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TSVモード/CSVモード(Ver9.34対応版)
目次ファイルタイプ別の設定− TSVモード/CSVモード
 TSVモード/CSVモードは、ファイルタイプ別の設定でタブの文字数を「TSVモード」または「CSVモード」にしたときにこのモードになります。
 または、メニューから[表示]→[タブストップ]から「TSVモード」または「CSVモード」を選んだときでもこのモードになります。メニューから選んだときは一時的な設定になります。

 TSVモードは、タブを区切りとした表計算ソフトのような表示になります。

 CSVモードは、カンマを区切りとした表計算ソフトのような表示になります。
 CSVモードではタブ文字は半角空白1文字分として扱われます。

 ルーラーは、TSV/CSV用のルーラーになります。
 カラムの境界をドラッグしてカラムの幅を調整できます。
 カラムをクリックすると縦方向の範囲選択ができます。
 カラムを右クリックしてソートなどができます。

 ガイドライン(縦)を表示するとカラムの境界に縦線を引くようになります。

 編集すると自動的にカラムの幅を調整します。
 自動調整する方法は、動作環境のTSV/CSVモードの動作環境を参照してください。


動作が変わる機能
 TSV/CSVモードによって動作が変わる機能があります。



ダブルクォーテーション
ダブルクォーテーションで括られた範囲の文字は、1つのセルとしてみなされます。

CSVモードでは、
"AAA,AAA","BBB,BBB"
というテキストの場合、最初の「"AAA,AAA"」は1つのセル、次の「,」は区切り、次の「"BBB,BBB"」は1つのセルになります。

TSVモードでは、<TAB>をタブ文字として、
"AAA<TAB>AAA"<TAB>"BBB<TAB>BBB"
というテキストの場合、最初の「"AAA<TAB>AAA"」は1つのセル、次の「<TAB>」は区切り、次の「"BBB<TAB>BBB"」は1つのセルになります。

ダブルクォーテーションで括るのを無視するような設定はありません。


セル内の改行
 V8.89以降では、TSV/CSVモードに切り替えたとき、ダブルクォーテーションで括られたセル内の改行が検出されると、ウィンドウ上部にメッセージのバーが現れます。
 [表示]→[タブストップ]→[セル内改行の変換...]で、セル内の改行が行内に収まるように変換することができます。


制限

 折り返しは無限ではなく、最大(8000文字)相当になります。
 折り返し文字数を超えた行は、折り返して表示されます。
 通常のテキストエディタとしての振る舞いと同じようになり、折り返された行のCSV/TSVモードに特化した機能は、期待通りではなくなることがあります。
 例えばBOX選択は折り返された行も選択されてしまいます。
 折り返された行のカラムの幅は計算されません。



マクロの注意

 TSV/CSVモードのときは、固定ピッチフォントであってもプロポーショナルフォント扱いになります。
 自由配置モードのときも、固定ピッチフォントであってもプロポーショナルフォント扱いになります。


参照:
 ファイルタイプ別の設定のタブの文字数
 動作環境のTSV/CSVモードの動作環境