ファイル系コマンド(Ver9.35対応版)
目次−
コマンド−
ファイル系コマンド
- 新規作成
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秀丸エディタをもうひとつ起動します。起動された秀丸エディタは「(無題)」という状態になります。
- 開く
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秀丸エディタを起動すると、最初は「(無題)」という状態で立ち上がります。ここで「ファイル-開く」を使ってファイルを開きます。開いたファイルは自由に編集することができます。編集結果は「ファイル-上書き保存」をすることによって実際にファイルの内容が更新されます。
すでになんらかのファイルを開いた状態で、さらにファイルを開くと、自動的にもうひとつ秀丸エディタが起動されるようになっています。いま編集中のファイルを終了して開きたい場合(一般的なWindowsアプリでの「開く」)は「閉じて開く」を使います。
ファイルを開くときに使用するダイアログボックスには6種類あり動作環境 で切り替えるようになってます。また、最初に使用するワイルドカードも動作環境で変えることができます。
ダイアログの種類が「Windows2000タイプ」「Windows95タイプ」「Windows3.1タイプ」の場合、ダイアログ中の「エンコードの種類」で保存するファイル形式を指定することができます。
参照:
エンコードの種類の指定
複数オープンの方法
Vista対応
書き込み許可で開くことができないとき
- ファイルの一部を開く...
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非常に大きなファイルを開く場合、このコマンドを使用して開くことで、読み込む範囲を指定して開くことができます。
または、このコマンドを使わなくても、通常の「開く」から、左上のシステムメニューを開いて『「ファイルの一部を開く」モード』にしてから開いても同じことができます。
ファイルの一部を開く場合は、ファイルヒストリには入らないようになります。
参照:ファイルの一部を開くダイアログボックス
- ファイルを閉じる
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ファイルを閉じて秀丸エディタを「新規作成」の状態に戻すものです。保存していないファイルの場合は保存するかどうかを確認します。
タブモードの場合、タブが2つ以上の場合はタブが閉じる動作、タブが1つの場合は新規作成状態に戻す動作になります。
これは、タブモードの詳細・デザインの『2つ以上開いているとき、キー割り当てした「ファイルを閉じる」コマンドを「終了」にする』によるもので、このオプションをOFFにすると、タブの数に関わらず、新規作成状態に戻す動作になります。
- 閉じて開く
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すでになんらかのファイルを開いた状態でさらに「開く」を実行すると、もうひとつ秀丸エディタが起動されるのですが、すでに開いたファイルのほうがもう開いておく必要がない場合は、この「閉じて開く」を使います。
現在開いているファイルを閉じてから開きます。更新されている場合は保存するかどうかを聞いてきます。
- 上書き保存
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更新した内容を実際にファイルに保存するコマンドです。「(無題)」の場合は保存するファイル名を聞いてきます。
バックアップファイルの作成は、[その他]-[ファイルタイプ別の設定]で設定します。
- 名前を付けて保存
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更新した内容を、別の名前で保存するコマンドです。
ダイアログの種類が「Windows2000タイプ」「Windows95タイプ」「Windows3.1タイプ」の場合、ダイアログ中の「エンコードの種類」で保存するファイル形式を指定することができます。詳しくは、エンコードの種類の指定を参照してください。
- カーソル位置への読込み
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現在編集中の内容に、別のファイルの内容を読み込んで挿入するコマンドです。
挿入される位置は現在のカーソル位置になるので、まず目的の位置にカーソルを移動してからこのコマンドを使います。
- 印刷
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現在の内容を印刷します。行番号やファイル名をつけたりもできます。印刷は一部のディスプレイドライバとプリンタドライバの組みあわせによっては異常が発生します。理由はドライバのバグのようです。
印刷するプリンタはデフォルトのプリンタを使用します。複数のプリンタを使用している場合は、コントロールパネルでデフォルトのプリンタを設定してください。
- 保存して終了
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ファイルを保存すると同時に、秀丸エディタを終了するコマンドです。ただし、一切更新されてない場合は保存せずに終了します。
- 終了
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秀丸エディタを終了します。現在の内容が更新されている場合は、終了の前に保存するかどうかを聞いてきます。
タブモードの場合、1つのタブだけを終了します。
- 全保存終了
