Per Monitor DPI対応について(Ver8.91対応版)
目次− Per Monitor DPI対応について
 秀丸エディタV8.73から、Windows10のVersion 1703(Creators Update)(2017年4月の大型アップデート)での「Per Monitor DPI」に対応しています。Per Monitor DPIというのは、パソコンに複数モニタ(ディスプレイ)を接続してる場合で、モニタ毎に画面の文字サイズを個別に指定する機能になります。

 例えばメインのディスプレイの文字サイズを100%(DPI値=96)、サブのモニタの文字サイズを200%(DPI値=192)と指定してる場合で、メインのモニタ上にある秀丸エディタのウィンドウをサブのモニタに移動すると、ドット数的に4倍の大きさに自動でウィンドウサイズを拡大しつつ、アイコンや文字の見た目上のサイズは同じになる(ドット的にはより精細になる)ようなことが実現されています。

 秀丸エディタでのPer Monitor DPI対応が気に入らない場合は、動作環境で従来通りの動作を指示することも出来ます。動作環境の「環境 - 高度な環境」の中の「ウィンドウの拡大縮小(スケーリング)」の所で指示できます。
Per Monitor DPI対応での制限事項
秀丸エディタはPer Monitor DPIに対応していますが、以下の制限があります。
ツールバーのアイコンサイズ
 ツールバーのアイコンサイズは、アイコンモジュールを使わない設定で、かつ、アイコンサイズの設定が「自動」になってる場合に限り、モニタに応じて自動でサイズが変わります。
 アイコンモジュールを指定してる場合やアイコンサイズを「自動」以外にしてる場合は、モニタに応じた拡縮はされません。

モニタ間移動出来ないダイアログボックス
 検索ダイアログボックスなど、一部のダイアログボックスについてDPI値の異なるモニタ間の移動が出来ません。移動しようとしても、無理矢理同一モニタ内に戻されます。(サイズ変更可能なダイアログボックス全般)
 モニタ間移動できた場合でも、中身のレイアウトが多少崩れるケースがあるかもしれません。

メッセージボックス類
 いわゆる「メッセージボックス」の類(はい/いいえのボタンの付いた問い合わせウィンドウ類)は、サブモニタ上でフォントが荒くなったりぼやけたりした状態で出てしまいます。Windowsの方が対応してくれないと直らないと思います。(Windows 10 Version 1703(Creators Update)よりも新しいWindows 10だと直ってるかもしれません)

開くダイアログ
 動作環境のファイルで指定する種類により動作が異なります。
 秀丸ファイラーClassicの場合は、V1.26以上で対応していますが、モニタ間のウィンドウ移動はできません。サブモニタの場合は自動的にVisualStyleが適用された部品になります。
 WindowsVistaタイプの場合は、モニタ移動に対応しています。
 Windows2000タイプ、Windows95タイプの場合は、2つのモニタのDPIの違いが半分(倍)未満の場合は、対応していますが、モニタ間のウィンドウ移動はできません。半分(倍)未満の場合は、スケーリングが行われるようになります。
 Windows 3.1タイプ/旧タイプは対応していません。

VisualStyle
 動作環境のウィンドウで指定する「Visual Style表示」がOFFの場合は、スクロールバーなどの描画が乱れるようです。
 (新しいWindows 10の更新で修正されるかもしれません)

印刷
 印刷コマンドで出てくるウィンドウは、サブモニタ上で、文字が荒くなったりぼやけたりします。他にも秀丸メールから呼び出してる外部のソフトウェア製品でPer Monitor DPI対応されてない物があると、文字が荒くなって出てきたり、ウィンドウサイズや文字サイズがメインのモニタ上でのDPI値相当で出てきてしまうケースがあると思います。

秀丸スペルチェッカー
 秀丸スペルチェッカーはフォントサイズがおかしくなる場合があり、V1.04以降を推奨します。