デザイン(Ver9.50対応版)
目次−
ファイルタイプ別の設定−
デザイン
- 場所の一覧
- 
秀丸エディタのウィンドウの中の色を指定できる場所の一覧です。
 この中の項目を選択すると、その場所に割り当てられている色およびスタイルが右側の[割り当てた色]に表示されます。
 各種強調表示と、範囲選択、対応する括弧の色は、透明色が指定できます。
 一覧の後半にある ---------------- の区切り以降は、上の方は優先順位が低く、下の方が優先順位が高くなります。
 
 [ダークモードの色設定の自動変換が適用されています]と表示されているときは、[その他]→[動作環境]→[表示/操作]→[ダークモード]の設定によって、どんな色でも文字列は明るめ、背景色は暗めに変換されている状態です。指定した色の通りにするには、色設定の自動変換はOFFにしてください。
 
 
	
	- 普通の文字
	
- 
	普通の文字の色とスタイルを指定します。
 
 
- カーソル行
	
- 
	カーソルのある行の表示方法と、色を指定します。
 [文字色モード]は、カーソル行の文字を全て指定した色にします。
 [下線モード]は、カーソル行に指定した色の下線を描画します。
 [背景色モード]は、カーソル行の背景の色を指定した色にします。
 
 [アクティブ時のみ]をチェックしておくと、編集エリアにフォーカスがあるときのみカーソル行の色付けを行うようになります。
 
 [行番号部分のみ]をチェックしておくと、行番号表示がONのとき、行番号だけに色が付きます。
 背景色モードとの組み合わせが適しています。
 
 [選択時も表示]をONにすると、範囲選択時でもカーソル行の表示をします。[カーソル行の縦線]も表示されます。
 下線モードとの組み合わせが適しています。
 
 [点線]は、線を点線で表示します。線に太さがある場合は網掛けのようになります。
 
 [線幅]は、下線モードのときの線の幅を指定します。
 自動のときは、画面のDPIによってピクセル数が変わります。
 数値の場合は指定したピクセル数になります。
 カーソル位置の縦線にも影響します。
 
 
- カーソル行(IME ON時)
	
- 
	IME(かな漢字変換)を有効にしているときのカーソル行の色を指定します。
 表示方法は、通常のカーソル行の表示方法に従います。
 カーソル位置の縦線にも影響します。
 
 
- キャレット(IME ON時)
	
- 
	IME(かな漢字変換)を有効にしているときのキャレットの色を指定します。
 キャレットとは、キー入力して文字が入力される反転色で点滅する縦長の棒のことです。(カーソル)
 トラブル対策のオプションで独自キャレットを使わない設定になっている場合は有効になりません。
 
 
- IME変換中の色
	
- 
	IMEで入力し未確定の文字の色を指定します。
 
 OFFのままだと、IMEに表示を任せます。色はIMEで設定される色のままになります。
 IMEは文節ごとに様々な状態を様々な色が指定できるようになっています。
 
 ONにすると、未確定の文字の描画を秀丸エディタが独自に行います。
 指定できる色は、文字色、背景色の2色だけです。
 文節ごとの様々な状態はアンダーラインの付き方によって適当に判断してください。
 状態を色々分けたい場合は、OFFにしてIMEの処理に任せるようにしてください。
 
 
- カーソル位置の縦線
	
- 
	これをONにするとカーソル位置に縦線を表示するようになります。
 [点線]は、線を点線で表示します。線に太さがある場合は網掛けのようになります。
 [位置]を指定すると、指定した分のピクセル単位で縦線が右にずれます。
 IME OFF時は、常に指定した色を使います。
 [IME ONの色連動]は、IME ON時に[カーソル行(IME ON時)]の色を使います。
 
 
- 範囲選択
	
- 
	範囲選択したときの色を指定します。
 [反転色]は、色を反転します。色の指定はできなくなります。
 [半透明背景]は、文字の色はそのままで、背景の色を半透明に合成します。背景色を指定した強調表示を見分けられるようになります。
 
 
- 改行文字
	
- 
	ONにすると、改行を記号で表示します。
 改行文字の色とEOFの色は同じ色です。
 行の強調表示がされている行で背景色が指定されている場合は、改行文字の色は文字の色と同じになります。
 
 [改行コードを区別して表示]をONにすると、CR+LFが折れ曲がった矢印、LF単体は↓、CR単体は←という表示になります。
 
 
- EOF(ファイルの末尾)
	
