出力のパラメータで、マクロを実行している秀丸エディタ自身で標準出力を受け取る場合は同期と同じになります。

パラメータ3(数値型、省略可能)
標準入力の方法を指定します。
0:なし
1:自動
2:ファイルの内容
3:(予約)
4:現在の内容
5:範囲選択の内容
パラメータ4(文字列型、省略可能)
標準入力の方法が2のとき、ファイル名を指定します。
それ以外では使わない場合でも""を指定してください。

パラメータ5(数値型、省略可能)
標準出力の方法を指定します。
0:なし
1:自動 (新規作成状態または範囲選択されている場合は挿入/置き換え、そうでなければ新規)
2:ファイルへ出力
3:ファイルへ追加
4:新規
5:挿入
6:範囲選択を置き換え
7:アウトプット枠へ出力()
8:アウトプット枠へ出力(消さずに追加)
パラメータ6(文字列型、省略可能)
標準出力の方法が2または3のとき、ファイル名を指定します。
それ以外では使わない場合でも""を指定してください。

パラメータ7(数値型、省略可能)
標準エラー出力の方法を指定します。
0:なし
1:標準出力と同じ または 自動
2:ファイルへ出力
3:ファイルへ追加
4:新規
5:挿入
6:範囲選択を置き換え
7:アウトプット枠へ出力()
8:アウトプット枠へ出力(消さずに追加)(V8.30以降)
標準出力フラグが 0 以外の時は、1〜3 か、標準出力フラグと同じ値しか指定できません。
パラメータ8(文字列型、省略可能)
標準エラー出力の方法が2または3のとき、ファイル名を指定します。
それ以外では使わない場合でも""を指定してください。

パラメータ9(数値型、省略可能)
作業フォルダの決め方を指定します。
0:指定なし
1:現在のファイルのフォルダ
2:フォルダを指定
3:(予約)
4:実行ファイルのフォルダ
作業フォルダは、実行するプログラムのカレントフォルダです。標準入出力でファイルを指定している場合の相対パスの基準には使われません。
パラメータ10(文字列型、省略可能)
作業フォルダの決め方が2のとき、フォルダ名を指定します。

パラメータ11(数値型、省略可能)
ウィンドウ表示の方法を指定します。
0:自動
1:表示
2:非表示(SW_HIDE相当)
3以降はWindowsAPIのShellExecuteのnShowCmd相当に変換される値(V8.03以降)
3:SW_SHOWMAXIMIZED/SW_MAXIMIZE
4:SW_SHOWNOACTIVATE
5:SW_SHOW
6:SW_MINIMIZE
7:SW_SHOWMINNOACTIVE
8:SW_SHOWNA
9:SW_RESTORE
10:SW_SHOWDEFAULT
11:SW_FORCEMINIMIZE
12:SW_SHOWNORMAL
13:SW_SHOWMINIMIZED
パラメータ12(数値型、省略可能)
標準出力をリダイレクト中、描画しないかどうかを指定します。
0:描画する
1:標準出力をリダイレクト中は描画しない
パラメータ13(数値型、省略可能)
エンコードの種類を指定します。
0:ANSI
2:Unicode(UTF-16)
6:Unicode(UTF-8)
V8.00では0か2のみが指定できます。
V8.40では0か2か6のみが指定できます。
それ以外のエンコードは指定できません。

パラメータ14(数値型、省略可能)
拡張フラグです。(V8.73以降)
以下の値の論理和です。
0x0001:ファイル名部分で%の解釈をしないようになります。%を表す場合は「%」をそのまま書けるようになります。
結果コード
成功時はresultは0以外になります。
失敗時はresultは0になります。
getresultex(9)で同期実行したときの終了ステータスを取得できます。


run文等の拡張版です。
各項目の意味については、秀丸エディタヘルプの「プログラム実行の詳細(オプション指定時)」の項目を参照して下さい。

注:
アウトプット枠へ出力するときは、パラメータ2の同期フラグによって挙動が異なります。
同期フラグが 0 の場合、runex文を実行した直後にマクロは終了して、通常の操作が可能な状態になります。
同期フラグが 1 の場合、出力が全て終わるまで待機するようになります。出力が終わったらマクロが続行します。


参照:
run
runsync
runsync2
runex
hidemaru.runProcess