スクリプトエンジン(Ver9.43対応版)
目次−
JavaScript対応−
スクリプトエンジン
JavaScriptの基本的な書き方などは、従来の秀丸マクロとは違い、一定の基礎知識が必要です。
例えば文法や、htmlのJavaScriptなど、このヘルプでは説明していません。
そのあたりご注意ください。
文法はスクリプトエンジンによって異なります。それぞれのスクリプトエンジンについてWeb上の情報を調べるなどしてください。
jsmode文で指定できるスクリプトエンジンは以下の通りです。
- JScript
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jsmode "JScript";と指定すると、通常はJScriptに関連付けられた、WSH(Windows Script Host)で使われるものと同じJScriptになります。
(ただしWScript.exe上で動くものではないので、WScriptオブジェクトはありません)
何も指定しない場合は、JScriptと同じになります。
Windows標準で使えます。
一般的にはJScript 5.8相当の古い文法になります。
例えば、letやアロー関数などは使えません。
例 |
js{
var j=JSON.parse('{"foo":"bar"}');
message(j.foo);
}
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- WebView2
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jsmode "WebView2";とすると、WebView2(Chromium版 Microsoft Edge相当)によるJavaScriptと解釈して処理します。
例 |
jsmode "WebView2";
js{
document.body.innerHTML="あ";
let text=document.body.innerText;
insert(text);
}
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Windows 11以降、またはWindows 10 Version 1803以降で更新が適用されている場合、標準で使えます。
(またはそれ以下のバージョンではMicrosoftのサイトからWebView2をインストールできれば利用可能)
新しいJavaScriptの文法や、一般的なブラウザ上のクライアントサイドの組み込みオブジェクトが使用可能です。
ただし、V9.19の現時点ではWebページは見ることができないように作られています。
- Chakra
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jsmode "Chakra";の指定で、IEで使われていたChakraというJavaScriptエンジンも利用できます。(存在すれば)