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秀丸エディタが複数動いている場合、すべての秀丸エディタをまとめて「保存して終了」するコマンドです。ただし、一切更新されてない場合は保存せずに終了します。
- 全保存
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秀丸エディタが複数動いている場合、すべてのファイルを「保存」するコマンドです。
このコマンドは通常はメニューバーには表示されません。「キー割り当て」または「ユーザーメニュー編集」でキーに割り当てたり、メニューに入れたりして使うコマンドです。
- 全終了
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すべての秀丸エディタを終了させるコマンドです。
- 破棄して終了
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編集中のファイルを保存せずに終了します。
通常の設定では、キー割り当てした場合、更新中だった場合「破棄してもいいですか?」と問い合わせが出ます。
ツールバーに割り当てした場合は、更新中であるかどうかに関わらず、問い合わせを出さずに強制的に終了します。
[その他]→[動作環境]→[ファイル]→[保存]→[保存するかどうかの確認]より、問い合わせするかどうかの設定ができます。
- 全て破棄して終了
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すべての秀丸エディタを破棄して終了します。
問い合わせするかどうかは、「破棄して終了」コマンドと同様です。
- ウィンドウを閉じる
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ウィンドウの右上の×ボタンを押すのと同じようにウィンドウを閉じます。
「全終了」とは違い、タブモードでは、1のウィンドウ内の全てのタブを閉じます。
タブモードでない場合は、「終了」と同じです。
- ファイルのプロパティ
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エクスプローラ等からファイルを右クリックしてプロパティを開いたときと同じプロパティダイアログを表示します。
- ファイル名変更
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「実際のファイルのファイル名も変更する」がOFFの場合、保存することなくファイル名を変えます。DOSのいわゆるrenコマンドとは異なり、秀丸エディタ内部で覚えているファイル名を変えるだけです。保存した段階で、そのファイル名でファイルを作成します。
「実際のファイルのファイル名も変更する」がONの場合、実際のファイル名と、秀丸エディタ内部で覚えているファイル名も変更します。
- 別ファイルへの追加保存
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現在の内容を、別のファイルの最後に追加書き込みするコマンドです。追加保存しても「(更新)」は消えません。
- 上書き保存(改行=LF)
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上書き保存と同様にファイルを保存しますが、改行をLFのみとしてファイルに書き込みします。
UNIXとデータのやりとりをする人はこちらを使うといいそうです。
改行をCR+LFにしたい場合や別の改行コードにしたい場合は、「名前を付けて保存」で、「改行コード」を指定してください。
- 全保存(更新ファイルのみ)
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書き換えられたファイルのみを全保存します。
- ...を開く
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現在範囲選択されている文字列か、または範囲選択されてない場合は現在のカーソル位置にあるカラー化されたURL、メールアドレス、ファイル名を、関連づけられたアプリケーションを使って開きます。
範囲選択されてない場合で、しかもカーソル位置に開く対象が無い場合には何もしません。
関連づけられたアプリケーションが無い場合はエラーメッセージが表示されます。
- ...を秀丸エディタで開く
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現在範囲選択されている文字列か、または範囲選択されてない場合は現在のカーソル位置にあるカラー化されたファイル名を、秀丸エディタで開きます。
範囲選択されてない場合で、しかもカーソル位置に開く対象が無い場合には何もしません。
- バイナリモード
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バイナリモードでファイルを開きなおします。
参照:バイナリモード
- 自動判定で読み込みしなおし
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自動判定で読み込みしなおしします。新規作成のときは意味がありません。
- 日本語(Shift-JIS)
- 日本語(EUC)
- 日本語(JIS)
- Unicode(UTF-16)
- Unicode(UTF-16,Big-Endian)
- Unicode(UTF-8)
- Unicode(UTF-7)
- 欧文
- 簡体字中国語(GB2312)
- 繁体字中国語(Big-5)
- 韓国語
- 韓国語(Johab)
- 中央ヨーロッパ言語
- バルト語
- ギリシャ語
- キリル言語
