DisableDraw/EnableDraw/EnableDraw2関数(TKInfo.dll)(Ver7.22対応版)
 DisableDrawは、秀丸メール本体ウィンドウの描画を全面的に禁止させ、マクロの処理速度を速くします。EnableDrawはDisableDrawした状態を元に戻します。
 EnableDraw2関数は、メール内容枠での表示位置をパラメータで指定できるバージョンのEnableDraw相当関数です。

 秀丸エディタの場合はdisabledrawしてそのままマクロを終了すれば自動的にenabledrawされますが、秀丸メールの場合はそういうことはありません。DisableDrawしたら後で必ずEnableDrawしてください。
 DisableDrawしている最中でも、一部画面が描画されてしまうことがあります。
DisableDraw関数、パラメータ1(数値型)
 フォルダ枠も含めて描画を禁止するかどうかを指定します。1を指定するとフォルダ枠も含めて禁止し、0の場合はフォルダ枠を除外して描画禁止します。
 EnableDrawの場合、パラメータはありません(指定しても無視されます)。


EnableDraw2関数、パラメータ1(数値型)
 関数終了後のメール内容枠での、一番上の行の表示位置を、ワープロ的に計算した行番号で指定します。例えばメールの先頭を表示させたい場合は、-9999のように指定してください。本文の先頭を表示させたい場合は0を指定してください。
 省略すると0が指定された物と見なされます。
 パラメータ1で表示位置を指定しても、その表示位置での画面からカーソルが出てしまう場合には、パラメータしで指定され位置は無視されて、カーソルが画面内に収まるような位置に勝手に補正されます。(秀丸エディタ側の仕様による)


返り値(数値型)
 返り値に意味はありません。


#n = dllfunc("DisableDraw", 0);
#n = dllfunc("EnableDraw2", -9999);
注意事項
 DisableDrawしている最中にSetMailIndex関数などでメールを選択しても、そのメールについては「履歴戻り/進み」コマンドでの履歴の対象とはなりません。ただし、EnableDraw/EnableDraw2した瞬間に選択されていたメールについては履歴の対象となります。

 DisableDrawする直前に選択していたメールがEnableDraw/EnableDraw2した瞬間にも同じく選択されていた場合は、そのメールが履歴に2重に登録されることはありません。(マクロとは関係なく、同じメールが2重連続で履歴に登録されないような処理がなされているため)