GetNextFolder, GetPrevFolder関数(TKInfo.dll)(Ver7.35対応版)
 GetNextFolder関数は、パラメータで指定されたフォルダの下にあるフォルダの名前を返します。GetPrevFolder関数は、上にあるフォルダの名前を返します。
パラメータ1(文字列型)
 対象のメール用のフォルダを含むアカウント名です。""を指定すると現在選択しているアカウントになります。


パラメータ2(文字列型)
 対象のフォルダ名です。例えば受信フォルダの場合は「受信」です。ユーザーが作成したフォルダの場合は、例えば「受信\テスト」のように指定します。マクロの中で固定の文字列で指定する場合は、"受信\\テスト"のように指定します。
 パラメータ1とパラメータ2の両方に""を指定するか、またはパラメータ1、パラメータ2両方ともを省略すると、現在選択しているフォルダという意味になります。
 パラメータ1にアカウント名を指定しつつ、パラメータ2には""を指定した場合はアカウントそのものを指定した意味になります。


返り値(文字列型)
 指定された方向のフォルダの「アカウント名」と「フォルダ名」を「\」記号で区切った文字列を返します。例えば「テストアカウント」というアカウントの「受信」フォルダの場合は、「テストアカウント\受信」という文字列を返します。
 アカウントそのものの場合は、フォルダ名無しでアカウント名のみを返します。
 指定された方向にフォルダが無い場合には、""を返します。
 折りたたまれたフォルダ/アカウントは展開されているつもりで動作します。例えばパラメータで指定されたフォルダが折りたたまれている時に、GetNextFolder関数の返す値は折りたたまれた中の先頭のフォルダです。

 返り値からアカウント名とフォルダ名を分離する方法は、下の例を参照ください。


補足
 例えばアカウントそのものをパラメータで指定してGetPrevFolder関数関数を呼び出すと、1つ上にあるアカウントを展開した時の一番下に位置するフォルダを返します。
 1つ上または1つ下のフォルダがアカウントグループである場合は、それはスキップして、さらに1つ上または1つ下のフォルダ(またはアカウントそのもの)を返します。
 リモートメール一覧をフォルダとして表示する設定になっていると、リモートメール一覧用のフォルダが返り値として返る場合もあります。同様に受信ログや送信ログフォルダが返ることもあります。


$s = dllfuncstr("GetNextFolder", "テストアカウント", "受信\\テスト");
#x = strstr( $s, "\\");
if( #x >= 0 ) {
    $account = leftstr( $s, #x);
    $folder = midstr( $s, #x + 1, 256 );
} else {
    $account = $s;
    $folder = "";
}