replaceallquick文(Ver9.15対応版)
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検索系文−
replaceallquick文
replaceallquick文は、クイック全置換を行います。
文法は、
replaceall, replaceallfastや、
replaceup, replacedown文とほぼ同じです。
ただし、クイック全置換でサポートしていないオプションなどは、replaceallquickでも同様にサポートしていません。
replaceall等と違いは以下のものがあります。
- 置換後のカーソル位置が通常の全置換とは違います。
- マーク、編集マーク、折りたたみ、カラーマーカーは保持されません。(編集マークは全行に付きます)
- 「追加の条件」、\(タグ番号,関数名)による変換モジュール指定、「次の秀丸エディタも続けて置換」、複数選択はできません。
- 正規表現に以下の処理の違いがあります。
置換後のテキストが再び検索対象にはならず、元のテキストのみが検索対象になります。
例えば「^a」を「a\n」に置換で、対象テキストが「aaaaa」の場合、行頭の1つだけになります。
「\n」や「[^...]」で改行がヒットする可能性がある場合は全行が対象になります。(?#maxlines:)や(?#fulllinematch)の指定は無視されます。
- 「選択した範囲」は行単位ではなく文字単位になり、置換後は「選択した範囲」で動作中の範囲にはならず、通常のままになります。
- 改行コードが混在する場合、全ての行で統一された改行コードになります。
注意:多くの場合は高速になりますが、検索文字列に改行を含んで長さが変わるような正規表現の場合、全行がとても長い一行と同じようなことになり、逆に遅くなる場合があります。