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クリップボード系文(Ver9.24対応版)
目次− クリップボード系文
クリップボード系の文として、以下のものがあります。
命令    機能(コマンド)

appendcopy    追加コピー
(元のクリップボードの内容がBOX選択してコピーしていた場合、BOX選択であったことの情報は消去されます)

appendcut    追加切り抜き
(元のクリップボードの内容がBOX選択してコピーしていた場合、BOX選択であったことの情報は消去されます)

beginrect    BOX範囲選択開始

beginrectmulti    BOX範囲選択開始(複数選択化)(V8.60以降)

beginsel    範囲選択開始

beginlinesel    行選択開始(V8.00以降)

endsel    beginsel, beginrect, beginlineselによる範囲選択モードを解除(範囲選択はそのまま)

copy    コピー(範囲選択解除)
注意:複数選択対応のマクロはsetcompatiblemode 0x00100000;が必要です。

copy2    コピー(範囲選択はそのまま)
注意:複数選択対応のマクロはsetcompatiblemode 0x00100000;が必要です。

cut    切り抜き
注意:複数選択対応のマクロはsetcompatiblemode 0x00100000;が必要です。

copyline    行をコピー

cutline    行を切り抜き(V8.00以降)

cutafter    カーソルより後ろを切り抜き(V8.30以降)

copyword    単語をコピー
パラメータを指定して連続した単語を指定できます。(V8.30以降)

cutword    単語を切り抜き(V8.00以降)

escape    範囲選択を取り消す

escapeinselect    「選択した範囲」の動作を取り消す(検索系文)

paste    貼り付け
動作環境によって貼り付け後のカーソル位置が違います。
違いを無くすにはsetcompatiblemode文を使います。
BOX選択をコピーした内容を貼り付ける場合は、pasterect相当になります。

pasterect    BOX貼り付け
[EOF]以降に貼り付けられる場合、通常のBOX貼り付け操作では自動的に改行が入りますが、pasterectの場合は改行が入りません。

refpaste    引用付き貼り付け(V6.50以降)

refcopy    引用付きコピー(範囲選択解除)

refcopy2    引用付きコピー(範囲選択はそのまま)

selectall    すべてを選択

selectline    行の選択(エディタ的な行単位、改行まで)

selectword    単語選択(全部) (V6.50未満との互換の動作)

selectword2    単語選択(全部) (V6.50以降の動作) (selectword2文はV8.50以降でサポート)

showcliphist    クリップボード履歴の表示

poppaste    貼り付け+履歴戻し

poppaste2    貼り付け+履歴戻し2(カーソル位置は「先頭のまま」で固定)(V8.00以降)

getcliphist    クリップボード履歴からの取り出し

clearcliphist    クリップボード履歴の消去

selectcfunc    強調行の範囲選択

copyurl    ...をコピー(V4.10以降)

copyformed    折り返しに改行を入れてコピー(V8.00以降)

selectcolumn    タブストップまたはTSV/CSVモードの区切り単位の選択(TSV/CSVモード向け)(V8.30以降)

tomultiselect    複数選択化(V8.40以降)
注意:複数選択対応のマクロはsetcompatiblemode 0x00100000;が必要です。

invertselection    範囲選択を反転(V8.40以降)
注意:複数選択対応のマクロはsetcompatiblemode 0x00100000;が必要です。

reservemultisel    複数選択予約(V8.40以降)
注意:複数選択対応のマクロはsetcompatiblemode 0x00100000;が必要です。

selectreservedmultisel    複数選択予約を選択(V8.40以降)
注意:複数選択対応のマクロはsetcompatiblemode 0x00100000;が必要です。

clearreservedmultisel    複数選択予約を消去(V8.40以降)
注意:複数選択対応のマクロはsetcompatiblemode 0x00100000;が必要です。

clearreservedmultiselall    複数選択予約を全て消去(V8.40以降)
注意:複数選択対応のマクロはsetcompatiblemode 0x00100000;が必要です。


通常のコマンドには無い文として、以下のものがあります。
クリップボードから文字列を取り出して、それを変数に代入したり、変数の値をクリップボードにセットしたりすることもできます。
クリップボードとの文字列のやりとりを参照してください。

beginclipboardread    getclipboard()を開始

getclipboard()    クリップボードからデータを取り出す(関数)

setclipboard    クリップボードにデータを設定

addclipboard    クリップボードにデータを追加

setselectionrange    範囲選択をまとめて指定

getselectedrange    範囲選択をまとめて取得


複数選択されているとき、複数選択として動作させるにはsetcompatiblemode の指定が必要です。
copy文など範囲選択の内容を操作する文は、通常は互換性のため複数選択としては動作せず、単一選択として動作します。setcompatiblemode 0x00100000;を指定すると複数選択として動作します。

各種単語関係の文で、"V6.50未満との互換の動作"と書かれている部分は、V6.50未満の動作のまま、互換性を維持しているものになります。
例えば、V6.50未満では、Unicodeのアルファベットにアクセント記号が付いた文字は含めなかったり、ひらがなカタカナ間の長音記号(アアーああ)がwordleftとwordrightで境界が違ったりしてしまっています。
そういったことの改善をしていかず放置しているものがV6.50未満との互換の動作になります。