- 
	ONにすると、EOFマークは、改行の色と同じ色で表示されます。
 OFFにすると、EOFマークを表示しないようになります。
 
 
- タブ文字表示
	
- 
	タブ文字を空白のままで表示するか、それとも特別な記号で表示するかどうかを指定します。ONにすると、小さな点のような記号でタブ文字を表示します。
 CSVモードの場合は、カンマの表示のON/OFFとして扱われます。
 
 
- 全角空白
	
- 
	全角の空白文字を薄い四角形で表示します。タブや半角空白,全角空白を区別する場合に使用します。
 
 
- 半角空白
	
- 
	半角の空白文字を薄いコの字型で表示します。
 
 
- ルーラー
	
- 
	これをONにするとウィンドウにルーラーを表示します。色の指定もできます。
 10単位,8単位は、ルーラーの表示を何桁区切りにするかを設定します。通常の文書の場合10桁区切りが便利ですが、ソースリストなどタブを頻用するテキストの場合は8桁区切りのほうが見やすくなります。
 詳細ボタンの中のメニューにある、ルーラーの動作環境は[動作環境]→[表示/操作]→[ルーラー]にある設定を開きます。
 
 
- 折りたたみ用の余白
	
- 
	ウィンドウ左側に折りたたみ用の余白を表示します。文字の色は、小さい+/-マークと枝の表示に使われます。
 大きい[+]/[-]マークの色は指定できません。
 大きい[+]/[-]マークはVisual Styleが有効で[動作環境]-[ウィンドウ]の[Visual Style表示]がONのときはVisual Styleの[+]/[-]マークになります。
 
 
- 折りたたまれた行の表示
	
- 
	折りたたまれた行の[行間に線]の色と[行末に"..."]の色を指定します。
 行の強調表示がされている行で背景色が指定されている場合は、この色は文字の色と同じになります。
 
 
- 行番号
	
- 
	[行番号]をONにするとウィンドウの左側に行番号を表示します。
 行番号は通常は4桁で表示されますが、行数が増えると自動的に桁数も拡張されて表示されます。
 (または[動作環境]→[ウィンドウ]→[高度なウィンドウ]で指定可能)
 プロパティで[ページ番号表示]をONにすると、行番号表示領域にページ番号も表示されるようになります。
 1ページを何行にするかも設定してください。
 テキスト中に改ページ制御文字(Ctrl+L)を入れると改ページができます。
 改ページ制御文字はページ番号の計算には反映されないので、改ページ制御文字を使った場合は実際に印刷したときのページ番号と一致しなくなります。
 ページ数は[P1  ]〜[P999]のように表示され、それ以上になると[P000]からとなり、表示上はそこまでの制約になっています。
 
 
- 編集した行の行番号
	
- 
	[編集した行の行番号]は、編集マークの色です。
 編集マークは、[動作環境]→[編集]→[高度な編集1]で、[編集した行の表示方法]で、行番号の色を変えるように指定しているときに有効です。
 
 
- マークした行の行番号
	
- 
	[マークした行の行番号]は、[検索]→[[マーク一覧]でマークされている行を指定した色で表示します。
 
 
- 対応する括弧の強調表示
	
- 
	これをONにすると括弧の入力時や括弧の上にカーソルを移動した時に対応する括弧を強調表示するようになります。
 [コメント/文字定数のカラー表示]がONになっている場合には、コメント中や文字定数中の括弧を無視して動作するようになります。
 対応する括弧が画面外より少し離れている場合には強調表示しません。
 
 
- 対応するタグの強調表示
	
- 
	HTML/XMLの強調表示がされているとき、対応するタグの上に移動した時に対応するタグ強調表示するようになります。
 対応するタグが画面外より少し離れている場合には強調表示しません。
 
 
- カーソル位置の単語
	
- 
	カーソル位置にある英数字とアンダーバーの単語を取得し、画面内の同じ単語を強調表示します。
 [高優先順位]をONにすると、特に強調表示よりも優先順位が高くなります。(カラーマーカーや検索文字列の強調よりは高くなりません)
 
 
- ガイドライン(縦)
	