- シンボル
- トルコ語
- ヘブライ語
- アラビア語
- タイ語
- ベトナム語
- Macintosh
- OEM/DOS
- その他
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指定されたエンコードの種類に切り替えます。ファイルを読み込みしなおすか、内容を維持したままエンコードの種類を適用するかを選択できます。
内容を維持したままエンコードの種類を切り替えると、バイナリとしての情報が変化することになるので、(更新)の状態になります。
- CR+LF
- CR
- LF
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指定された改行コードに切り替えます。
- BOM
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エンコードの種類がUnicode(UTF-16), Unicode(UTF-16,Big-Endian), Unicode(UTF-8)のとき、BOMの有無を変更します。
- エンコードの種類
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メニューから選んで、エンコードの種類を切り替えます。ファイルを読み込みしなおすか、内容を維持したままエンコードの種類を適用するかを選択できます。
内容を維持したままエンコードの種類を切り替えると、バイナリとしての情報が変化することになるので、(更新)の状態になります。
- 関連付けで開く
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現在開いているファイルを、関連付けされたアプリケーションで開きます。htmlファイルを開いているときに、Webブラウザで確認したいときに使えます。URLを開いているときにも、Webブラウザで開きたいときにも使えます。
- プロジェクトを開く...
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ファイルマネージャ枠が利用可能なとき、プロジェクトを開くためのダイアログを出します。
- 名前を付けてプロジェクトを保存...
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ファイルマネージャ枠が利用可能なとき、プロジェクトを保存するためのダイアログを出します。
ファイルの拡張子は「.hmbook」になります。
- ヒストリの記録を中断
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このコマンドを実行すると、ファイルヒストリの記録を中断状態のON/OFFを切り替えます。
[その他]→[動作環境]→[ファイル]→[ヒストリ1]の「ヒストリの記録を中断」ボタンを押して切り替えることに相当します。
OFFにして再開するまでは再起動してもずっと記録されないようになります。
メニュー編集でファイルメニューに表示させておくと、メニュー上にチェックマークが付きます。
以下のコマンドは、Hidemarnet Explorerをインストールしているときのみ有効です。
- 戻る
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Webブラウザの戻るの動作です。
- 進む
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Webブラウザの進むの動作です。
- ソース
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Webブラウズモードの場合、ソースモードに切り替えます。
- Webブラウズモード
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ソースモードの場合、Webブラウズモードに切り替えます。
- ソース/Webブラウズモード切り替え
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ソースモードとWebブラウズモードを切り替えます。
- FTPで開く
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FTPで開くのダイアログを表示します。
- FTPで名前を付けて保存
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FTPで名前を付けて保存のダイアログを表示します。ローカルディスクにあるファイルからでも、直接FTPで保存することができます。
- 新規Webブラウズモード(旧「HTTPで開く」)
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「アドレスバーとツールバー」がONのとき、Webブラウズモードにします。既にファイルが開かれている場合は新規秀丸エディタをWebブラウズモードにします。
「アドレスバーとツールバー」がOFFのとき、「HTTPで開く」のダイアログを表示します。
- 名前を付けてリンク先を保存
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カーソル位置のリンク先の内容に名前を付けて保存します。
- このページのソースを開く
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Webブラウズモードのとき、「ソース」コマンドは、現在の内容を閉じてソースを開きなおしますが、「このページのソースを開く」コマンドは、新しくウィンドウを開きます。