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ファイルの一部を開く(Ver9.34対応版)
目次コマンドファイル系コマンド− ファイルの一部を開く
[その他]→[動作環境]→[環境]で指定する編集可能な最大行数を超えた巨大なファイルであっても、ファイルの一部だけを読み込んで開くことができます。
ファイルの一部を開くには以下の方法があります。


以下はファイルの一部を開くときに出るダイアログボックスの説明です。
読み込む範囲を指定する
 ここのオプションをONにすると、その下のスライダーバーによって指定されたファイルの一部分だけを開きます。
 ここのオプションをOFFにした場合は、通常通り、ファイル全体を読み込みます。

位置
 ファイルを読み込む位置を、先頭から何バイト目からかを指定します。

サイズ
 ファイルを読み込むサイズを、バイト数で指定します。

行単位に境界を合わせる
 ここのオプションをONにすると、ファイルを読み込む位置が行単位になるように、自動的に読み込み開始位置を微調整します。
 例えば読み込み位置を100と指定しても、1行目が200バイトあった場合は200バイト目から読み込むようにします。

上書き禁止にする
   ファイルの一部を開くモードでファイルを開くようなファイルは、編集して上書き保存することが好ましくないケースがあるようです。
 ここのオプションをONにすると、ファイルを開いた直後から上書き禁止の状態(編集出来ない状態)にしてしまいます。
 ここのオプションをOFFにすると、編集可能な状態になります。
 どちらであっても、後から「上書き禁止」コマンドを実行することで、状態を切り替えることができます。

強調表示を無効にする
 巨大なサイズのファイルを読み込む時、強調表示に時間がかかって秀丸エディタの動作が遅くなる恐れがあります。
 例えば正規表現を使って多数の強調表示指定しているような場合には、ここのオプションをONにして強調表示を一時的に無効にしてやると都合がいい場合があります。

折り返しを最大にする
 ここのオプションをONにすると、ファイルタイプ別の設定に関係なく、一時的に「折り返し桁数=最大」にします。

推定行数(折り返し最大時)
 折り返し文字数が最大の場合の、推定される行数(折り返しを含めた行数)を予測して表示します。
 折り返し文字数が最大でない場合は予測は違うので、「折り返しを最大にする」もONにすることをお勧めします。

 折り返しを含めた行数は、[その他]→[動作環境]→[環境]の「編集可能な最大行数」の設定の影響があります。
 ファイルの一部を読み込んだとしても、「編集可能な最大行数」を超えると、読み込みに失敗します。
 予測は、読込み位置付近にある改行コードの存在の平均などから計算するざっくりとした予測なので、実際に読み込まれる行数とぴったり一致するわけではありません。
 サイズの指定は、「編集可能な最大行数」を超えないように余裕を持って調整してください。