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パフォーマンス(Ver9.34対応版)
目次動作環境− パフォーマンス
パフォーマンスの上下のつまみを調整して、幾つかの設定をまとめて指定できます。
「詳細...」ボタンで指定しているときは、上下のつまみはグレー状態になります。この場合は、「リセット」ボタンを押すと上下のつまみで調整可能になります。

以下は「詳細...」ボタンを押したときの詳しい値の説明です。
この詳細ダイアログは、[動作環境]→[環境]の「メモリ関係」のところからも呼び出される共通のダイアログになっています。
詳細ダイアログをOKして時点では確定していません。動作環境ダイアログをOKすると確定します。

上限設定
編集可能な最大行数
 秀丸エディタが扱えるファイルの大きさを、行数(ワープロ的・折り返しも一行とする数え方)で指定します。
 この値を大きくすると大きなファイルも扱えるようになりますが、その代わりメモリの消費量が(大きなファイルを編集しない時でも)多少増えます。
 指定の行数から2行引いた行数が最大になります。例えば10万行の場合、99998行が最大で、行番号表示の最大数は「99999」となります。

 この設定は、[動作環境]→[環境]にある設定と同じです。

マクロの変数の上限
 マクロで使う変数サイズの総計の上限を指定します。
 1つの変数のサイズ制限は無く、全体として変数と変数名を管理する領域のサイズの合計です。
 execmacro文でマクロ内からマクロを呼び出した場合はさらに新しくメモリを確保するので、最大で10ネスト(入れ子状態)した場合、上限指定の10倍のメモリが確保される場合があります。

マクロの静的変数の上限
 マクロのsetstaticvariable/getstaticvariableで扱えるメモリの上限を指定します。
 現在の秀丸エディタ用の上限と、複数の秀丸エディタで共有用の上限は同じです。この設定値で、どちらでも同じ値が適用されます。

やり直しバッファサイズ
 やり直しバッファのサイズをキロバイト単位で入力します。メモリに余裕がある場合は大きめの値を指定することをお勧めします。
 秀丸エディタはバッファに入る限り、やり直しコマンドが使えるようになります。

クリップボード履歴の履歴バッファのサイズ
 クリップボード履歴のサイズをキロバイト単位で指定します。最高で10240KB(=10MB)まで指定できます。

クリップボード履歴の個数
 クリップボード履歴の個数の上限を指定します。

パフォーマンス
メモリを使用する最大サイズ
 通常、秀丸エディタはハードディスク上にテンポラリファイルを作成しますが、これをメモリ上に作成することにより動作を向上させることができます。お使いのハードディスクのアクセス速度が速くない場合に効果があります。
 「メモリを使用する最大サイズ」を超えるメモリを使用すると、テンポラリファイルが作成されます。
 メモリが十分に無い場合はこの値を少なくしてください。

テンポラリファイルを利用して再オープンの高速化
 秀丸エディタはファイルを開く時にテンポラリファイルを作成します。このオプションをONにすると、ファイルを閉じた時にもテンポラリファイルを削除しないようにして、次回そのファイルを開く時にテンポラリファイルを利用して一瞬で処理を完了します。
 テンポラリファイルは20個まで記憶されます。

 このオプションを指定すると日常的に使うファイルのオープンが一瞬で終了するようになるので是非ONにすることをお勧めします。

 ただこれが適用されるには色々条件が必要です。
 [ファイル]→[開く]で開くときはエンコードの種類を自動判定ではなく、前回と同じものを明示的に指定する必要があります。
 ヒストリから開くときは[その他]→[動作環境]→[ファイル]→[ヒストリ]で、「ファイルヒストリから開くときは前回のエンコードの種類で開く」をオンにしておく必要があります。
 フロッピーディスク上のファイルやネットワーク上のファイルは対象外となります。
 他のアプリケーションでファイルが書き換えられた場合も対象外となります。

 保存されているテンポラリファイルの消去は、[動作環境]→[プライバシー]より行うことができます。
 または、「テンポラリファイルを利用して再オープンの高速化」をOFFにして動作環境ダイアログをOKすると、自動的に消去されます。

秀丸エディタの瞬間起動
 秀丸エディタを常駐させているとき、さらに秀丸エディタの瞬間起動という機能が使えます。
 瞬間起動とは、その名の通り瞬間的に起動できるという機能で、新規作成するときや、ファイルを開くときに、新しくできる秀丸エディタを瞬間で表示します。
 秀丸エディタの瞬間起動とは

リサイクルする数
 これは、秀丸エディタの瞬間起動をONにしているとき、廃棄した秀丸エディタを再利用する上限の数を指定します。詳しくは秀丸エディタの瞬間起動 を参照してください。
 簡単にいえば、この数値が大きいほど、たくさんの秀丸エディタの起動がみんな高速になります。ただし、メモリをたくさん食うかもしれません。