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ツリー表示項目のプロパティ(Ver9.46対応版)
目次ファイルタイプ別の設定アウトライン解析− ツリー表示項目のプロパティ
見出しの定義
どういうルールで行を見出しとして判断するかを定義します。
解析は、同じ行に複数ヒットするものがあっても解析されるのは1つのみで、常に行単位の結果になります。

行頭の文字列
行頭の文字列を見出しとして解釈します。
行頭には空白やタブがあっても解釈してしまいます。空白やタブは含まず完全な行頭としたい場合は[オプション]で[インデント禁止]をチェックしてください。
「n」と書かれた部分は数値として解釈します。
数値は半角数字のみです。全角数字や漢数字を含める場合、種類を[文字列]にして、正規表現をONにし、「第[0-90-9]+章」や「第[一二三四五六七八九十]+章」という感じで定義してください。

行頭の記号
文字を並べて記述して、それらの記号が行頭にあった場合見出しとして解釈します。
行頭には空白やタブがあっても解釈してしまいます。空白やタブは含まず完全な行頭としたい場合は[オプション]で[インデント禁止]をチェックしてください。

文字列
自由に文字列を指定して見出しとして解釈します。行頭になくてもヒットします。
正規表現にした場合、タグを[分類モード時のグループ名]で使うことができます。
正規表現の文字列に「\n」を含む場合、2行までが対象になります。(ヒットするのは1行目のみで、調べる対象が2行分)
参照:正規表現

関数
関数を見出しとして解釈します。
関数の言語は、関数一覧と同じになります。

強調表示
強調表示されている行を見出しとして解釈します。


分類モード時のグループ名
アウトライン解析の方法を[ツリー表示 - 分類]にしているとき、ここで指定される分類名(グループ名)で分類してツリー表示します。
空欄にしたときは、グループ名は「無名グループ」になります。
空欄で、親となる見出しがあるときは、親にグループが指定されているときは親についてきます。

[見出しの定義]で文字列で正規表現にした場合、グループ名にタグを使うことができます。

例:
  • 見出しの定義
    見出しの定義([A-Z0-9]+)::[A-Z0-9]+
    分類モード時のグループ名\1
  • [ツリー表示 - 通常]では以下のようになる場合
    ├GROUP1::NAME1
    ├GROUP2::NAME2
    ├GROUP1::NAME3
    └GROUP2::NAME4
  • [ツリー表示 - 分類]では以下のようになります
    ├GROUP1
    │├GROUP1::NAME1
    │└GROUP1::NAME3
    └GROUP2
     ├GROUP2::NAME2
     └GROUP2::NAME4

表示タグ
分類モードときに、項目に表示される内容をタグで指定できます。
例えば、正規表現で「([A-Z0-9]+)::([A-Z0-9]+)」と指定されている場合、「GROUP1::NAME1」というテキストがヒットします。
[分類モード時のグループ名]に「\1」と指定すると、

 GROUP1
 └GROUP1::NAME1

という感じでツリー表示されますが、さらに[表示タグ]に「\2」を指定すると、

 GROUP1
 └NAME1

というようにツリー表示できるようになります。
右側のオプションの[表示範囲]とも組み合わせて使用できます。

オプション
インデント禁止
これをチェックしておくと、行頭に空白やタブを認めない、完全な行頭のみを見出しとします。
チェックしておかないと、行頭に空白やタブがあっても見出しとして解釈されます。
[行頭の文字列]と[行頭の記号]の場合にのみ指定できます。

インデントの深さでレベルを決める
前の見出しが同じレベルの場合、インデントの深さ(行頭にある空白やタブの多さ)でレベルを決めます。
前の見出しとの比べてインデントが深ければ1つ下のレベルになります。

[ツリー表示の定義]の[レベルの見せ方]が[絶対的]になっていると、この指定をしていても無効になります。

1つ上のツリー定義と同じレベルとして定義
通常、見出しの定義を追加していくと、上から順番に自動的にレベルが割り振られますが、これをチェックしておくと、1つ上の定義と同じレベルとして定義できます。

コメントを無視
カラー表示で[コメント]の色が付いている場合は、見出しとして解釈しないようになります。
[#ifdef等の無効行]の色が付いているブ部分も同様に、見出しとして解釈しないようになります。

文字定数を無視
カラー表示で文字定数の色が付いている場合は、見出しとして解釈しないようになります。

展開状態(旧設定名:展開/折りたたみ状態)
ここでいう展開とは、[アウトライン解析の枠]や[アウトライン解析...]のダイアログ内のツリーの展開状態のことです。
折りたたみ用の余白や[折りたたみ]コマンドによる本文の折りたたみ状態のことではありません。

[標準]の場合は、子があるときは初期状態で展開して、ツリー上の[+]/[-]マークなどで手動で展開/折りたたみができます。
[初期状態でツリーを展開しない](旧設定名:[初期状態でツリーを折りたたみ])にすると、[アウトライン解析の枠]や[アウトライン解析...]のダイアログを初めて表示されるときや、新しく見出しとなる行を書いたときに初期状態でツリーを展開しない状態でツリーを作成します。

[展開したままで固定]にすると、子があるときにツリー上の[+]/[-]マークなどは表示せずに、常に展開された状態となります。

表示範囲
見出しを表示する範囲を決めます。
以下の選択ができます。
  • 自動
  • ヒットした文字以降
  • ヒットした文字より後
  • ヒットした文字のみ
  • 行全体
  • 次の行全体
[次の行全体]以外は、ヒットした1行目のみで解釈されます。(正規表現が2行目にかかっていても)

以下の場合に適用されます。
  • [アウトライン解析の枠]
  • [アウトライン解析...]のダイアログ
  • [見出しバー]

自動的な選択/部分編集の対象
標準ではONです。
チェックされていると、以下の状態に影響があります。
  • [部分編集]コマンドを実行したとき、自動的に部分編集となる範囲の境界となる見出しかどうか
  • [折りたたみ用の余白]で大きな[+]/[-]マークとして表示され、折りたたみの対象となるかどうか
  • [次の見出し] [前の見出し]コマンドでジャンプする対象となるかどうか

見出しバーに表示する対象
標準ではONです。
OFFにすると、見出しバーに表示しないようになります。
区切りの線のようなものを見出しにしている場合にOFFにするといいです。

例:
  • ツリー表示の見た目
    ├===========区切り線=============
    │├[見出し1]
    ││└[小見出しA]
    │└[見出し2]
    └===========区切り線=============
     ├[見出し3]
     └[見出し4]
  • 見出しバーの表示
    区切り線を対象にしている場合
    ===========区切り線============= - [見出し1] - [小見出しA]

    区切り線を対象にしていない場合
    [見出し1] - [小見出しA]

行番号表示
見出しに行番号も表示するようにします。