tagsファイル(Ver9.35対応版)
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動作環境−
その他のコマンド−
タグジャンプ
ここの設定は、
上級者向け設定をONにすると設定できます。
- ダイレクトタグジャンプ
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- tagsファイル
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[ダイレクトタグジャンプ]コマンドで参照するファイル(tagsファイル)を指定します。
一般には「tags」という名前のファイルを指定することになっていますが、例えばすべてのソースファイル共通のtagsファイルを特定のディレクトリにまとめて作っている場合は、それをフルパスで指定すると便利です。
ちなみに秀丸エディタの[ダイレクトタグジャンプ]コマンドでは、tagsファイル内に同じ名前の関数が複数見つかった場合は、どこにジャンプするかユーザ側に質問するようにできています。
複数のファイルを指定することもできます。複数指定する場合は、ファイルをダブルクォーテション("")でくくって、セミコロン(;)で区切ってください。
複数のファイル指定で、フルパスではなく、かつ「上の階層もチェックする」もONの場合は、ファイルの1つ1つについて個別に上の階層をチェックします。
例えば「"tags1";"tags2"」と指定した場合、"tags1"はカレントディレクトリ、"tags2"は親ディレクトリ、あるいはその逆のパターンもありえます。
- 上の階層もチェックする
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tagsファイルを読み込むとき、カレントディレクトリに指定のtagsファイルが見つからなかったときに、親ディレクトリも検索してtagsファイルが無いかをチェックします。
もしあればそのtagsファイルを使用してダイレクトタグジャンプを行います。
V8.92以降では、tagsファイルの中に対象の文字列が見つからないときでも、上の階層をチェックします。
- 関数名のみをジャンプの対象とする
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ダイレクトタグジャンプでtagsファイル内を検索するとき、C言語の関数名と思わしき部分のみをジャンプの対象とするようにします。C言語、Javaを使っている人はチェックしておくといいです。
- 大文字/小文字の区別をする
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ダイレクトタグジャンプで大文字と小文字の区別をするかどうかを決めます。
- 飛び先のダイアログを常に出す
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ダイレクトタグジャンプで飛び先が1つしか見つからない場合でも、飛び先が複数あるときの選択のダイアログと同じものを表示します。
- tagsファイルの自動更新
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ダイレクトタグジャンプで見つかった飛び先ファイルとtagsファイルのファイル更新日時を比較し、もしも飛び先ファイルの方がtagsファイルよりも新しい場合、秀Tagsを呼び出してtagsファイルを更新し、正しい行にジャンプします。
秀Tagsを実行する時の各種パラメータは、対象となるtagsファイルの中身を見て適当に判断されます。ただし、「ルール」については前回の秀Tags起動時のルールがそのまま適用されます。
ダイレクトタグジャンプコマンドを実行した時にtagsファイルが古いと、自動で秀Tagsが実行されて処理が終わるまで待たされる形になります。ファイル数が多かったりハードディスクへのアクセスが遅かったりすると少々時間がかかることがあります。
参照:
「ダイレクトタグジャンプ」コマンド
「tagsファイルの作成」コマンド
秀tags
- タグジャンプ
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- タグジャンプ対象を正規表現指定
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「タグジャンプ」コマンドは基本的に行頭からファイル名が書かれていると判断します。#includeやエラー出力など、自動的な判断がありますが、自動的な判断がされない場合は、行頭にファイル名があるものとしています。
ファイル名が行頭に書かれておらず、自動的な判断もできないようなケースの場合、このオプションをONにして、正規表現でタグジャンプ対象となる場所を記述して、タグジャンプ対象とすることができます。
「行番号部分」は省略可能です。省略している場合は、「ファイル名部分」にマッチする内容以外を削除した一行の内容として振る舞います。
例えば、「■abc.txt(123)■」というテキストに対して、正規表現を「[A-Za-z0-9]+\.txt\([0-9]+\)」として、「abc.txt(123)」にマッチする場合、一行の内容が「abc.txt(123)」と同じものとして解釈され、abc.txtと行番号123となります。
「行番号部分」を省略せずに記述した場合、ファイル名部分と行番号部分を別々にできます。
例えば、「■abc.txt 行=123」というテキストに対して、ファイル名部分は「[A-Za-z0-9]+\.txt」として、ファイル名は「abc.txt」となるようにします。行番号部分は「行=([0-9]+)(?\1)」として、「123」という数字だけにマッチするようにします。