単語補完(Ver8.91対応版)
目次ファイルタイプ別の設定その他− 単語補完
単語補完の自動表示
自動表示
 ONにすると、編集エリアで単語補完の候補を自動で表示します。

表示方法
 「リスト」にすると、カーソル位置の入力中の単語の下にリストを表示します。
 リストが表示されているときは、下矢印キーと上矢印キーはリストの選択のために使われます。

 「ツールチップ」にすると、カーソルの右下あたりに、3つまでの候補を表示します。

 「ステータスバー」にすると、ステータスバーの左側に候補が見える範囲で9個まで表示します。
 ステータスバーをファンクションキーと合体させていると表示されません。

 「ツールチップ」または「ステータスバー」にしておくと通常のキー操作に全く弊害が無く候補を表示できます。

詳細
 このボタンを押して出てくる設定はファイルタイプ別の設定ではなく動作環境です。
 単語補完の自動表示の詳細



単語補完の検索対象
現在編集中のテキスト
 現在編集中のテキストを保存しなくてもリアルタイムに検索対象にします。
 優先順位が「カーソルから近い順」になっている場合、カーソルから近い単語は上位に表示されます。

辞書ファイル
 辞書ファイルを指定します。辞書ファイルの種類は、「詳細...」ボタンで指定できます。


詳細
辞書ファイルの種類
 フリーフォーマットか行単位かを指定します。
 辞書ファイルは、Shift-JISである必要があります。
 フリーフォーマットの場合は、専用に辞書ファイルを作成しなくても、大胆に既存のテキストファイルを指定しまうといったことができます。
 行単位の場合は、行単位に単語を記述した辞書を作成してください。
 行単位の場合は、候補が行単位になります。検索自体は行の途中の単語も拾います。
 記号を含むものや、関数のパラメータ付きの一行とかを辞書にしておくと便利かもしれません。

直前の秀丸エディタ
 直前にアクティブだった秀丸エディタの内容をリアルタイムに検索対象にします。
 優先順位が「カーソルから近い順」になっている場合、カーソルから近い単語は上位に表示されます。

強調表示の定義
 強調表示の定義の単語を検索対象にします。
 正規表現で指定されている強調表示などは候補に挙がりません。

tagsファイル
 tagsファイルを検索対象にします。
 tagsファイルの作成をしていて、常に関数の一覧がtagsファイルにあるような場合、これを有効にすると便利です。

クリップボード
 クリップボードの内容を検索対象にします。
 他のアプリケーションの文書で、全選択してコピーしておくだけで、他の文書の単語を候補にするといったような使い方もできます。

クリップボード履歴
 クリップボード履歴を使っている場合、クリップボード履歴の内容を検索対象にします。

ファイル名
 カレントフォルダにあるファイル名を検索対象にします。
 ファイル名は「単語の種類」で自動的に取得される単語に一致するものしか候補に挙がらないので、単語に一致しないようなファイル名の場合は、明示的に範囲選択をしてから単語補完コマンドを実行することで補完してください。
 範囲選択をすれば相対パスやフルパスのファイル名も補完できます。
 リムーバブルドライブやネットワークドライブがカレントフォルダの場合はファイル名の補完は動作しないようになっています。

大/小文字の区別
 例えば、「HIDEMARU」「hidemaru」「hideo」という単語が辞書にあったとして、「hid」と入力した場合の例を以下に示します。

 「区別しない」にすると、入力も候補も区別しなくなります。
 「HIDEMARU」と「hideo」が候補に挙がります。
 または、
 「hidemaru」と「hideo」が候補に挙がるかもしれません。
 候補も区別しないので、「HIDEMARU」と「hidemaru」はどちらが候補に挙がるかは分かりません。

 「候補だけ区別」にすると、入力文字は区別せず、候補は区別して表示します。
 「HIDEMARU」「hidemaru」「hideo」の全部が候補に挙がります。

 「候補も入力も区別」にすると、入力も候補も区別します。
 「hidemaru」「hideo」が候補に挙がります。


優先順位
 「カーソルから近い順」は、検索対象が「現在編集中のテキスト」または「直前の秀丸エディタ」の場合、カーソルから近いものを上位に表示します。
 距離は、行数のみ数えます。行内の桁位置(X位置)は数えません。

 「アルファベット順」はアルファベット順です。

 「長い文字順」は文字数の長い単語が上位に来ます。

 「辞書優先」は辞書が上位に来ます。それ以外はカーソルから近い順になります。

単語の種類
 「一般的な単語」は、半角英字から始まって、数字も含む単語が対象になります。

 「ドットシンタックス」は、class.subclass.item といった感じの . で繋がったものを一塊の単語として扱います。

 「HTML/XML」は、「<html>」とか「</body>」という感じのHTMLタグとして繋がったものも単語として扱います。
 「&amp;」とか、「font-size」といったものも繋がったものとして扱います。

