message文(Ver9.35対応版)
目次−
message文
message文は、メッセージボックスを表示します。
- パラメータ1(文字列型)
-
メッセージの文字列を指定します。
- パラメータ2(文字列型、省略可能)
-
タイトルを指定します。(V8.71以降)
- パラメータ3(数値型、省略可能)
-
フラグを指定します。(V8.71以降)
Windows APIのMessageBoxのフラグと同じ値です。
主に以下の値の組み合わせになります。
ボタンの種類:
0x0000 OKのみ
0x0001 OK/キャンセル
0x0002 中止/再試行/無視
0x0003 はい/いいえ/キャンセル
0x0004 はい/いいえ
0x0005 再試行/キャンセル
アイコンの種類:
0x0010 中止アイコン
0x0020 ?マークアイコン
0x0030 !マークアイコン
0x0040 iマークアイコン
デフォルトボタン:
0x0100 2番目のボタン
0x0200 3番目のボタン
- パラメータ4(数値型、省略可能)
-
タイムアウトするまでの時間をミリ秒単位で指定します。(V8.75以降)
0を指定するとタイムアウト無しになります。
- パラメータ5(数値型、省略可能)
-
タイムアウトした場合に自動的に押すボタンの値を指定します。(V8.75以降)
- パラメータ6(数値型、省略可能)
-
メッセージボックスを出す位置の基準を指定します。(V8.96以降)
0x00 通常(省略と同じ)
0x01 画面中央
0x02 画面左上からの位置
0x03 画面右上からの位置
0x04 画面左下からの位置
0x05 画面右下からの位置
0x06 カーソル位置
0x11 ウィンドウ中央
0x12 ウィンドウ左上からの位置
0x13 ウィンドウ右上からの位置
0x14 ウィンドウ左下からの位置
0x15 ウィンドウ右下からの位置
- パラメータ7(数値型、省略可能)
-
位置を指定している場合のX座標を指定します。
- パラメータ8(数値型、省略可能)
-
位置を指定している場合のY座標を指定します。
- 結果コード
-
ボタンの種類を指定している場合、resultは押したボタンを表します。
1 OK
2 キャンセル
3 中止
4 再試行
5 無視
6 はい
7 いいえ
タイトルを決める場合。
ボタンの種類を決める場合。
例 |
message "内容", "タイトル", 0x03|0x20; //OK/キャンセル | ?アイコン
message str(result);
|
位置の指定の値は、DPIが100%のときのピクセル単位で、DPIが200%のときは指定の2倍の値のピクセル数になります。
パラメータ6で左上/右上/左下/右下からの位置を指定しているときに、パラメータ7、パラメータ8が使われます。
例 |
message "内容", "タイトル"
, 0x03|0x20 //MB_YESNOCANCEL | MB_ICONQUESTION
, 0, 0 //タイムアウトは無し
, 0x15, 100, 50 //ウィンドウ右下からの位置
;
#ret = result;
|
同等のパラメータを持つ関数版のmessage関数もあります。
関数の場合は返り値が押したボタンを表します。
例 |
#ret = message( "内容", "タイトル", 0x03|0x20 ); //OK/キャンセル | ?アイコン
message str(#ret);
|
例 |
#ret = message( "内容", "タイトル"
, 0x03|0x20 //MB_YESNOCANCEL | MB_ICONQUESTION
, 5000, 2 //5秒後にキャンセル
);
|
例 |
#ret = message( "内容", "タイトル"
, 0x03|0x20 //MB_YESNOCANCEL | MB_ICONQUESTION
, 0, 0 //タイムアウトは無し
, 0x15, 100, 50 //ウィンドウ右下からの位置
);
|
question文の代わりに、message文/関数を使って[はい][いいえ]の問い合わせを出すことができます。
ウィンドウの位置指定は、
input関数と同様の指定方法になっています。