- 
	指定した間隔の桁数ごとに縦線を表示します。
 [点線]をチェックすると、点線で表示することもできます。
 [最初の1つのみ]をチェックすると、間隔ごとではなく1つのみになります。
 [インデント用]をチェックすると、行頭の空白やタブ、または改行だけの行で、インデントされていると思わしき部分を自動的に判断して、その部分にのみガイドラインを出します。
 TSVモード/CSVモードの場合は、間隔は指定できなくなり、カラムの境界に縦線が入るようになります。
 [深さの色...]は、左から順番に色を個別に割り当てることができます。
 
 
- ガイドライン(横)
	
- 
	指定した間隔の行数ごとに横線を表示します。
 行数の数え方は、行番号の表示方法によって変わります。
 間隔を0にすると、行番号の表示方法を無視して、折り返しがあっても必ず各行に横線を表示します。
 [位置]は行間を広くとっているときに、どの位置に横線を表示するかを決めます。
 [点線]をチェックすると、点線で表示することもできます。
 
 
- 折り返し桁数の縦線
	
- 
	折り返しの位置に縦線を表示するようになります。
 [点線]をチェックすると、点線で表示することもできます。
 TSV/CSVモードの場合、この縦線は、折り返し桁数の位置ではなく、一番最後のカラムの右端に表示されます。
 
 
- 整形ライン
	
- 
	整形コマンド用の桁数を表す縦線です。
 [編集]→[整形]→[整形ラインを表示]で表示のON/OFFを切り替えできます。
 またはルーラーを右クリックしたときのメニューから[ルーラー]→[整形ラインを表示]を選んでもON/OFFの切り替えができます。
 [整形ラインを表示]コマンドは、ファイルタイプ別の設定のON/OFF状態には影響を与えません。
 ファイルタイプ別の設定のON/OFF状態は、ファイルを開いたときの[整形ラインを表示]のON/OFF状態に影響を与えます。
 
 
- アウトライン解析の枠
	- アウトライン解析の枠選択
	
- 
	[アウトライン解析の枠]をONにするとアウトライン解析の枠を常に表示するようになります。
 [アウトライン解析の枠選択]は枠内の選択された項目の色です。
 フォントを指定することができます。フォントは、枠,枠選択,見出しバーで共通です。
 [レベルの色...]より、レベルごとに色を指定できます。
 
 
- 見出しバー
	
- 
	これをONにすると見出しバーを常に表示するようになります。
 フォントを指定することができます。フォントは、アウトライン解析の枠と共通です。
 
 
- 背景ストライプ表示
	
- 
	これをONにすると、背景の色が偶数行を指定した色になります。奇数行は通常の背景の色です。
 偶数行か奇数行かは、行番号の表示方法によって変わります。
 
 
- 最後に編集した所
	
- 
	これをONにすると、最後に編集した所の行番号表示の部分と、カーソルのあった位置にマークが表示されるようになります。
 [最後に編集した所]コマンドと同じ位置が表示されます。
 編集中には表示されず、カーソル行が編集していた行から外れると表示されます。
 
 
- タブモードでのタブの色
	- 非アクティブなタブの色
	
- 
	[タブモードでのタブの色]は、タブモードの時のタブの色を指定します。
 [システム・文字色]または[システム・背景色]の場合は、既定の色(=標準のタブの色)という意味になります。
 
 [非アクティブなタブの色]は、非アクティブなタブの色を指定します。
 [タブモードでのタブの色]が指定されている場合に有効です。
 [システム・文字色]または[システム・背景色]の場合は、既定の色(=標準のタブの色)または[タブモードでのタブの色]に準ずるという意味になります。
 
 タブモードでのタブの色つけをするには、[その他]→[動作環境]→[ウィンドウ]→[タブモード]→[詳細]→[デザイン]でのタブの描画方法が、[アクティブに線]か、または[アクティブの面に色]になっているか、または[ボタン型]になっている必要があります。
 [アクティブの面に色]になっている場合で、さらにタブの背景色の指定が重なった場合は、[アクティブの面に色]の方が優先されます。
 
 
 
- スクリプト部分
	
- 
	[複数行コメント]の[言語]によって指定された言語によって意味のある色を指定します。
 
 
- 強調表示1〜8
	
- 
	[ファイルタイプ別の設定]→[デザイン]→[強調表示]で指定された強調表示文字列の色を指定します。
 強調表示の優先順位は、[強調1〜8]、[特に強調1〜4]などの区別で決まります。同じ強調の中でどちらが優先されるかは不定です。
 