 「カスタム」は、さらに詳細の設定で、単語として含む記号などを追加できます。

単語の途中も検索
 「hidemaru」という単語が辞書にあったとして、「de」と入力しても途中にある文字を拾って候補に挙がります。
 ただしこれを使うと1文字だけで単語補完をしようとすると遅くなります。

候補が1つの場合は自動的に決定
 単語補完コマンドで手動で実行した場合、候補が1つの場合は自動的に決定します。自動表示の場合は関係ありません。


並行処理
 CPUの使い方を並行処理で行います。通常はONのままでいいです。マルチコアCPUなどで高速になるかもしれません。
 というかOFFにする必要はないです。

リアルタイム入力
 リストから項目を選ぶだけですぐに入力された状態にします。


さらに詳細
単語の種類がカスタムのとき
 単語の種類がカスタムのとき、単語として含む記号を追加指定します。
 半角の記号の羅列を記述してください。全角文字はできません。
 例えばHTMLの場合、以下のようにします。
  単語の先頭文字「<&」
  単語の途中の文字「/-」
  単語の終了文字「>;」
 このようにしておくと、</html>や&amp;やfont-sizeといった繋がりを単語として解釈するようになります。

 単語の先頭文字は、何も指定しなくてもアルファベット(a〜z,A〜Z)とアンダーバー(_)は認識します。
 単語の途中の文字は、何も指定しなくてもアルファベット(a〜z,A〜Z)とアンダーバー(_)と数字(0〜9)は認識します。

記号とより多くの単語
 カーソル位置の文字が単語にマッチしない場合、より多くの単語を拾います。

 カーソル位置が記号1文字の場合、記号一文字から検索し、候補を出します。
 例えば、「#」と入力後、単語補完コマンドを実行すると「#include」が候補に出るといった感じです。

 単語の一部の文字と思われる場合、単語の途中文字から始まるものも単語とみなして候補に出します。
 例えば数字は単語の途中の文字ですが、数字が先頭にあっても候補を出すようになります。
 例えば、「0」と入力後、単語補完コマンドを実行すると「0abc」といった、自動表示のときは出なかった単語も候補に出ます。

日本語
 カーソル位置の文字が単語にマッチしない場合、カーソル位置にある日本語を取り込んで検索し、候補を出します。

 例文:秀丸エディタは、秀でたテキストエディタで、愛称は秀丸です。

 「単語・熟語」の場合
 「秀」の後では、「秀丸」が候補に出ます。
 「秀丸」の後では、「秀丸エディタ」が候補に出ます。

 「文」の場合
 「秀」の後では、「秀丸」と「秀でた」が候補に出ます。
 「秀丸」の後では、「秀丸エディタ」と「秀丸です」が候補に出ます。

 「(自動対応)」のものにしておくと、自動表示が有効の場合、自動表示もします。
 「文(自動対応)」にすると、最初の一文字を入力するだけであとは単語補完の連続で文章が作れたりします。
 インパクトがある機能ですが、はたして実用的かどうかは謎です。
 こういうことは、IMEに任せて秀丸エディタの機能は無効にしておくほうがいいかもしれません。

全ての単語
 カーソル位置の文字が単語にマッチしない場合で、かつ上記「記号」「日本語」がONの場合でもマッチしない場合、全ての単語を候補に出します。



単語補完の類似検索
「もしかして」の表示
 類似検索とは、検索文字列と完全には一致してない、「似ている」文字列を探す機能です。例えば「computer」という文字列を検索する時に、「conputer」や「compputer」のように1文字だけスペルミスしている単語を探します。
 単語補完では、候補が1つも見つからなかったときに、類似検索を探して「もしかして:」の候補として表示します。

 検索対象は、単語の途中も検索します。「単語補完の検索対象」の「詳細...」にある「単語の途中も検索」がOFFであっても、類似検索はかまわずに途中にある文字列も探します。

 計算するロジックは、HmJre.dllの類似検索と同様です。さらに詳細はHmJre.dllのヘルプの「類似検索の詳細」を参照してください。
 参照: HmJre.dllのヘルプ
 参照: HmJre.dllのヘルプ

類似度合い
 「類似度合い」は、類似検索で許容する類似度合いをパーセンテージで指定します。例えば66%を指定した場合、3文字に1文字の割合で文字が違っててもヒットさせます。

ミスの上限
 「ミスの上限」は、パーセンテージで計算したミスの数に対して上限を設定します。長い文字列を検索する場合でもミスの数はここで指定した数に限定されます。