saveas文など
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saveas文など
以下の文はパラメータでファイル名を指定してください。ダイアログボックスは出ません。
saveas | | ファイルの名前を付けて保存 |
appendsave | | 別ファイルへの追加保存 |
saveas文は、エンコードの種類(文字コード)と改行コードの形式を同時に指定することができます。パラメータは以下のようにコンマで区切って必要なものを指定してください。
saveas ファイル名 [,sjis | unicode | euc | jis | utf7 | utf8 | euro | gb2312 | big5 | euckr] [, lf | cr] [, bom | nobom], [, selection]
エンコード(文字コード/ファイル形式)の指定は以下の通りです。
sjis Shift-JIS(通常のファイル形式)
unicode Unicode(UTF-16)
euc EUC
jis JIS
utf7 Unicode(UTF-7)
utf8 Unicode(UTF-8)
euro 欧文
gb2312 簡体字中国語
big5 繁体字中国語
euckr 韓国語
(以下はV8.00以降)
unicode_be Unicode(UTF-16,Big-Endian)
johab 韓国語(Jahab)
easteuro 中央ヨーロッパ言語
baltic バルト語
greek ギリシャ語
russian キリル言語
symbol シンボル
turkish トルコ語
hebrew ヘブライ語
arabic アラビア語
thai タイ語
vietnamese ベトナム語
oem OEM/DOS
default その他
utf32 Unicode(UTF-32)
utf32_be Unicode(UTF-32,Big-Endian)
saveasは、指定されたエンコード(文字コード)で保存します。
何も指定しない場合、現在オープンしているエンコードでそのまま保存されます。
改行コードが混在している場合もそのまま保存されます。(V7.00以降
※)
エンコードの指定と同時にlfやcrを指定すると改行コードを統一して保存できます。(改行コードの指定は単独ではできません)
lfを指定すると、改行=LFの形式で保存されます。
crを指定すると、改行=CRの形式で保存されます。
crとlfを同時に付けると改行=CR+LFとなります。(V7.10以降
※)
lfもcr付けないと各エンコードで標準の改行(Shift-JISはCR+LF,EUCはLF)となります。(V7.10以降
※)
saveasでunicodeまたはutf8が指定されている場合、さらにbomを指定するとBOM有り、nobomを指定するとBOM無しで保存します。
何も指定しないと、既存のファイルの状態を維持するか、デフォルトではUnicode(UTF-16)ではBOM有り、Unicode(UTF-8)ではBOM無しになります。(V5.11以降)
selectionを指定すると、選択された範囲を保存します。(V8.58以降)
範囲はBOX選択や複数選択ではない通常の選択のみになります。
saveasにselectionを指定した場合、新しくファイルを作成します。現在開いているファイルのファイル名は変わりません。
appendsaveは、V8.00未満ではパラメータ指定できませんでしたが、V8.00以降ではパラメータ指定できます。
例 |
saveas "ABC.TXT", unicode;
|
binaryは、バイナリモードを意味します。マクロでは、バイナリモードはエンコードの種類の1つとして扱われます。
※saveasでの正確な改行指定の動作と、バージョンによる違いは、以下の通りです。
エンコード指定あり+改行指定あり:
改行を統一して変更。cr,lfを同時指定で、明示的にCR+LF。
(cr,lf同時指定はV7.00から。エンコード変化無くても改行統一はV7.10から)
エンコード指定あり+改行指定なし:
各エンコード標準の改行。Shift-JISではCR+LF,EUCではLF。
(従来はCR+LF固定。各エンコード標準の改行はV7.02から。エンコード変化無くても改行統一はV7.10から。)
エンコード指定なし+改行指定あり:
改行コード維持。改行指定は無視。
(従来から同じ。改行の混在を維持するのはV7.00から)
エンコード指定なし+改行指定なし:
改行コード維持。
(従来から同じ。改行の混在を維持するのはV7.00から)