setregularcache文(Ver9.35対応版)
目次−
setregularcache文
setregularcache文は、検索のための正規表現のキャッシュの具合を指定します。(V9.12以降)
正規表現パターンの文字列を、正規表現DLLによって解析する段階のキャッシュです。検索を実行することそのものには影響ありません。
第1パラメータに数値にすると、マクロ内のキャッシュのモードを指定します。
setregularcache 数値
数値に0を指定すると、キャッシュしません。既にキャッシュされているものがあれば破棄します。
数値に1を指定すると、マクロ内で使われた正規表現の検索をキャッシュし、マクロ実行中に同じ正規表現が使われたときはキャッシュを使います。マクロが終了したらキャッシュは無くなります。
数値に2を指定すると、マクロ内で使われた正規表現の検索をキャッシュし、同じ正規表現が使われたときはキャッシュを使います。マクロを終了してもキャッシュを保持します。
第1パラメータに文字列を指定すると、文字列の正規表現のキャッシュ格納だけを行います。
setregularcache 文字列 [, 数値1] [, 数値2]
数値1は0を指定すると、マクロ内だけキャッシュを保持し、マクロが終了したらキャッシュは無くなります。
数値1を省略するか1を指定すると、マクロが終了してもキャッシュを保持します。
数値2を省略するか0を指定すると、大文字/小文字の区別ありとして文字列を正規表現DLLにそのまま渡して解析します。
数値2に1を指定すると、大文字/小文字の区別なしで検索される想定として、小文字に変換した文字列を正規表現DLLに渡して解析します。
キャッシュされる数は上限があります。
getmaxinfo(8)によって取得できます。(V9.12時点で1024個が上限)