SimulateKeyStroke関数(TKInfo.dll)(Ver7.22対応版)
 SimulateKeyStroke関数は、キー入力をシミュレートする物で、Shiftキー、Ctrlキー、Altキーとの組み合わせも指定出来るという点で、Bypass_keybd_eventより優れています。
パラメータ1(数値型)
 シミュレートさせたい仮想キーコード(VK_xxxxの値)を指定します。
 winuser.hの中で定義されています。具体的な仮想キーコードについては検索サイトで「Windows 仮想キーコード」で調べると出てくると思います。


パラメータ2(数値型)
 Shiftキーを押さえながらにするかどうか指定します。1を指定すると押さえたまま、0を指定すると押さえてない意味になります。


パラメータ3(数値型)
 Ctrlキーを押さえながらにするかどうか指定します。1を指定すると押さえたまま、0を指定すると押さえてない意味になります。


パラメータ4(数値型)
 Altキーを押さえながらにするかどうか指定します。1を指定すると押さえたまま、0を指定すると押さえてない意味になります。


返り値(数値型)
 返り値に意味はありません。


補足
 SimulateKeyStroke関数は、キー入力のメッセージ(WM_KEYDOWN / WM_KEYUP)をSendMessageを使って直接ウィンドウに送るので、普通にキー入力した時(メッセージキューにPostされる場合)とは動作が多少異なることがあります。例えばキー割り当てによるコマンド実行などはされない可能性が高いです。


例(メール一覧でHome、Shift+Endキーをシミュレートしてすべて選択する)
#n = dllfunc("SelectPane", 1);
#n = dllfunc( "SimulateKeyStroke", 0x24,0,0,0 );
#n = dllfunc( "SimulateKeyStroke", 0x23,1,0,0 );

SimulateKeyStroke2関数(TKInfo.dll)
 SimulateKeyStroke2関数は、SimulateKeyStroke関数の第1パラメータよりも1つ前に、ウィンドウハンドルのパラメータが入ります。それ以外はSimulateKeyStroke関数と同じです。パラメータ1〜パラメータ4が1つずれてパラメータ2〜パラメータ5になります。
例(メール一覧でHome、Shift+Endキーをシミュレートしてすべて選択する)
#wnd = dllfunc("TitleListWnd");
#n = dllfunc( "SimulateKeyStroke2", #wnd, 0x24,0,0,0 );
#n = dllfunc( "SimulateKeyStroke2", #wnd, 0x23,1,0,0 );