 
- 文字定数
	
- 
	[複数行コメント]の[言語]によって指定された言語によって意味のある色を指定します。
 
 
- 数値
	
- 
	これをONにすると数値と思わしき部分をカラー表示します。
 数値は、C言語やJavaで使われるような形式に対応しています。0x0123という書き方などにも対応しています。
 数値の後のアルファベットもプログラミング言語の数値リテラルの一部、または、単位等の一部とみなして、強調されます。
 アルファベットから始まる単語は強調されません。
 例: 12  -34  10.2  0x12ab  0b0101  1000L  12d  12.34f  1.02e-3
 
 こういったルールが必要ではなく、単に数字を強調したい場合は、このオプションはOFFにして、強調表示をユーザーて定義で追加し、正規表現で「[0-9]+」を強調するとできます。
 
 
- HTMLタグ全体
	- HTMLタグのエレメント
	- HTMLタグのアトリビュート
	
- 
	[複数行コメント]の[言語]によって指定された言語によって意味のある色を指定します。
 
 
- 行の強調表示1〜4
	
- 
	[ファイルタイプ別の設定]→[デザイン]→[強調表示]で指定された強調表示文字列の色を指定します。
 強調表示の優先順位は、[強調1〜8]、[特に強調1〜4]などの区別で決まります。同じ強調の中でどちらが優先されるかは不定です。
 
 
- コメント
	- #ifdef等での無効部分
	
- 
	[複数行コメント]の[言語]によって指定された言語によって意味のある色を指定します。
 
 
- メールアドレス
	
- 
	これををONにするとインターネットのメールアドレス(xxx@yyyという形式の文字列)をカラー表示します。
 カラーになった部分をマウスでダブルクリック等することでメールソフトを起動することができるようになります。
 判断は簡略化されています。(ダブルクォーテーションはできなかったり、記号の連続はできたりする)
 ([動作環境]→[表示/操作]→[リンク]で設定可能)
 カスタマイズ
 
 
- ホームページURL
	
- 
	これをONにするとURLなどをカラー表示します。
 以下の書き方を認識します。
 http:// https:// ftp:// mailto: file: nntp:// news:// telnet:// rtsp:// mms://
 
 カラーになった部分をマウスでダブルクリック等することで、Webブラウザやメールソフトなど関連付けられたプログラムを起動することができるようになります。
 ([動作環境]→[表示/操作]→[リンク]で設定可能)
 file: については、スタートボタンの[ファイル名を指定して実行...]と同様の振る舞いをします。パーセントエンコーディングの解釈はしません。
 カスタマイズ
 
 
- ファイル名と思わしき場所
	
- 
	これをONにするとファイル名と思われる場所をカラー表示します。
 カラーになった部分をマウスでダブルクリック等することで関連づけられたアプリケーションを起動することができるようになります。
 ([動作環境]→[表示/操作]→[リンク]で設定可能)
 
 ファイル名かどうかは秀丸エディタが独自の判断です。ディスクに存在するファイルを色付けしているわけではなく、アルファベットや記号/ドットなどの並びからファイル名によく使われるであろう文字列を判断しています。
 そのためファイル名でない部分がファイル名として認識されたり、逆にファイル名なのにファイル名として認識されなかったりする場合があります。
 例えばC++言語のソースコード等を対象にした場合には、ソースコード中のあらゆる部分がファイル名と誤認されます。
 この機能はそういうあいまいな機能であることを割り切った上で、必要な場合にだけONにしてご利用ください。
 カスタマイズ
 
 
- 特に強調表示1〜4
	
- 
	[ファイルタイプ別の設定]→[デザイン]→[強調表示]で指定された強調表示文字列の色を指定します。
 強調表示の優先順位は、[強調1〜8]、[特に強調1〜4]などの区別で決まります。同じ強調の中でどちらが優先されるかは不定です。
 
 
- 検索文字列の強調
	
- 
	検索ダイアログボックスで[検索文字列の強調]をチェックして検索したときの強調される検索文字列の色を指定します。
 
 
 
- プロパティ
- 
左側の場所一覧の中の選択されている項目に割り当てられている色および文字のスタイルを表します。
 この中を適当にいじることで色やスタイルを変更することができます。
 元に戻したい場合は[リセット/統一 >>.]ボタンを押してください。