NextPrevCustom関数(TKInfo.dll)(Ver7.22対応版)
 NextPrevCustom関数は、秀丸メールの閲覧関係の設定に関係なく、細かいオプション指定で「次のメール/次の未読メール/次の未読ページ/次のマーク」系および「前の××」系コマンドを実行します。
パラメータ1(文字列型)
 次のメール(または前のメール、または上のメールまたは下のメール)の対象を指定します。ここのパラメータも含めて、文字列形式のパラメータは大文字でも小文字でもかまいません。
"" 進行方向の一番近いメール
"Neighbor" "" と同じ
"Unread" 未読メール
"Mark" マークしたメール
"findflag" SetFindPack関数でflag=で指定した条件にマッチするメール(詳細は後述)


パラメータ2(文字列型)
 進行方向を指定します。
"down" 下方向
"up" 上方向
"next" メール一覧のソート方法が逆順(▲)の場合は上方向、そうでない場合は下方向。ただし、フォルダをまたがる場合のフォルダの方向は下。
"prev" メール一覧のソート方法が逆順(▲)の場合は下方向、そうでない場合は上方向。ただし、フォルダをまたがる場合のフォルダの方向は上。


パラメータ3(文字列型)
 ページ単位で移動するか、またはメール単位かを指定します。
"" メール単位
"Mail" メール単位
"Page" ページ単位。進行方向が"down"または"next"なら次ページ、そうでなければ前ページ。


パラメータ4(文字列型)
 フォルダのまたがり方についてのオプションを指定します。
"" 何もしない(フォルダをまたがらない)
"Roll" フォルダ内を一周する
"Over" フォルダをまたがる
"Query" 進行方向の問い合わせメッセージを出す
"Super" 未読があればフォルダ内を一周、無ければフォルダをまたがる。ただし、一周できない場合は常にフォルダをまたがる。
"RollAccount" フォルダをまたがりつつ、アカウント内を一周する
"RollAll" フォルダをまたがりつつ、全アカウントを一周する
"RollFolderAccount" フォルダ内を一周しつつ、アカウント内を一周する
"RollFolderAll" フォルダ内を一周しつつ、全アカウントを一周する


パラメータ5(数値型)
 パラメータ1に"findflag"を指定してる場合でフォルダをまたがって検索する時に、ゴミ箱フォルダを対象外にするかどうか指定します。0を指定するとゴミ箱フォルダも含めて検索し、1を指定するとゴミ箱フォルダを除外します。
 パラメータ5を省略すると、0が指定されたことと見なされます。


パラメータ1に"findflag"を指定した場合の動作について
 パラメータ1に"findflag"を指定した場合、SetFindPack関数でセットされる検索条件のフラグ指定にマッチするメールを探す動作となります。具体的には、SetFindPack関数で"flag=XXXX"のような指定をして、それにマッチするメールを探すことになります。
 "findflag"を指定する場合は、直前にSetFindPack関数を呼び出して、検索したいメールのフラグを指定してください。flag=以外の指定については無視されます。
#n = dllfunc("SetFindPack", "flag=mark");
#n = dllfunc("NextPrevCustom", "findflag", "down", "", "Over", 1);


返り値(数値型)
 何らかのメールを選択できた場合は1、失敗した場合は0を返します(NextUnreadCustom等と違って、値を返します)。
 また、V2.20より、同一メール内でページが進んだだけの場合に1を返すように修正しました(V2.19以下ではページが進んだだけの場合に0を返します)。


#n = dllfunc( "NextPrevCustom", "unread", "next", "mail", "over");