強調表示の応用(Ver9.35対応版)
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強調表示の応用
正規表現での強調表示をうまく使うと、各種のコンピュータ言語のソースコードの編集がとても便利になります。各種の例を挙げて説明します。
- C言語ソースコードの編集
C言語ソースコードを編集するときは、[その他]→[ファイルタイプ別の設定...]→[デザイン]→[強調表示]にある「読込み...」で、C-simple.hilightか、またはC-function.hilightを読み込んでおくと、とても便利です。
この状態で、「強調行の一覧」を実行すると、現在編集中のファイルの関数の一覧が表示されます。ここから検索や移動ができます。
他に、「上の強調行」、「下の強調行」のコマンドで、関数の先頭に次々とカーソルを移動することができます。これもとても便利なので超お勧めです。
- C言語ヘッダファイルでの強調指定
C言語ヘッダファイルでは、「C-header.hilight」を読み込んでおくことをお勧めします。
これを読み込んだだけではstructやclassの型宣言が強調されるだけで、あまりメリットがありません。
そこで、[その他]→[tagsファイルの作成...]で、秀Tagsを起動し、対象ファイルに「*.h;*.c;*.cpp」、ルールを「(自動)」にしてtagsファイルを作成します。
こうしておいて、例えばC言語のソースコードで
struct ABC abc;
のような宣言があった場合、「ABC」の上にカーソルを置いて「ダイレクトタグジャンプ」とすれば、ABCの型宣言をしているヘッダファイルに即移動することができます。
もちろん、C言語の関数へもダイレクトタグジャンプができて、とても便利です。
ただし、この使い方は、汎用性を持たしている構造上、「ABC」を引数をしている関数にもダイレクトタグジャンプの候補として上がってしまうので注意してください。
- その他言語の強調指定
秀丸エディタには標準でリソースファイルとVisualBasic用の強調表示ファイルなどがあります。
対象となる言語に最適な強調表示ファイルがある場合は、それらを使うことで関数一覧を強調表示したり、tagsファイルと組み合わせてダイレクトタグジャンプができるようになります。
適当な強調表示ファイルが無い場合には、一度秀まるおのホームページを見に来てください。秀まるおのホームページの「ライブラリ」の所に適当な強調表示ファイルが登録されているかも知れません。
適当な強調表示ファイルが無い場合には、自分で正規表現をうまく使って関数を強調表示するパターンを作るしか無いです。けっこう試行錯誤が必要かと思いますが、挑戦してみてほしいです。いい強調表示ファイルが出来たら是非秀まるおのホームページにアップしてください。