geteventparam関数(Ver9.35対応版)
目次−
自動起動マクロ−
geteventparam関数
geteventparam関数は、自動起動マクロとしてマクロが呼び出されたとき、さらにどのような条件で呼び出されたかなどの詳細な情報を取得します。(V6.50以降)
- パラメータ1(数値型)
-
どのような情報を取得するかを指定します。
eventによって意味が違います。
- 返り値(数値型 または 文字列型)
-
指定された情報を返します。
eventとパラメータの値によって意味が違います。指定によって数値が返るか文字列が返るかも違います。
eventの値によって以下の情報を返します。
ファイルを開いた直後(event==1)
- geteventparam(0)の返り値:
-
0 外部から開いた
1 秀丸エディタから開いた
2 常駐秀丸エディタから開いた
3 タグジャンプによって開いた(V8.30以降)
例 |
if( event == 1 ) {
#a = geteventparam( 0 );
}
|
新規作成直後(event==2)
- geteventparam(0)の返り値:
-
0 外部から開いた
1 秀丸エディタから開いた
2 常駐秀丸エディタから開いた
例 |
if( event == 2 ) {
#a = geteventparam( 0 );
}
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保存直前と直後(event==3)
- geteventparam(0)の返り値:
-
0 保存直前
1 保存直後
例 |
if( event == 3 ) {
#a = geteventparam( 0 );
if( #a == 0 ) {
message "保存直前";
} else if( #a == 1 ) {
message "保存直後";
}
}
|
印刷直前と直後(event==4)
- geteventparam(0)の返り値:
-
0 印刷直前
1 印刷直後
例 |
if( event == 4 ) {
#a = geteventparam( 0 );
}
|
編集後タイマー(event==5)
- geteventparam(0)の返り値:
-
0 通常の編集
1 やり直しによる編集
- geteventparam(1)の返り値:
-
0 改行以外の編集
1 改行による編集(遅延時間0msのときのみ)
- geteventparam(2)の返り値(V8.00以降):
-
0 単語補完の決定直後以外
1 単語補完の決定直後
- geteventparam(3)の返り値(V8.00以降):
-
遅延時間(ms)
- geteventparam(4)の返り値(V8.00以降):
-
遅延時間0msのとき、入力された一文字の文字コード。(ASCII文字限定)
- geteventparam(5)の返り値(V8.33以降):
-
0 削除ではない編集
1 通常の削除
2 BackSpace
3 範囲選択
4 行削除
5 単語削除
6 カーソルより後ろを削除
7 カーソルより前を削除
8 置換
(以下はV8.89以降)
9 全置換
10 複数選択の入力
11 複数選択の削除
12 BOX選択の入力
13 BOX削除
14 CSV/TSVモードで列の移動
例 |
if( event == 5 ) {
#undo = geteventparam( 0 );
#enter = geteventparam( 1 );
#autocomp = geteventparam( 2 );
#time = geteventparam( 3 );
#char = geteventparam( 4 );
#type = geteventparam( 5 );
}
|
カーソル移動後タイマー(event==6)
- geteventparam(3)の返り値(V8.00以降):
-
遅延時間(ms)
- geteventparam(4)の返り値(V8.20以降):
-
どういうコマンドによってカーソル移動したかを表すコマンド値。
通常の矢印キーによりカーソル移動は0になります。
コマンド値を調べるマクロの例:(ステータスバーに表示)
title str(geteventparam(4)),1;
title -1,1;
- geteventparam(5)の返り値(V8.89以降):
-
最後に実行した上検索/下検索が成功したかどうかを返します。
例 |
if( event == 6 ) {
#time = geteventparam( 3 );
#cmd = geteventparam( 4 );
#found = geteventparam( 5 );
}
|
ファイルを閉じる直前(event==7)
- geteventparam(1)の返り値(V8.71以降):
-
0 破棄して終了以外
1 破棄して終了
例 |
if( event == 7 ) {
#a = geteventparam( 1 );
}
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アクティブ切り替え後(event==8)
- geteventparam(0)の返り値:
-
0 タグジャンプによって開いた以外(V8.30以降)
3 タグジャンプによって開いた(V8.30以降)
- geteventparam(3)の返り値(V8.00以降):
-
遅延時間(ms)
例 |
if( event == 8 ) {
#tagjump = geteventparam( 0 );
#time = geteventparam( 3 );
}
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テンプレート(スニペット)による実行(event==9)
- geteventparam(0)の返り値:
-
0 直前の選択内容(V9.16以降)
例 |
if( event == 9 ) {
$seltext = geteventparam( 0 );
}
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registercallbackされたマクロによる実行(event==10)
- geteventparam(0)の返り値:
-
0 文字列のパラメータ(V9.22以降)
レンダリング枠で使います
例 |
if( event == 10 ) {
$param = geteventparam( 0 );
}
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keyhookによる実行(event==11)
- geteventparam(0)の返り値:
-
keyhookで登録されたID(V9.22以降)
- geteventparam(1)の返り値:
-
keyhookで登録されたキーコード(V9.22以降)
例 |
if( event == 11 ) {
#id = geteventparam( 0 );
}
|