Bypass_MessageBox, Bypass_MessageBoxW関数(TKInfo.dll)(Ver7.22対応版)
 Bypass_MessageBox関数は、WindowsのMessageBox関数をそのまま呼び出します。MessageBox関数のプロトタイプ(関数の型宣言)は、
int MessageBox( HWND hwnd, LPCSTR pszText, LPCSTR pszCaption, UINT uType );
 となっていて、4つのパラメータ付きで呼び出される形になります。

 Bypass_MessageBoxW関数は、Bypass_MesageBox関数のユニコード版で、dllfuncw関数を使って呼び出す形になります。
パラメータ1(数値型)
 メッセージボックスのオーナーウィンドウのハンドルです。通常、hidemaruhandle(0)を指定すればいいです。


パラメータ2(文字列型)
 メッセージボックスの中に表示する内容です。


パラメータ3(文字列型)
 メッセージボックスのウィンドウタイトルです。ここは文字列型ですが、数値の「0」を指定すると「エラー」と表示されます。


パラメータ4(数値型)
 メッセージボックスのタイプを指定する数値を指定します。ここは「アイコンの種類」と「ボタンの種類」と「デフォルトのボタンの指定」と「その他の指定」の組み合わせ(足し算した値)を指定することになっています。

アイコンの種類と値は以下の通りです。
エラーのアイコン 0x10
質問のアイコン 0x20
警告のアイコン 0x30
情報のアイコン 0x40
 


ボタンの種類と値は以下の通りです。
OKボタンのみ 0
OK + キャンセル 1
中断、再試行、無視 2
はい、いいえ、キャンセル 3
はい、いいえ 4
再試行、キャンセル 5


デフォルトのボタン指定は以下の通りです。
1つ目のボタン 0
2つ目のボタン 0x100
3つ目のボタン 0x200


その他指定は以下の通りです。
ウィンドウを最前面に出す 0x1000
ウィンドウをフォアグラウンドにする 0x10000


返り値(数値型)
 押されたボタンの種類です。
1 OKボタン
2 キャンセルボタン
3 中止ボタン
4 再試行ボタン
5 無視ボタン
6 はい
7 いいえ


備考
 詳しくはWindows APIのMessageBox関数の説明を参照ください。
 メッセージボックスを出したままマクロの実行を継続したい場合は、ShowNotifyWnd関数を使うのが便利です。
 SetWindowMoveHook/ReleaseWindowMoveHook関数を使うと、メッセージボックスのウィンドウ位置を指定することが出来ます。